Netflix『FUBAR』シュワルツェネッガー製作総指揮、笑いとアクション満載のシーズン2

Netflix『FUBAR』シュワルツェネッガー製作総指揮、笑いとアクション満載のシーズン2

Netflixのオリジナルドラマシリーズ『FUBAR』のシーズン2が2025年6月12日から配信を開始。アーノルド・シュワルツェネッガーが主演と製作総指揮を兼ねる本作は、シーズン1からさらにスケールアップし、ハードなアクションから親子愛まで、さまざまな要素を内包した見応えたっぷりの作品となっています。今回はシュワルツェネッガー演じるCIA工作員、ルーク・ブルンナーをはじめとした個性豊かな登場人物や、注目しておきたいポイントを紹介。シーズン1をおさらいしたうえで、ぜひ、怒涛の展開が満載なシーズン2を楽しんでください。

『FUBAR シーズン2』あらすじ

『FUBAR シーズン2』あらすじ

CIAのベテラン工作員であるルーク・ブルンナー(アーノルド・シュワルツェネッガー)と彼のチームは、元妻であるタミー(ファビアナ・ウーデニオ)と、その恋人・ドニーの結婚式に出席した際、武器商人・ボロの襲撃を受ける。激しい銃撃戦の後、ボロ一味の殲滅に成功するが、流出した情報が他の悪党を引き寄せてしまい、ルークのチームとタミー、ドニー、娘のエマ(モニカ・バルバロ)の元婚約者であるカーターは一転、追われる身に。

CIAの用意した隠れ家で数カ月に及ぶ共同生活を送っていたある日、ルークがCIAの支局長であるドットに呼び出され、新たな脅威が世界に忍び寄っていることを知る。虚無主義のテロリスト、ダンテ・クレスによる企みを阻止すべく作戦を開始したルークたち。敵勢力にかつての恋人で東ドイツのスパイだったグレタ・ネルソ(キャリー=アン・モス)がいることを知り、事態は混迷を極めていく。

『FUBAR シーズン2』の登場人物・キャスト

ルーク・ブルンナー(アーノルド・シュワルツェネッガー)

ルーク・ブルンナー(アーノルド・シュワルツェネッガー)

数々の秘密任務で功績を上げてきたCIAのベテラン工作員。退職を間近に控えていたが、ある作戦で武器商人のアジトに潜入した際、娘のエマも工作員として潜伏していたことに衝撃を受け、以降は行動を共にする。チームリーダーとしてエマ、ルー、アルドン、バリーらを率い、シーズン2では人類のリセットを目論むテロリスト、ダンテ・クレスの脅威に立ち向かう。表向きはスポーツジムの経営者を名乗っており、家族にもCIAの仕事については秘密にしていた。妻のタリーとは生活のすれ違いにより15年前に離婚するが、紆余曲折を経て復縁を果たす。

ルーク役のアーノルド・シュワルツェネッガーは、言わずと知れたアメリカを代表するアクション俳優。『ターミネーター』シリーズをはじめ、『コマンドー』『プレデター』『トータル・リコール』など、数多くの名作を世に放ち、日本でも高い人気を誇っています。なお、ルークのオーストリア出身という設定は、シュワルツェネッガー自身の経歴に由来するもの。

エマ・ブルンナー(モニカ・バルバロ)

エマ・ブルンナー(モニカ・バルバロ)

ルークの娘でCIAの若手工作員。ルークの前では長年、理想の娘としてふるまってきたが、武器商人のアジトへの潜入で対面したことにより工作員であることがバレてしまう。以後は行動を共にし、親子、そしてチームメンバーとしてパートナーシップを確立させていく。婚約者であるカーターとは破局後も付かず離れずの関係で、CIAの同僚であるアルドンにも一時的に恋愛感情を持たれていたことがある。シーズン2ではグレタの右腕であるチップスから猛烈な好意を寄せられる。

エマ役のモニカ・バルバロは、2013年に俳優デビュー。映画『トップガン マーヴェリック』や『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』での演技が高い評価を受け、活躍の場を広げています。Netflixでは、オリジナルドラマ『THE GOOD COP / グッド・コップ』にも刑事役で出演しています。

グレタ・ネルソ(キャリー=アン・モス)

グレタ・ネルソ(キャリー=アン・モス)

ルークのかつての恋人で、1980年代には東ドイツのスパイとして活躍。しかし、冷戦終結後は身の危険を感じ、自らの死を偽装して地下へと潜る。その存在を察知したダンテ・クレスからテロの実現に協力するよう要請され、数十年ぶりに姿を現す。クレスの野望を止めようとするルークの前に立ちはだかり、様々な手段で作戦を妨害する。

グレタ役のキャリー=アン・モスは、映画『マトリックス』シリーズでブレイク。テレビドラマでの活躍も目覚ましく、マーベルの『ジェシカ・ジョーンズ』『アイアン・フィスト』の他、2024年には『スター・ウォーズ』のスピンオフ『スター・ウォーズ:アコライト』にも出演しています。

セオドア・チップス(ガイ・バーネット)

セオドア・チップス(ガイ・バーネット)

グレタの部下で、かつては父親と共にイギリスの諜報機関であるMI6に所属していた。政治家のスキャンダルをもみ消すための作戦で父が死亡したことに絶望し、以後はグレタのもとで交渉や暗殺の任務を請け負っている。支離滅裂なトークで翻弄し、相手の調子を狂わせることが得意。作戦中に出会ったエマに一目惚れし、執拗に付け回している。

チップス役のガイ・バーネットはイギリス出身の俳優で、2002年にデビュー。テレビドラマ、映画で着実にキャリアを築き、近年では『ジェイコブス・ラダー』『殺し屋』『オッペンハイマー』など、話題作で存在感を発揮しています。

バリー(ミラン・カーター)

バリー(ミラン・カーター)

CIAの工作員で、ルークのチームメイト。孤児として辛い少年時代を送り、20歳でCIAに入局。ルークのチームに配属されてからは家族同様の親密な関係となり、エマからも「バリー叔父さん」と慕われている。アニメやコミックが好きで、自宅にはフィギュアをはじめとしたコレクションを大量に所蔵している。主に索敵やデータ分析を担当しているが、作戦によっては危険な潜入に(ほぼ強制的に)身を投じることもある。NSA(アメリカ合衆国の国家安全保障局)から派遣されたティナに一目惚れし、恋人となる。

バリー役のミラン・カーターはショービジネスの世界でキャリアを積み、2017年に俳優としてデビュー。2019年にはエディ・マーフィー主演の映画『ルディ・レイ・ムーア』に出演しています。

ルー(フォーチュン・ファイムスター)

ルー(フォーチュン・ファイムスター)

CIAの工作員で、ルークのチームメイト。射撃を得意としており度胸も座っているが、無茶が過ぎて危機を招くことも。計算にも長け、急な判断を迫られる場面では、その能力で作戦を成功に導くことが多い。当初はエマと対立していたが、実力を認めたことで打ち解ける。親友であるアルドンやバリーには、悪態をつきながらも何かと世話を焼いている。ドットが銃弾に倒れたことにより、ルークから次のCIA支局長に推薦されている。

ルー役のフォーチュン・ファイムスターは、コメディアンやタレントとしてキャリアを重ね、2013年からテレビ・映画で俳優としての活動を開始。Netflix映画『YESデー ~ダメって言っちゃダメな日~』に出演しています。

アルドン(トラヴィス・ヴァン・ウィンクル)

アルドン(トラヴィス・ヴァン・ウィンクル)

CIAの工作員で、ルークのチームメイト。容姿端麗かつ屈強な肉体を持っていることから、作戦では格闘戦から色仕掛けまで多岐に渡る活躍を見せる。任務の中で関係を持った女性たちには愛情を感じなかったが、チームメイトであるエマには知らず知らずのうちに惹かれ、恋愛感情を抱くようになる。その思いが叶うことはなかったが、シーズン2では作戦中に出会った子豚をペットとして飼育することになり、周囲も驚くほどの親バカぶりを見せている。

アルドン役のトラヴィス・ヴァン・ウィンクルは2004年にテレビのコメディドラマで俳優デビュー。2009年の映画『13日の金曜日』や『YOU -君がすべて-』などへの出演で知られています。

・関連記事:Netflix『YOU -君がすべて-』シーズン5、猟奇的な欲と新たな恋に溺れるジョーの結末はいかに

タリー・ブルンナー(ファビアナ・ウーデニオ)

タリー・ブルンナー(ファビアナ・ウーデニオ)

ルークの前妻。度重なる出張(実際は海外での作戦任務)で家庭を顧みないルークに愛想をつかし、離婚後は女手一つでエマと長男のオスカーを育てる。新しい恋人であるドニーとの結婚を控えていたが、悪党の襲撃など、さまざまな危機から救われたことでルークとの間に愛情が復活。元夫と娘がCIAの工作員と知ってからは、2人の身を案じながらも献身的にサポートしている。

タリー役のファビアナ・ウーデニオは、イタリアで俳優としてデビューした後、映画『ロボコップ2』や『オースティン・パワーズ』への出演でキャリアを築いてきました。『溺れる女たち ~ミストレス~』など、テレビドラマへの出演も数多く見られます。

ティナ(アパルナ・ブリエル)

ティナ(アパルナ・ブリエル)

NSA(アメリカの国家安全保障局)から派遣されてルークのチームに合流。バリーと共にデータ分析を担当する。バリーから一目惚れされ恋人同士となるが、シーズン2では彼が隠れ家での生活を余儀なくされたことで離れ離れに。一方で不穏な動きを見せはじめ、ルークのチームメイトやCIA局員から警戒されている。

ティナ役のアパルナ・ブリエルは2014年にテレビドラマで本格的な俳優デビューを果たし、2019年には映画『ジェイ&サイレント・ボブ リブートを阻止せよ!』に出演。Netflixでは2022年のオリジナルドラマ『ゴーストギャル』で主要キャストの1人であるライリーを演じています。

『FUBAR シーズン2』の見どころ

迫力満載のアクション、緊張感たっぷりなスパイ同士のかけひきに注目

『FUBAR シーズン2』の見どころ

『FUBAR』の魅力は、なんといっても次々と繰り出される痛快なアクション。軍隊で使用されるスラングで、「Fucked up beyond all recognition」=「どうしようもないほどにめちゃくちゃ」という語源が示す通り、劇中では、銃撃戦から格闘、爆破まで、これでもかというほどの壮絶な戦いが繰り広げられます。

シーズン1では、エマが走る特急列車の屋根に登って暴走を阻止するという見せ場がありましたが、シーズン2でも第1話からルークが発電所内の爆破被害を防ぐために排水管に潜って湖に放出するなど、体を張った活躍に目を奪われます。本作でのシュワルツェネッガーは円熟味を帯びたアクションに比重を置き、ベテラン工作員としての貫禄を表現していますが、70代とは思えない鮮やかな動きにアクションスターとしての矜持を感じさせます。

また、敵の裏をかくスパイ同士の攻防戦にも注目。シーズン2では、ルークを陥落させようと目論むグレタ、エマとのデートのために近寄ってくるチップス、それに付き合って情報を引き出そうとするエマ、内通者の存在を疑うCIA支局……など、それぞれの思惑を交錯させながら物語が深みを帯びていきます。第3話でのエマとチップスのダンスシーンは、緊張感に満ち溢れる前半の大きな見どころとなっています。

恋人、家族、敵対勢力……変わりゆく人間関係がドラマを盛り上げる

恋人、家族、敵対勢力……変わりゆく人間関係がドラマを盛り上げる

ジャンルはスパイアクションにカテゴライズされる『FUBAR』ですが、会話劇としても見どころ満載です。登場人物たちの関係性は会話によって多様に変化し、特に物語の中心となるルークとエマは、シーズン1での対立を経て、親子、上司・部下としてのパートナーシップを強固にさせていくという展開に胸が熱くなります。グレタとの関係も、お互いに認め合っているからこそ、ただの敵対関係ではなく、複雑な感情が渦巻いていることが伺えます。ルークと元妻・タリーの関係も、いったんは修復されますが、衝突が絶えず、視聴者をハラハラとさせます。また、作中随一の色男であるアルドンは、エマへの恋愛感情が一区切り着いたことで、かつてのギラつきがなりを潜めますが、作戦中に出会った子豚に心を奪われ飼育することに。思わぬ形で父性に目覚め、これまで見せたことのない、いきいきとした表情にギャップ萌えを禁じえません。敵でありながらどこか憎めないチップスの振る舞いも、いつの間にか感情移入してしまう不思議な魅力を漂わせています。

シニカルからブラックユーモアまで、容赦ないギャグの連発

シニカルからブラックユーモアまで、容赦ないギャグの連発

アクション俳優として不動の地位を確立しているシュワルツェネッガーですが、『ジュニア』『キンダーガートンコップ』など、コメディでの活躍も目覚ましいことはファンならおなじみのところ。製作総指揮を担当している本作でも笑いに対してこだわったであろうことは想像に難(かた)くありません。怒涛(どとう)のように繰り広げられる会話の中には拾いきれないほどのギャグが散りばめられ、シーズン2では、のっけから「I’ll be back!」という、『ターミネーター2』のセリフも飛び出してきます。ルークのチームではバリーがたびたび悲惨な目にあってコメディリリーフの役割を果たしていますが、シーズン2では、隠れ家で共同生活を送るエマの元婚約者のカーター、タリーと結婚寸前だったドニーも加わり、さらなるドタバタ劇を繰り広げます。争いとは無縁な一般市民だったカーターとドニーの巻き込まれ具合は、気の毒ながらも思わず笑ってしまうおかしさがあります。

まとめ

シーズン1と2で現在、16話が配信中の『FUBAR』。痛快なアクションを楽しみながら、親子の愛でほろっとさせるなど、まさにシュワルツェネッガーのキャリアを凝縮したような作品となっています。作戦のためならどんな無茶も実行してしまうルークたちの活躍は、まさに「どうしようもないほどにめちゃくちゃ」ですが、その混沌ぶりによって視聴後はスカッとした爽快感を味わえることでしょう。アクション映画ファンはもちろん、豪快に笑って楽しめる作品を探している人にも、ぜひ、おすすめしたい作品となっています。

Netflixシリーズ『FUBAR』シーズン2独占配信中!


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