キム・ダミが主演、パク・ヘスが共演する映画『大洪水』が、2025年12月19日よりNetflixで独占配信されました。本作は、『テロ、ライブ』『PMC:ザ・バンカー』などで知られるキム・ビョンウ監督が、未曾有の大洪水により地球滅亡の危機に瀕した人々の葛藤を映し出すSFパニック映画です。
「第30回釜山国際映画祭」にてワールドプレミア上映され、予想を裏切る展開で観客を驚かせた本作の見どころを紹介します。
※本記事はNetflix映画『大洪水』の一部ネタバレを含みます。
目次
Netflix映画『大洪水』あらすじ

人工知能研究員のアンナは、息子ジャインの声で目を覚ます。家の中でゴーグルを着け、泳ぎに行こうとまだ眠そうなアンナに訴えるジャイン。それはいつもと変わらない一日の始まり……の、はずだった。
記録的な洪水により、あっという間にマンションの1階〜2階までが冠水。アンナたちが暮らす3階の部屋にも水が押し寄せてくる。
すぐに荷物をまとめ、ジャインを背に避難を開始したアンナ。しかし、パニックになった住民たちによって行く手を阻まれる。そんな親子の救助に、謎の男ヒジョが動き出すのだった。
『大洪水』登場人物
アンナ(キム・ダミ)

人工知能研究員。過去のある事故をきっかけに夫を失い、息子ジャインを一人で育てている。
アンナを演じるキム・ダミは高校時代から演技を学び始め、大学在学中に『マリオネット 私が殺された日』でスクリーンデビューを飾りました。魔女のような特殊能力を持つ少女を演じた『The Witch/魔女』では国内映画賞で新人賞を総なめし、“怪物新人”として話題に。Netflixシリーズ『梨泰院クラス』ではヒロインの一人、イソ役で圧倒的な存在感を放ち、世界的ブレイクを果たしました。
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ヒジョ(パク・ヘス)

アンナが働く人工知能研究所の人材保安課に所属。会社の命令でアンナとジャインの救出に向かう。
演じるパク・ヘスは舞台で経験を積んだのち、映像の世界に進出。2017年にはドラマ『刑務所のルールブック』で主人公役に抜擢され、2021年にNetflix最大のヒット作、Netflixシリーズ『イカゲーム』“218番”ことサンウ役で一躍ブレイクを果たしました。他にもNetflixシリーズ『ナルコの神』、Netflixシリーズ『ペーパー・ハウス・コリア』など、Netflix作品で存在感を発揮しており、”ネトフリ公務員”という異名も。
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キム・ビョンウ監督の緊迫感に溢れた演出が光る『大洪水』

Netflixシリーズ『梨泰院クラス』で一躍人気俳優の仲間入りを果たしたキム・ダミと、Netflixシリーズ『イカゲーム』でその名を世界に轟かせたパク・ヘス。Netflix作品を支えてきた2人が共演を果たしたNetflix映画『大洪水』は、“地球最後の日”がテーマとなっています。
南極に小惑星が衝突。溶けた氷が海水に混ざって北上し、日本の半分を水没させて韓国にまで押し寄せてきます。舞台となるのは30階建ての巨大マンション。そこに住むアンナは息子のジャインを背負って避難を試みますが、パニックに陥った住民たちによって廊下や階段が塞がれてしまいます。それでも冷静に非常階段で上へと登っていくアンナですが、ジャインがトイレに行きたがったり、持病の発作を起こしたりと次々にトラブルが。その間にもどんどん水位は上昇し、焦りが募っていきます。
キム・ビョンウ監督の手に汗握るスリリングな演出の力が遺憾無く発揮された『大洪水』。ビョンウ監督は、元人気キャスターがラジオ番組の生放送中に爆破を予告するテロリストとの交渉に挑む姿を描く『テロ、ライブ』や、CIAからの極秘ミッション中に要塞に閉じ込められた傭兵たちの脱出劇を描いた『PMC:ザ・バンカー』 などを手がけて話題になりました。『大洪水』もタイトルが示す通り、容赦なく押し寄せる水の脅威や突如襲いかかる津波が強烈な緊張を生み出し、アンナを演じるキム・ダミの緊迫感ある演技も相まって、存分にスリルを味わえる作品に仕上がっています。
人類滅亡の危機に瀕したアンナに課せられた壮大な任務

そんなアンナを助けにやってきたのが、パク・ヘス演じるヒジョです。ヒジョは会社の命令で親子を迎えにいき、シェルター行きのヘリが待つ屋上へと2人を誘導していきます。ここで、多くの人は「なぜアンナたちが優先的に救助されるのか」と疑問に思うことでしょう。
(以下、本作の重要なネタバレを含むため、ご注意ください)。
実は、アンナは優秀な研究員で人工知能の開発に携わっていました。すでに人間と同じ知能と生殖機能を持った体を作り出すことに成功しており、あとは感情だけという状態。アンナは感情エンジンの開発に成功し、テスト段階にありました。そんな中で今回の出来事が起ったため、このままでは全人類が滅亡しかねません。そこで研究所は感情エンジンの作り方を知っているアンナを保護し、新人類を作ることにしたのです。
加えて、ジャインは感情エンジンを搭載したテスト体でした。感情エンジンを本当の意味で完成させるのは、ジャインの中に蓄積されたデータが必要です。屋上に到着したのち、ジャインは研究所の人間によって速やかに回収され、脳内に埋め込まれた感情エンジンだけが摘出されます。もともと、ジャインの回収は決定しており、アンナは自分の本当の子どもではないと割り切って同意していました。しかし、いつの間にかジャインへの愛情が芽生えていたアンナの悲痛な叫びに胸が痛みます。
予想を上回る壮大なストーリーが示したかったこととは?

ジャインと別れた後、ロケットで宇宙の彼方にある仮設研究所へと向かうアンナ。間もなく小惑星の破片と衝突し、意識を失います。次に目を覚ますと、大洪水が起きた日の朝に戻っていました。アンナは同じように避難を試みますが、途中でジャインがいなくなることに。記憶が混在する中アンナは人類滅亡を阻止するためにジャイン探しを邪魔してくる研究所の人間と死闘を繰り広げます。
パニック映画と思っていたら、SFやアクション、ミステリーなど色んな要素が絡み合い、後半になるにつれ映画タイトルからは想像もつかない壮大なストーリーへと展開していくNetflix映画『大洪水』。観た人の中でも解釈が分かれそうですが、主演のキム・ダミは舞台挨拶で「この作品を一言で表現すれば“愛”です。映画を通じて愛という感情についてもう一度考えてみてください」と語っています。自分に与えられた任務と、愛する息子のどちらを選ぶかという選択を突きつけられたアンナの姿を通して、本作は人類滅亡の危機に瀕しても変わらない人間の本質を描きたかったのではないでしょうか。キム・ダミは壮大なストーリーのなかで、ある種素朴な“母性”を体現し、観る人の心を揺さぶってきます。
まとめ

キム・ダミ主演のNetflixオリジナル映画『大洪水』の見どころを解説しました。本作はただのSFパニック映画ではなく、後半になるにつれ、多くの人の予想を良い意味で大きく裏切っていきます。そこから何を感じるかは人それぞれ。観た後は必ず誰かと語りたくなる作品です。
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