「スタースカウト総選挙」や「ミス龍谷大学」でのグランプリを経て、ファッションショーやCM、メディア出演などマルチに活躍するモデルの秋山未有さん。普段からNetflixで映画やドラマをよく観ているという秋山さんが推薦してくれたのはNetflix映画『木曜殺人クラブ』。「『木曜殺人クラブ』は“Netflix迷子”の人にこそオススメです!」と、秋山さんが語る理由とは?
※本記事はNetflixシリーズ『木曜殺人クラブ』の一部ネタバレを含みます。
Netflix映画『木曜殺人クラブ』とは

Netflix映画『木曜殺人クラブ』は、全世界で発行部数1,500万部を超える同名小説を映画化したコメディタッチのサスペンスミステリーです。
舞台は、イギリスにある高級高齢者施設「クーパーズ・チェイス」。そこではさまざまなキャリアを歩んできた高齢者が穏やかに暮らしています。クーパーズ・チェイスには多くのクラブ活動があり、その中の1つが過去の未解決事件の推理を楽しむ「木曜殺人クラブ」。ある日、クーパーズ・チェイスの共同オーナーで、施設の存続を訴えていたトニーが何者かに殺害されてしまいます。施設を存続させるため、「木曜殺人クラブ」のメンバー4人は長年培ってきた知恵と経験で真相に迫りますが……。
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ご老人探偵団!? 楽しく謎解くミステリー
――『木曜殺人クラブ』はどんな作品なんでしょう。

高級高齢者施設のクーパーズ・チェイスで暮らす4人のおじいちゃん・おばあちゃんが殺人事件の捜査で奮闘するコメディサスペンスです。『木曜殺人クラブ』とは特殊な経歴を持つ4人のメンバーが、クーパーズ・チェイスのクラブ活動の一環として結成。クラブ活動は毎週木曜日に行われていて、過去の未解決事件の謎解きをレクリエーションとして楽しんでいます。
ただクーパーズ・チェイスは経営難で、共同オーナーの二人は施設の売却と存続で対立。そんな最中に存続を訴えていたオーナーが謎の死を遂げ、施設は売却の方向に傾いてしまいます。「木曜殺人クラブ」の4人は施設を守るために、力を合わせて事件を解明していく物語なんです。
――「木曜殺人クラブ」はどんなメンバーなんですか?

メンバーそれぞれが何らかの元プロフェッショナル。例えば、名優ヘレン・ミランさんが演じるエリザベスは、明らかにただ者じゃない(笑)。頭の回転が速かったり、語学が堪能だったり、いろんな機関にツテがあったり。カッコいい女性の要素が詰まっている「木曜殺人クラブ」のリーダー的存在です。特別な組織にいたことを匂わせていて、映画好きとしてはエリザベスのバックボーンに一番驚くかもしれません!
その他、労働組合の元リーダーで頭もキレる肉体派のロン、軍人専門の精神科医だった頭脳派のイブラヒム、「木曜殺人クラブ」の新メンバーで元看護師のジョイス。それぞれの知恵と経験を結集させて事件を推理していくところが痛快で面白いですね。
――特に注目のメンバーはいますか?
エリザベスはとにかく冷静沈着で、洞察力や交渉術などが並外れています。捜査の途中から女性警察官のドナ巡査と協力することになるんですが、ドナを巻き込んだのもエリザベスがきっかけ。ドナの意思をすぐに見抜き、良き理解者になりながら味方に引き込みます。このシーンを観るだけでも、エリザベスがどれだけ多くの駆け引きを経験してきたのかがイメージできます。
――サスペンス部分にも引き込まれますが、コメディ作品としてはいかがでしょうか?

おじいちゃん・おばあちゃんって若い人への過度なおもてなしとか、ちょっとおせっかいな部分がありますよね(笑)。例えば「木曜殺人クラブ」のジョイスはケーキづくりが趣味で、1回で大量のケーキをつくります。それを怪しげな人にお酒たっぷりのケーキを配って食べさせて、相手を運転できなくさせるんです。自分たちが老人であることを逆手に取った狡猾な手口は観ていて痛快です!
あと、高齢者施設が舞台なので、ちょっと難しい内容の会話をしている時にご老人が乗る電動カートが横切るシーンも(笑)。クスっと笑えるシーンが散りばめられているのも必見です!
――作品名とは対照的ですね。

Netflixで何か観ようと作品を探している時、『木曜殺人クラブ』というインパクトのあるタイトルと、暗めのトーンに「殺人」だけが赤文字で浮かび上がるキーアートが目に飛び込んできて! キーアートの4人のご老人が凶悪な殺人鬼なんじゃないかと思って、恐る恐る観始めました(笑)。
でもよくよく調べてみると、この作品の監督はクリス・コロンバスさんで。『ホーム・アローン』や『ハリー・ポッターと賢者の石』といったキッズ向けのコメディ映画を手がけてきた監督だけあって、全世代の人が気兼ねなく楽しめる内容になっています。なぜ『木曜殺人クラブ』という重たいタイトルをつけたのかは不思議ですが、その引きの強さや内容とのギャップが狙いだったのかもしれませんね(笑)。
倫理観がおかしい!? 「木曜殺人クラブ」へようこそ
――改めて『木曜殺人クラブ』の魅力を教えてください。
「木曜殺人クラブ」のメンバーとも交流があるクーパーズ・チェイスのオーナーが殺されてしまうので、4人に悲壮感や復讐心が芽生えるのかと思いきや、明らかに事件の捜査を楽しんでいるんです(笑)。そんなに重くなり過ぎず、軽快に観られるところが作品の魅力ですね。
――メンバーが事件を楽しんでいる様子が分かる象徴的なシーンは?

私の一番のお気に入りでもあるんですが、ジョイスがクーパーズ・チェイスのオーナーが殺されたという第一報を聞いた時のシーンです。部屋のラジオでオーナーのトニーが殺されたというニュースを耳にして寂しそうな顔をしたのも束の間、「これは私たちの出番よ!」と言わんばかりにイキイキし始めて、他のメンバーの部屋のドアをノックしに回るんです(笑)。イキイキとしたジョイスの不謹慎さが面白くて、作品の世界観に一気に引き込まれましたね。
――他に、印象に残った仕掛けやポイントはありますか?
リアル脱出ゲームやリアル謎解きゲームのようなハラハラドキドキ感も好きなんですが、今のサスペンス映画は観る人の予想を裏切らせることに重きを置き過ぎている印象で、ちょっとオーバーに感じることもあります。でも『木曜殺人クラブ』はアップで映し出された写真にヒントが隠されていたり、事件解決の糸口が随所に散りばめられています。だから観る側も「木曜殺人クラブ」のメンバーと同じ目線で謎解きが楽しめるんです。
――推理の難易度はいかがですか?

比較的易しめだとは思いますが、今の世の中、サスペンス作品やミステリー作品に“大どんでん返し”を求め過ぎているのかなと(笑)。『木曜殺人クラブ』はリラックスしながら謎解きが楽しめます。「木曜殺人クラブ」のメンバーも、そもそも頭の体操の一環として推理を楽しんでいたと思いますし(笑)。私が今まさに求めていた、ちょうどいいサスペンス映画ですね。
“ハズレ”の心配なし!誰でも楽しめるサスペンス映画
――この作品を簡潔に表現するならどんな作品ですか?

「おじいちゃん・おばあちゃんのおせっかい探偵クラブ」ですかね(笑)。自分たちが直接被害を受けているわけではないけれど、自分たちの能力を生かしておせっかいで事件の謎を解いていきます。そんなチャーミングなおじいちゃん・おばあちゃんが、鋭い推理を発揮するのがとにかく痛快ですね。
――普段、推理作品やミステリー作品はよく観られるのですか?
もともとはBBCのミステリードラマ『SHERLOCK/シャーロック』のファンで、Netflixでは『エノーラ・ホームズの事件簿』が好きですね。イギリスを舞台とした推理作品って聞くだけでテンションが上がりますし、やっぱり面白いですね。
――この作品をどんな人にオススメしたいですか?

まず、私のイメージでは日曜日の夜に家族で集まって観たい作品です(笑)。子供から大人まで共感できる要素が詰め込まれているので、ポップコーンでもつまみながらみんなでワイワイ楽しんでいる画が思い浮かびます。
Netflixってたくさんの映画やドラマがありますが、何を観るか迷っている人も多いはず。そんな人にまずオススメしたい作品です。サスペンスあり、ミステリーあり、コメディありで、イギリスの有名な俳優さんのお芝居や素敵な街並みも楽しめます。3時間級の映画も増えている中、2時間でサクッと観られるのも魅力です。『木曜殺人クラブ』というインパクトのあるタイトルも記憶に残りやすいと思うので、“Netflix迷子”の人はぜひチェックしてみてください!
今回の記事は「eo光チャンネル」で放送中の番組『Netflix Freaks』の連動企画。こちらの動画もご覧いただき、秋山未有さんのプレゼンで作品の面白さをぜひ感じてください!
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