現代の闇を描く新ジャンルの学園恋愛ドラマ。Netflixシリーズ『恋愛バトルロワイヤル』

日本制作ドラマとしては初のオリジナル学園ドラマとなるNetflixシリーズ『恋愛バトルロワイヤル』。男女交際禁止の校則を破り退学になった女子生徒が学校を訴えた、実際の出来事を元にしています。制作に際して、Z世代へ恋愛観を徹底リサーチして、その声を反映させながらストーリーを練り上げていったNetflixの自信作。
今回は超エリート高校を舞台に、生徒と学校の前代未聞のバトロワ作品『恋愛バトルロワイヤル』の見どころを紹介します。

※本記事にはNetflixシリーズ『恋愛バトルロワイヤル』の一部ネタバレを含みます。

Netflixシリーズ『恋愛バトルロワイヤル』のあらすじ

良家の子女が通う超エリート女子高校に入学した有沢唯千花(見上愛)。しかし2年生に進級する時、学校が男子校と合併し共学の「明日蘭学院」となる。新たに入学してくる男子生徒たちに色めき立つ女子生徒たち。しかし「男女交際禁止」という新たな校則が制定され、違反した生徒は即退学処分という厳しいルールが敷かれた。そんな異様な学園内で、理不尽な厳しい規則を強いる学校と生徒の戦いだけではなく、生徒同士で密告しあう者も現れ、壮絶な学園バトルロワイヤルが始まる……。

Netflixシリーズ『恋愛バトルロワイヤル』の主要な登場人物とキャスト

有沢唯千花(見上愛)

有沢唯千花(見上愛)

母子家庭で育ち、将来の夢のためお金への執着をみせる女子高生。エリート学校である明日蘭学院を経て成り上がりを構想している。学校の掲示板にリークされた違反者の証拠写真を、報酬をもらってもみ消す“ラブキーパー”の活動を始める。

演じるのは、Netflixシリーズ『​​幽☆遊☆白書』雪菜役で活躍した見上愛。『不死身ラヴァーズ』では主演を務め、着実にトップ俳優への階段を上る期待の新星。

真木陵悟(宮世琉弥)

真木陵悟(宮世琉弥)

知事の息子であり、眉目秀麗でスポーツ万能。父親とは仲があまり良くなく、父親にとって優秀な兄と比べられることに強く反発している。派手に遊んでおり、男女交際禁止の校則もなんのその。唯千花が“ラブキーパー”として活動していることを知り、興味を持つようになる。

『恋わずらいのエリー』や『くるり〜誰が私と恋をした?〜』など、数々のドラマや映画に出演する宮世琉弥が担当。2024年4月には、『Ryubi Miyase』名義でアーティストとしてもメジャーデビューを果たしており、今最も勢いのある若手俳優の一人です。

小森恵麻(尾碕真花)

唯千花の親友であり、ともに明日蘭学院での成り上がりを目指す女子高生。他校に彼氏がいるも、男女交際禁止の校則のため別れる決意をするが……。

藤野紗和(秋田汐梨)

藤野紗和(秋田汐梨)

同級生のホテルでの密会を告発し、物語を大きく動かす生徒会副会長。とにかく負けず嫌いで、生徒会の書記であり友人の碧木愛莉へ特別な感情を持つ。

緒方あやみ(和内璃乃)

20歳だと嘘をつき、真木悠人と関係を持つ。後日、共学となった明日蘭学院で悠斗と再会する。

真木悠人(浅香航大)

真木陵悟の兄であり明日蘭学院の数学教師。生徒である緒方あやみと関係を持つことになる。

美山飛鳥(豊田裕大)

美山飛鳥(豊田裕大)

真木陵悟の親友で同じバスケ部に所属する男子生徒。年上の女性が好きで、スクールカウンセラーに恋をする。

神田篤史(水沢林太郎)

神田篤史(水沢林太郎)

主人公の有沢唯千花と共に、生徒会で会計を担当。どこか弱気な男子だが、唯千花へ特別な執着をみせる。

幾島葉子(寺島しのぶ)

幾島葉子(寺島しのぶ)

とある理由から頑なに男女交際禁止を貫き通す校長。憮然たる態度で疑いのある生徒たちを追い詰める。

有沢千尋(吉田羊)

唯千花に愛情を注ぐたくましい母親。夫は浮気をしていたため離婚。さらに元夫の作った借金の連帯保証人にサインしてしまい、多額の借金を背負ってしまう。

真木彰(石黒賢)

悠人と陵悟の父親。知事を務めており、本作の舞台となる明日蘭学院に多額の寄付を行っている。

『恋愛バトルロワイヤル』のみどころ

Z世代の恋愛観を鮮明に描く

Z世代の恋愛観を鮮明に描く

「学園ドラマ」のイメージといえば、甘酸っぱいラブストーリーを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし『恋愛バトルロワイヤル』では、男女交際禁止という厳しいルールがストーリーの主軸を担っています。厳しいルールがあっても、惹かれあう衝動は抑えられるわけがなく、秘密裏に交際する者たちは続々と現れていきます。

本作の制作に際して、Z世代の恋愛観について広範囲なリサーチを行い、その声を反映させながらオリジナルストーリーを作り上げたのだとか。不条理な世界で「人を信じる、愛する心」について問いかけ、恋愛がもたらすものの本質を浮かび上がらせる成長ドラマとしても注目です。

本作のメガホンをとったのは、『サマーフィルムにのって』や『青葉家のテーブル』などキラキラとした学園ドラマを描いてきた松本壮史に加えて、太田良や安川有果といった恋愛作品に対して造詣の深い2人も担当。3人の良さがそれぞれ演出されており、より深みのある作品に仕上がっています。

「学園ドラマ」のイメージをぶち壊すダークなストーリー性

『恋愛バトルロワイヤル』は、2019年に起こった男女交際禁止の校則を破り自主退学を迫られた生徒と学校との裁判が元となっています。こうした厳しい校則は「ブラック校則」と呼ばれており、2017年のいわゆる「黒染め強要訴訟」と呼ばれる裁判をはじめ、さまざまな校則が取りざたされています。そして生徒たちが声を上げたとしても、聞き入れられるケースは少なく、ほとんどのブラック校則はそのまま残っているようです。
『恋愛バトルロワイヤル』で触れられる校則は「男女交際禁止」のみですが、その一つだけで生徒たちの学園生活が荒廃していく様が描かれています。そこには甘酸っぱくてキラキラした「学園ドラマ」はどこにもありません。

また『恋愛バトルロワイヤル』では生徒の恋愛以外にも、それぞれの家庭が抱える闇も描かれます。母子家庭で、多額の借金を抱える(主人公・唯千花の)有沢家。真木家では、知事の父親が家の中でも圧倒的な権力を持って支配します。それぞれが抱える闇や不安が物語の深みを増しているのです。しかもそのどれもがリアルで、現代の一部家庭で起こっている問題かのごとく連想させられます。

各キャラの個性が光る俳優陣の演技力

各キャラの個性が光る俳優陣の演技力

『恋愛バトルロワイヤル』の主要メンバーは、ほとんどが若手俳優たちです。主演の見上愛や宮世琉弥はもちろん、その友人たちを演じる水沢林太郎、豊田裕大、秋田汐梨、和内璃乃など、最近注目のキャストたちが集結。

センセーショナルかつシリアスな場面も多い『恋愛バトルロワイヤル』。生徒役の俳優は熾烈なオーディションなどで選抜されており、演技については折り紙つきです。さらに若手キャストを支える大人たちの役には、寺島しのぶや吉田羊、石黒賢といった名バイプレイヤーが脇を固めています。若手のフレッシュな演技と、熟練の名優の演技をぜひご覧ください。

まとめ

見上愛や宮世琉弥ら今注目を集める若手俳優たちが多数出演するNetflixシリーズ『恋愛バトルロワイヤル』。「男女交際禁止」によって自主退学を余儀なくされた出来事を元に作られた本作は、現代の恋愛観や家庭の闇を鮮明に描きます。Netflixオリジナルの日本制作ドラマとしては初となる学園ドラマは、これまでにない展開に目が離せなくなるはず。休日に一気見をお勧めします!

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