韓国JTBCで2014～2017年に放送され、世界各国のTVアワードを受賞したロールプレイング推理バラエティリアリティ番組『クライムシーン』が、Netflixシリーズ『クライムシーン・ゼロ』としてNetflixで復活！
『クライムシーン』は韓国で活躍するキャスト陣が容疑者役と探偵役に分かれ、架空の殺人事件の謎解きを行う、ミステリー・サスペンスの要素にリアリティショーの魅力をプラスした刺激的な作品です。
先の読めない展開やヒリヒリとした心理戦が、ドラマ視聴とは一味違った没入感を生み出し、旧シリーズになじみのないユーザーにも人気が広がっています。
この記事では、Netflixシリーズ『クライムシーン・ゼロ』の基本となるストーリーや謎解きのルールのほか、個性的なキャスト、見どころについて紹介します。
目次
『クライムシーン・ゼロ』とは？
ミステリー、サスペンス、リアリティショーなど、さまざまな要素が絡み合うNetflixシリーズ『クライムシーン・ゼロ』。はじめての方にとっては作品の全体像がつかみにくいかもしれません。まずは、作品の概要や基本的なルールを押さえておきましょう。
『クライムシーン・ゼロ』とは？
Netflixシリーズ『クライムシーン・ゼロ』は架空の殺人事件をベースに、容疑者と探偵に分かれたキャストが、それぞれの役割を演じながら謎解きを進めていくリアリティショーです。
推理力や演技力を活かし、容疑者は自身の潔白を主張、探偵は質問や観察を駆使して真犯人を追い詰めていきます。
『クライムシーン・ゼロ』の設定は？
Netflixシリーズ『クライムシーン・ゼロ』の基本的な設定やルールとしては以下があります。
- キャストは、俳優・アイドル・コメディアン・映画監督・アナウンサーなどの韓国の著名人
- キャスト陣は、容疑者・探偵の双方をロールプレイする
- 1事件2話。制限時間が過ぎると種明かしされ、容疑者と探偵をシャッフルする
- 事件現場には事件のカギとなる証拠が散りばめられており、それらを推理しながら真実を解き明かす
- 推理をサポートする「探偵助手」がヒントを与える
- 犯人を特定すれば探偵側に賞金、正体がバレなければ犯人が一人で報酬を獲得する
殺人事件のシナリオとこれらの設定以外の台本はなく、物語がどのように進行するのかはキャスト陣に委ねられているのが本作の特徴です。
リアリティドラマの最大のみどころ！主要キャストを紹介！
Netflixシリーズ『クライムシーン・ゼロ』では台本が用意されておらず、キャストの知性や即興的な演技、リアクションが物語を作り上げていきます。そのため、キャストそれぞれのキャラクターや特徴が非常に重要。ここでは、本作の最大のみどころとなる主要キャストを紹介します。
キム・ジフン（俳優）
キム・ジフンは『悪の花』、Netflixシリーズ『ペーパー・ハウス・コリア』、『金持ちの息子』などに出演するベテラン俳優です。旧シリーズにも登場しており、その高い演技力でドラマに緊張感をもたらします。
アン・ユジン（アイドル）
アン・ユジンはK-POPグループIVEのメンバー。前作であるシーズン5に登場し、圧倒的な推理力を披露して参加者たちを驚かせました。本シーズンでも、前作を凌駕するようなパフォーマンスを見せてくれます。
チャン・ジン（映画監督）
チャン・ジンは旧シーズンにも登場した『クライムシーン』の顔的な存在です。映画監督のほか、脚本家・演出家としても長く活躍しており、彼の推理力・論理思考力・演出力が即興的なドラマのエンジンになります。
パク・ジユン（アナウンサー）
パク・ジユンは主要メンバーの中で唯一『クライムシーン』すべてのシーズンに登場するキャストです。安定した推理力・演技力を持ち、不安定になりやすいリアリティショーに安定感をもたらしてくれます。
チャン・ドンミン（コメディアン）
チャン・ドンミンは韓国のリアリティゲーム番組『ザ・ジーニアス』で2度の優勝を誇るコメディアン。高い知性とウィットに富んだユーモアが持ち味で、辛辣なギャグや相手を追い詰める心理的なプレッシャーで、キャスト陣とドラマを混乱させる存在です。
カン・ミニ（アイドル）
カン・ミニはボーイズグループ『CRAVITY』メンバーで、推理やドラマの進行をサポートする「探偵助手」として登場します。混乱しがちな推理を整理し、進行をサポートする役割です。
このような主要キャストのほか、本作ではゲストプレイヤーとして、さまざまな俳優陣が登場します。
- 『ナインパズル』『スノードロップ』 のパク・ソンウン
- Netflixシリーズ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』、Netflixシリーズ『エージェントなお仕事』のチュ・ヒョニョン
- 『女神降臨』『ノクドゥ伝』『組み立て式家族』のファン・イニョプ
- 『1％の奇跡』『赤い袖先』『デビルズプラン(悪魔の計略)』のハ・ソクジン
このようなゲストプレイヤーたちが、どのようにドラマをかき回していくのかもみどころのひとつ。
韓国映画・ドラマファンにとっては、お気に入り俳優のアドリブや素のリアクションを楽しめるでしょうし、「誰も知らない……」という方もこの作品をきっかけに「推し」が見つかるかもしれません。
5つの事件を2話ごとに解決！スピーディーな展開が魅力
『クライムシーン・ゼロ』は、ひとつの事件を推理するのではなく、5つの事件を2話ごとに解決していく構成です。
- 廃病院殺人事件Ⅰ・Ⅱ
- 葬儀場殺人事件Ⅰ・Ⅱ
- 漢江大橋殺人事件Ⅰ・Ⅱ
- 歓楽街殺人事件Ⅰ・Ⅱ
- カジノ大物殺人事件Ⅰ・Ⅱ
このようなバラエティに富んだ事件が用意されており、各事件がスピーディーに展開していきます。「長いドラマは中だるみしてしまいそう」という方でも最後まで飽きずに観続けることができるでしょう。
また、事件を解決するごとに、それぞれの人物が各キャストの性格・思考、演技の傾向などを把握していきます。そのため、回を追うごとに心理戦に厚みが生まれ、緊張感が高まっていくのも『クライムシーン・ゼロ』の見どころのひとつです。
飽きずに最後まで楽しめるのはもちろん、回を追うごとに没入感が高まっていく、ミステリー×リアリティショーならではの体験が味わえます。
スケールが圧倒的！映画を彷彿とさせる壮大なセット
『クライムシーン・ゼロ』のもうひとつの見どころは、映画のようなスケールを誇る圧倒的なセットです。旧シーズン同様に、スタジオに作られたセットの中でドラマが進行していきますが、これまでとはスケールがケタ違い。
シーズンの始まりとなる「廃病院殺人事件」では実物大の病院、ラストを飾る「カジノ大物殺人事件」ではきらびやかなカジノのセットが再現され、ドラマのリアリティをさらに高めています。
もっとも印象的なのは、3.4話の「漢江大橋殺人事件」で再現された漢江大橋。車両の重量に耐えられるように設計されたというセットは、実物と見まがうような圧倒的なクオリティです。
このような圧倒的なスケール・クオリティのセットを堪能できるのも『クライムシーン・ゼロ』の魅力のひとつといえるでしょう。
ドラマ・映画を超える？即興演技が生む緊張感
俳優・アイドル・コメディアン・アナウンサー・映画監督など、エンターテイメントのプロたちがその場で繰り広げる演技や心理戦の緊張感は、ドラマや映画とは一味違った刺激を与えてくれます。
リアリティショーといえば、恋愛リアリティショーのように、一般人同士のリアルなやりとりが醍醐味ですが、プロが参加し「容疑者と探偵を演じる」という本作では、このような形式でしか見られない「プロフェッショナルの本気」を存分に楽しむことができます。
本作の深い没入感は各所で評価されていますが、その最大の要因は「プロの本気が生む緊張感」にあるといえるでしょう。「映画やドラマでは物足りない……」という方にこそ視聴してほしい、新しい形のエンターテイメントです。
【まとめ】
Netflixシリーズ『クライムシーン・ゼロ』は、キャスト陣が容疑者と探偵のどちらかを演じながら、綿密に作られた事件の謎解きに挑むロールプレイング推理ゲームです。
緊張感あふれる心理戦や推理劇が魅力的で、2話ごとに事件が解決され役割がシャッフルされるため、最後まで飽きずに楽しむことができます。
旧作がそうであったように、今後もシリーズが継続する可能性があるため、気になる方はお早めの視聴がおすすめ。映画やドラマはもちろん、既存のリアリティショーにはない新しいエンターテイメントを堪能しましょう。
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