Netflix映画『タイラー・レイク -命の奪還-2』クリス・ヘムズワースがド派手なアクションとともに贈る“再生”の物語
2020年にNetflixで独占配信され、4週間で9000万世帯が視聴したクリス・ヘムズワース主演の大ヒット映画『タイラー・レイク -命の奪還-』。その第2弾となる映画が、6月16日より配信となりました。
この記事では、前作を振り返った上で、映画『タイラー・レイク -命の奪還-2』の登場人物と見どころを紹介します。
※本記事は『タイラー・レイク -命の奪還-2』の一部ネタバレを含みます。
『タイラー・レイク』第1作目をおさらい
Netflix映画『タイラー・レイク -命の奪還-』は、2023年のアカデミー賞で作品賞や脚本賞を含む7冠を達成した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などの製作に携わったルッソ兄弟手がけるアクション大作。クリス・ヘムズワース演じる卓越した戦闘スキルを持つ凄腕の傭兵タイラーが、危険すぎる任務に挑む姿を描いています。
第1作目では、誘拐された麻薬王の息子を救出する任務に挑んだタイラー。ゴルシフテ・ファラハニ演じる傭兵仲間ニック・カーンらと協力し、見事に息子を救出するも、最終的に銃で撃たれて川に落ちていきました。
ラストシーンでタイラーが生きているような描写はありましたが、その生死は不明のまま。しかし、実は生還していたことが、第2作目で明らかに。ニックが用意してくれた家でしばらく静養するように言われるタイラーですが、そんな彼のもとに再び依頼が舞い込むのです。新たな依頼は、刑務所で監禁・虐待されているというギャング家族の救出。それは別れたタイラーの妻・ミアの妹とその子供たちでした。
第1作目からタイラー役のヘムズワース、ニック役のファラハニが続投。トルニケ・ゴグリキアーニ、アダム・ベッサ、ダニエル・バーンハード、ティナティン・ダラキシュヴィリらが新たに共演します。
『タイラー・レイク -命の奪還-2』の登場人物
タイラー・レイク(クリス・ヘムズワース)
裏組織で活躍する敏腕の傭兵。愛する息子を病で亡くしたことで妻と別れ、心に傷を負っている。第1作目のラストで狙撃され、重傷を負うも見事に生還。リハビリの末に力を取り戻し、ニックやヤズと共に新たな任務に向かう。
演じるのは、オーストラリア出身の俳優クリス・ヘムズワース。2009年に映画『スター・トレック』のリブート版でハリウッドデビューを果たしました。ブレイクのきっかけとなったマーベルシリーズ『マイティ・ソー』の主人公・ソー役で広く知られています。
以後、同シリーズや『アベンジャーズ』シリーズにも数多く出演。昨年配信されたNetflix映画『スパイダー・ヘッド』では、サイコパスな一面をのぞかせる医師役で、観る人の肝を冷やしました。現在は俳優業を一時休業しているヘムワーズが本作で見せつける圧巻のアクションスキルをとくとご覧あれ!
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ズラブ(トルニケ・ゴグリキアーニ)
ギャングの一味。タイラーの救出劇の際にケテヴァンが止むを得ず手にかけた夫の兄。タイラーが弟を殺したと思い込み、彼を執拗に追い詰めていく。
トルニケ・ゴグリキアーニはズラブを単なる悪役ではなく、弟思いな一面もある奥深いキャラクターとして演じています。ラストで見せるタイラーとの応戦は必見。
ニック・カーン(ゴルシフテ・ファラハニ)
タイラーの傭兵仲間。第1作目で狙撃され、病院に送られるもなかなか目を覚まさないタイラーを信じて待つ。タイラーの生還後は、彼のために家を用意した。まだ傷が完全に癒えていないタイラーが新たな任務に向かうのを放っておけず、仲間のヤズと共に参戦する。
演じるゴルシフテ・ファラハニは、イラン・テヘラン出身の俳優。子供の頃から舞台で経験を積み、14歳の時に映画デビューを果たして以降は母国の作品に数々出演しました。
ヤズ(アダム・ベッサ)
ニックがリーダーを務める傭兵メンバー。明るい性格で本作ではムードメーカー的存在となる。
ケテヴァン(ティナティン・ダラキシヴィリ)
ミアの妹。ギャングの夫との間に息子と娘をもうけたが、夫が刑務所に捕まったことで子供たち共々監禁され、日々暴力に怯えている。
ミア(オルガ・キュリレンコ)
タイラーの元妻。息子を病気で亡くしている。妹ケテヴァンとその子供たちの救出をタイラーに依頼する。
9割バトル?息つく間もないアクション
まず、本作はほぼ9割がアクションシーンといっても過言ではありません。それくらい最初から最後までタイラーたちは敵と戦いっぱなし。でも不思議と飽きないのは、戦闘の舞台がコロコロと変わるからです。
刑務所の中、列車の中、ヘリの中、高層ビルの屋根など、場所は多種多様。こんなところでどうやって戦うの? と思うような場所でも、タイラーは果敢に敵に挑んでいきます。戦い方もバラエティに富んでおり、銃撃戦から肉弾戦、空中戦まで何でもあり! 手を変え品を変え、敵をばったばたと倒していくタイラーのアクションに約2時間目が離せません。
見応えがあるのは、やはりラストで見せるタイラーとズラブの一対一の戦い。どちらも今作で大切なものを失っているため、その戦いには熱がこもります。『アベンジャーズ/エンドゲーム』でスタントコーディネーターを務めたサム・ハーグレイヴ監督の経験と技術が光る本格アクションを堪能してください。
実は繊細なタイラーの人間味に触れられる
とはいえ、見どころはアクションだけではありません。第2作目の注目ポイントは主人公であるタイラーの“再生”です。
今回彼が救出に向かったケテヴァンとその子供達は長らく父親の支配下にありました。ケテヴァンは夫からどうにか逃げたいと思っているのですが、息子はギャングたちに洗脳されており、途中でタイラーを裏切ることに。そのことで窮地に追い込まれながらも家族が新たなスタートを切れるように敵と戦うタイラーもまた、自分の過去と向き合い、前へと進んでいくのです。
タイラーは屈強な男性で何を考えているかわからないところもありますが、実は子供思いの優しい一面も。強さだけではなく、繊細さも兼ね備えたタイラーの人間臭い部分に触れられる作品となっています。
まとめ
1作目で終わりかと思いきや、タイラーが生還し、再び傭兵として活躍するNetflix映画『タイラー・レイク -命の奪還-2』。壮大なアクションとともに贈る“再生”の物語にぜひ注目してください。
【Netflix映画『タイラー・レイク -命の奪還-2』独占配信中】
今回の記事は「eo光チャンネル」で放送中の番組『Netflix Freaks』の連動企画。こちらの動画も合わせてご覧ください!
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