Netflix『リヴァイアサン』画も脚本も最高!長編シリーズ並の満足感が味わえるアニメ

Netflix『リヴァイアサン』画も脚本も最高!長編シリーズ並の満足感が味わえるアニメ

7月10日からNetflixでオリジナルアニメシリーズ『リヴァイアサン』の独占配信が開始されました。Netflixシリーズ『リヴァイアサン』は史実を織り交ぜた見事な脚本を豪華なアニメーションが彩り、魅力的な人物たちが奮闘する作品。Netflixシリーズ『BEASTERS』や『TRYGUN STUNPEDE』など、高品質なCGアニメで知られるアニメスタジオ「オレンジ」制作で、オリジナルソングを久石譲が制作したことでも話題になりました。

この記事では、Netflixシリーズ『リヴァイアサン』のあらすじと登場人物・キャスト、見どころを紹介します。

Netflix『リヴァイアサン』のあらすじ

 Netflix『リヴァイアサン』のあらすじ

機械文明を発展させたドイツら「クランカー」陣営と遺伝子操作された動物を基盤とする、英国などの「ダーヴィニスト」陣営がいがみ合う1914年のヨーロッパ。両者の対立が深まった末に、オーストリアの大公夫妻がサラエボで暗殺されてしまう。オーストリアの公子・アレクサンダー(アレック)は、忠臣2人とともに追っ手から逃げスイスの山奥へと身を隠すことに。ヴォルガーから「身を隠すこと」を強く言い渡されていたアレックでしたが、敵陣営の空飛ぶ鯨 “リヴァイアサン” の墜落を見て、密かに人命救助へと向かいます。共通の敵であるドイツ陣営から逃げるため、不時着したイギリス空軍と行動をともにすることになったアレック。世界大戦という逆らえない時流のなか、アレックは世界を変える戦いへと巻き込まれて行きます。

Netflix『リヴァイアサン』の登場人物とキャスト

アレクサンダー/アレック(演:村瀬 歩)

アレクサンダー/アレック(演:村瀬 歩)

オーストリア大公夫妻の一人息子。外の世界を知らずに育ち、理想を求めて行動することが多いですが、強い正義感を持つ青年です。身分や状況を顧みず、傷ついた人がいれば放っておけない性格の持ち主で、他人を助けるためなら自ら率先して危険に飛び込んで行きます。リアリストで保守的な考えを持つヴォルガーとは衝突することもしばしば。ヴォルガーの制止を振り切り、リヴァイアサンの救助に向かったところ、ディランと出会い、世界の命運を握る争いに巻き込まれてしまいます。

アレック役を務めるのは、『ハイキュー!!』の日向翔陽役や『魔入りました! 入間くん』の鈴木入間役など、有名作品での主演を務めてきた村瀬歩。甘さが抜けない序盤から心境に変化が訪れる中盤、そして世界の平和のため危険に飛び込んでいく終盤と、成長していくアレックの成長を見事に表現します。

ディラン・シャープ(演:藤原 夏海)

ディラン・シャープ(演:藤原 夏海)

線は細いものの勇敢なリヴァイアサンの乗組員。航空隊員だった父に憧れ、“空を飛びたい”という一心でイギリス空軍に入隊します。一介の新兵ですが、バーロウ博士に見出され助手として任命され、謎の卵の世話を任されることに。不時着したリヴァイアサンから投げ出されていたところをアレックに助けられ、よき友人として接するまで親交を深めます。

ディランに声を吹き込むのは『メジャーセカンド』での茂野大吾や『SPY×FAMILY』のダミアン役などで知られる藤原夏海。少年〜青年を演じることも多く、中性的な見た目のディランはまさにはまり役といえるでしょう。

クロップ(演:間宮 康弘)

クロップ(演:間宮 康弘)

ヴォルガーとともにアレックを逃がした男。アレックいわく“オーストリアいちのメカニック”で、厳しいヴォルガーとは対照的に、良き先達としてアレックに優しく寄り添います。

ヴォルガー(演:咲野 俊介)

ヴォルガー(演:咲野 俊介)

大公夫妻の暗殺を受け、クロップとともにアレックを連れ出したオーストリアの伯爵。甘さの抜けないアレックに対し、厳しすぎるほどの態度で次代の王としての自覚を迫ります。オーストリアの復興を第一に考えるあまり、アレックの考えや心情を無視することもしばしば。アレックとクロップとは違い、敵国であることを理由にリヴァイアサンの面々とは壁を作ります。

バーロウ博士(演:園崎 未恵)

バーロウ博士(演:園崎 未恵)

ディランがパリで出会うイギリス人の科学者。オスマン帝国との交渉に向け、謎の卵とともにリヴァイアサンへと乗り込みます。芯の強さとともに、ディランの秘密を一目で見抜く洞察力も持ち合わせた女性です。

リリト(演:ファイルーズ あい)

リリト(演:ファイルーズ あい)

アレックがイスタンブールで出会う女性。ドイツ軍と手を組んだ市警から逃げるアレックを助けます。とある目的を持った集団に属しており、目的が一致するアレックたちと共闘することに。

Netflix『リヴァイアサン』12話なのに4クール分の満足感

Netflix『リヴァイアサン』12話なのに4クール分の満足感

Netflixシリーズ『リヴァイアサン』の見どころは、なんといっても脚本を含めた作品としての質の高さです。1話約25分×12話という短さに詰め込まれるのは、現実の史実を基に、架空の歴史を辿った世界の情勢と、登場人物たちの目的と感情。それらを取りこぼしなくまとめあげたのは見事というほかありません。見終わったあとの満足感は4クール(1年放送分=約52話)の長編シリーズに匹敵するほどです。SF作品でありながらも、史実の出来事や実在の偉人と同じ名前の人物の使い所も巧みで、史実とは「ここが違うのか」「それでもここは同じなのか」という考察も捗ります。世界大戦という大きな渦のなか、1個人であるアレックとディランがどこまでできるのか。フィクションらしい気持ちの良い展開と史実映画のようなリアルな展開の塩梅も絶妙なのもNetflixシリーズ『リヴァイアサン』の見どころです。

Netflix『リヴァイアサン』スチームパンク×ファンタジー! 濃密なストーリーを支える世界観とビジュアルが最高

Netflix『リヴァイアサン』スチームパンク×ファンタジー! 濃密なストーリーを支える世界観とビジュアルが最高

Netflixシリーズ『リヴァイアサン』でまず目を引くのは、空飛ぶ鯨や大型のロボットたち。スチームパンク風のロボットたちと、ファンタジー風の改造生物たちを違和感なく両立させる設定の上手さと迫力のビジュアルもNetflixシリーズ『リヴァイアサン』の魅力です。手描きアニメと見紛うほどの滑らかなアニメーションで描かれる両者はまさに圧巻! 特撮とも違う迫力抜群の戦闘シーンも必見です。

Netflix『リヴァイアサン』断絶と歩み寄り。葛藤する登場人物たちの人間ドラマも一級品

Netflix『リヴァイアサン』断絶と歩み寄り。葛藤する登場人物たちの人間ドラマも一級品

ストーリーとビジュアルで魅せるNetflixシリーズ『リヴァイアサン』。登場人物たちの人間ドラマにも抜かりはありません。異なる価値観を持っているが故に、互いを軽蔑し合っている「クランカー」陣営と「ダーヴィニスト」陣営。『リヴァイアサン』の世界では、分断の末に起こったオーストリア大公夫妻の暗殺事件を皮切りに、世界を巻き込む大戦へと至ってしまいます。「クランカー」陣営であるオーストリアのアレックと「ダーヴィニスト」陣営のディラン。大局で見れば敵同士の2人ですが、個人で交流を深めるごとに「〇〇でも同じ人間なんだ」という答えに行き着きます。違いを受け入れて歩み寄る彼らの姿を見れば、分断や断絶を乗り越えることの大切さが感じ取れるでしょう。

まとめ

7月10日からNetflixで独占配信が開始したオリジナルアニメ『リヴァイアサン』。史実を巧みに混ぜ込んだ傑作SFアニメ作品です。史実映画とティーン向けフィクションの良いところをかけ合わせたストーリーは、年齢を問わずおすすめできます。戦争を題材としていますが、流血表現などは極力抑えられているので、お子さんがいるご家庭でも安心してご覧いただけるでしょう。話題の新作アニメ『リヴァイアサン』はぜひNetflixでご覧ください。

【Netflixシリーズ『リヴァイアサン』独占配信中!】


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