『ONE PIECE』原作ファンの芸人が再現度の高さに感動した実写版

吉本興業所属の実力派漫才コンビ「ネイビーズアフロ」のツッコミで、大の『ONE PIECE』好きでもあるはじりさん。今回プレゼンしてくれるのはもちろん、Netflixシリーズ『ONE PIECE』。2023年8月31日の配信以来、約1億回という驚異的な視聴回数を記録し、世界的大ヒットとなりました。キャラクターやセットの再現度、原作ファンも魅了するポイントなど、ファンならではの視点で実写版『ONE PIECE』の魅力をしゃべり尽くしてもらいました!

※本記事はNetflixシリーズ『ONE PIECE』の一部ネタバレを含みます。

Netflixシリーズ『ONE PIECE』とは

Netflixシリーズ『ONE PIECE』とは

全世界での発行部数が5億冊を超える国民的少年漫画『ONE PIECE』が、Netflixで実写化(2023年8月配信開始)。原作者の尾田栄一郎が制作総指揮を務め、ゾロ役に新田真剣佑が起用されたことでも注目を集めました。伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーが遺した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を巡り、ルフィ率いる麦わらの一味が行く先々で個性豊かな仲間と出会い、絆を深めていく海洋冒険ロマンです。

Netflix独占配信後、国内外で大反響を呼んだ『ONE PIECE』。2026年にはシーズン2の配信、さらにはシーズン3の制作も決定するなど、再び期待が高まっています。

・関連記事:Netflix『ONE PIECE』原作ファンも納得、最高の実写化作品

本気すぎる再現度!海賊の世界が現実に

――『ONE PIECE』を観た感想はいかがでしたか?

本気すぎる再現度!海賊の世界が現実に『ONE PIECE』を観た感想はいかがでしたか?

とにかく再現度の高さに驚きました! 漫画やアニメの世界観がそのまま現実になった印象を受けましたね。まず、ルフィたちが乗る海賊船の「ゴーイング・メリー号」を観た時、「本物や!」ってなって(笑)。

海上レストランの「バラティエ」や海軍支部の街並みもリアルに再現されています。まるでテーマパークに行った時のワクワク感を映像だけで味わえるというか。もちろん、Netflixなんで待ち時間は0分(笑)。観ていてすごくテンションが上がりましたね!

――登場するキャラクターの再現度はいかがでしたか?

本気すぎる再現度!海賊の世界が現実に登場するキャラクターの再現度はいかがでしたか?

これまで漫画やアニメを実写化した作品を何度か観てきましたが、「何かちゃうな」っていう違和感を覚えることもありました。今回も最初はいつもの違和感がありましたが、観続けていくたびにルフィやサンジやナミに重なってきて。観終わった時には「麦わらの一味を演じられるのは、この人たちしかおらん」と思わせてくれました。

――違和感がなくなっていった理由はなんですか?

役者さん一人ひとりがそのキャラクターになり切ろうとしているのが伝わってきたからだと思います。サンジ役のタズ・スカイラーさんは毎日8時間、キックの練習をしていたらしいんです。サンジは蹴り技が得意なキャラクターですからね。あと、料理人のゼフ役のクレイグ・フェアブラスさんは友人のコックさんにお願いし、玉ねぎのみじん切りの練習をずっとしていたと。役者さんたちが本気で役作りと向き合ったからこそ、違和感がなくなっていったんだと思います。

――主人公のルフィを演じたイニャキ・ゴドイさんの演技はいかがでしたか?

ルフィという破天荒なキャラクターを見事に演じ切っていました。原作のルフィを100%再現するというより、90%を原作に近づけて、残り10%をオリジナルの演技で現実味を足している感じ。その絶妙なバランスが違和感なく観られた要因の一つだと思います。

――ルフィはゴムゴムの実の能力を使いますが、技についてはいかがでしたか?

ルフィはゴムゴムの実の能力を使いますが、技についてはいかがでしたか?

ルフィの能力の再現性についても最初は不安に思っていました。ほかの実写作品でもファンタジー要素を現実世界で表現するのはなかなか難しいなと感じていましたから。ルフィはゴムゴムの能力を使って体の至るところを伸ばして戦います。アルビダとの闘いでは銃で撃たれますが、ゴムの体で銃弾をボヨーンと跳ね返すんです。そのシーンでグッとつかまれました。精細なCGによって、ルフィの能力がコミカルなんだけどかっこよく見えましたね。

――主要キャストには日本でお馴染みの俳優も名を連ねています。

ゾロ役の新田真剣佑さんですね。めちゃくちゃかっこ良かったです! 剣士のゾロがハマリ役すぎて、これは真剣佑さんしかできへんなと。ゾロの武骨で男気がある感じとか、ルフィを船長として信頼している感じとか、贔屓目なしで演技がうまくて一瞬でファンになりました!

――ゾロで印象に残っているシーンは?

ゾロで印象に残っているシーンは?

ゾロは三刀流の剣士で、剣を両手だけじゃなく口でもくわえて戦うという、見たことのない剣術を使うんです。印象的なシーンはやっぱり、大勢の海軍たちとの乱闘シーン。剣技、アクションがすごすぎて、思わず鳥肌が立ちました。剣を口にくわえての殺陣もコメディっぽくなるのかと思いきや、めっちゃかっこ良かった!

僕ら世代の人だったら、剣に見立てた棒を口にくわえて闘うゾロの真似をしたことが一度はあるんじゃないでしょうか。真似したことがある人だったら分かると思うんですけど、あのスタイルは顎がめちゃめちゃしんどいんですよ(笑)。これもある記事で読んだんですけど、真剣佑さんは役作りで顎を相当鍛えたようなんです。そうしたひたむきな努力もかっこいいなと思います。

――真剣佑さんの台詞はすべて英語ですか?

流暢な英語で何の違和感もなかったです。ハリウッドスターだと思って普通に観ていました(笑)。

――作品は字幕で観られたんですね。

最初は吹き替えで観て、2周目は字幕で観ました(笑)。吹き替えのすごい部分は、アニメの麦わらの一味の声優さんたちと同じところ。ファンとしてみればテンション爆上がりです! 一方、字幕は字幕ですごい役者さんたちの演技や熱量がダイレクトに感じられるのが魅力です。字幕と吹き替えで若干台詞が違うところもあるので、そこにも注目です。字幕と吹き替えで二度楽しめるので、みなさんもぜひ!

原作ファンにも絶対刺さるオリジナルストーリー

――再現度のほかに『ONE PIECE』のすごいところは?

オリジナルストーリーが面白いですね。シーズン1は、魚人族と戦うアーロン編までの全8話で完結します。ここまでの話は、アニメでは45話、漫画の単行本でも10巻に及ぶ内容です。でも、ドラマでは8話しかなく、すべてを収め切るのは到底不可能。どうまとめるのか、原作者の尾田(栄一郎)先生もNetflixの制作陣もきっと相当頭を悩ませたのではと思います。めっちゃ考え抜いてカットされた部分もあったし、「ここで戦うんや」っていう場面もあった。でもそれが逆にテンポ感が出て良かったというか。

――例えばどんなシーンが良かったですか?

原作ファンにも絶対刺さるオリジナルストーリー例えばどんなシーンが良かったですか?

ルフィと魚人のアーロンが闘う時のシーンですね。海上レストランの「バラティエ」にアーロンが乗り込んでくる。でも実は、このシーンは漫画やアニメにはない完全なオリジナル。レストランにアーロンが現れて店内が一気に静まり返り、みんなが逃げようとするとアーロンが「席を立つな」、そして「オマエはどけ」と言って目の前の男性をぬいぐるみのように投げ飛ばすんです。めちゃくちゃ切迫感が伝わってきて、アーロンの恐さが引き立つワンシーンでした。

――お気に入りのストーリーはありますか?

原作ファンにも絶対刺さるオリジナルストーリーお気に入りのストーリーはありますか?

ルフィの親友コビーのストーリーですね。コビーはもともと海賊に拾われて雑用係として働いていた男の子です。本当は海軍に入ってみんなが安心して暮らせる世界にしたいという大きな夢を持っていますが、気弱で自信もなかったんです。そのコビーがルフィと出会い、だんだんと自信をつけて、自分の夢に向かって歩んでいくストーリーが、原作以上のボリュームで描かれています。その成長物語が本当に魅力的でした。

登場するキャラクターの多くは強くてかっこよくて大きな夢を持っていますが、コビーはどちらかというと僕たちに近い感覚というか、一番共感できるキャラクターです。そのコビーの成長物語がたくさん描かれているのはうれしい限り。主人公はルフィですが、もう1人の主人公は間違いなくコビーです。この2人の主人公を軸に描かれているオリジナルストーリーはめちゃめちゃ面白いです!

――コビーにはどこか親近感が湧きますね。

そうですよね。芸人の中でもルフィみたいにキラキラした人がいるじゃないですか(笑)。彼らに比べたら、僕なんかはコビーに近い芸人です……。今後もし『ONE PIECE』の続編でルフィVSコビーが実現すれば、僕は間違いなくコビーを応援します(笑)。

――原作ファンとしては編集された部分もあって残念ではなかったのですか?

原作ファンとしては編集された部分もあって残念ではなかったのですか?

原作好きからするといくつか観たかったシーンもあって、残念な気持ちはもちろんありましたが、それ以上に新しいシーンのワクワク感が上回ったんです。オリジナルストーリーは原作ファンでも絶対刺さると思いますよ!

ついにきた!新シーズン公開決定

――お話を聞くたびに『ONE PIECE』の完成度の高さが伝わってきます。その理由はどこにあると思いますか?

勇気をくれる2人の主人公

Netflix制作陣の技術や熱量はもちろんですが、原作者の尾田先生が監修されているのが大きいと思います。尾田先生がNetflixと「自分の納得がいくまでこの作品は公開しない」という約束を交わしたように、それほどまで気合いを入れてこだわった作品ですから。だからこそ、原作ファンが納得できる内容に仕上がっているんだと思います。

――原作を観たことがない方でも楽しめますか?

もちろんです! とにかく映像、演出がド派手です。冒頭に何十、何百もの船が海を進んでいくシーンが流れるんですけど、そのシーンだけでも『ONE PIECE』の世界観に惹き込まれます。映像に魅了されて、ストーリーで熱くさせられる作品です。

――この作品はどんな時に観るのがオススメですか?

元気がない時や、夢を追いかけている途中で立ち止まっている時なんかには特にオススメです。ルフィは悩み事があってもくよくよせず、夢に向かって突き進んでいく主人公らしい主人公。一方、コビーは自信家ではないけれど、着実に成長していって夢を追い続けている。性格は真反対ですが、夢を追いかけている2人の姿を観ると、「立ち止まっている場合じゃない」という気持ちにさせてくれるんです。『ONE PIECE』と言えば「仲間」と「夢」がテーマですからね。

――『ONE PIECE』の続編の配信も発表されましたね。

『ONE PIECE』の続編の配信も発表されましたね。

待望のシーズン2が2026年に配信されます。すでに初出し映像も公開されているんですが、それもすごい! 約1分30秒の映像ですが、釘付けになりました。

しかも、シーズン2の配信がまだ始まっていないのに、シーズン3の制作も発表されているんです。シーズン1でどれほどの手応え、反響があったのかが分かります。次はどういうストーリーをアレンジしてくるのか、期待で胸がいっぱいで、すごく楽しみです!

今回の記事は「eo光チャンネル」で放送中の番組『Netflix Freaks』の連動企画。こちらの動画もご覧いただき、はじりさんのプレゼンで作品の面白さをぜひ感じてください!

Netflixシリーズ『ONE PIECE』独占配信中


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