Netflix『ブリジャートン家』19世紀ロンドンの社交界が舞台、上流階級の華麗なラブロマンス

ジュリア・クインのベストセラー小説を原作とするNetflixシリーズ『ブリジャートン家』。シーズン1の配信が始まった2020年12月から、世界中の人々を魅了し続けています。

2017年にNetflixと複数年の独占契約を結んだ敏腕ドラマプロデューサー、ションダ・ライムズ(医療ドラマ「グレイズ・アナトミー恋の解剖学」の原案・主脚本・製作総指揮)が手掛けており、シーズン1の放送開始から28日間で8,200万人以上の会員が視聴するという、史上最高視聴者数を記録しています。

そんな本作のシーズン3がついに配信スタート! 公開は2部構成となり、2024年5月16日から前半パートの4話、2024年6月13日から後半パート4話が公開されます。ここでは、新シーズンを前に改めて『ブリジャートン家』のあらすじや見どころをおさらいしましょう。

※本記事にはNetflixシリーズ『ブリジャートン家』のネタバレを含みます。

『ブリジャートン家』のあらすじ

『ブリジャートン家』シーズン1

『ブリジャートン家』のあらすじ

『ブリジャートン家』 シーズン1は、ブリジャートン家の長女ダフネを主軸に物語が進行。
ダフネは明るくまっすぐな性格で、シャーロット王妃から社交界最高の栄誉“今季のダイヤモンド”として認められた美貌の持ち主。両親のような幸せな結婚を夢見て社交界デビューを果たすも、ブリジャートン家の名に恥じない結婚相手を探すことに息苦しさを感じ、恋愛を純粋に楽しめない。
そんな時、長男アンソニーの友人である、ヘイスティング公爵ことサイモン・バセットと出会う。「生涯独身を貫く」という彼の固い意思を知りながらも、サイモンと思惑が一致したことから偽装交際を始めることになるが……。

『ブリジャートン家』シーズン2

『ブリジャートン家』のあらすじ

『ブリジャートン家』 シーズン2で主人公がダフネから長男のアンソニーへとチェンジ。
シーズン1では家長として妹ダフネの“婚活”にお節介を焼く一方、アンソニー自身は奔放な恋愛を楽しんでいた。シーズン2ではブリジャートン家の長男としての責任から真剣に結婚を考え始め、理想のパートナーを探しに社交界へ。
そこで出会ったのが、王妃から“今季のダイヤモンド”に推されたエドウィーナ・シャルマ。アンソニーが結婚相手に求める条件を満たす理想的な女性だが、妹を守ろうとするシャルマ家の姉ケイトからことごとく妨害を受けることに。そんなケイトをうとましく思っていたアンソニーだが、衝突を繰り返していくうちに、対立していた二人の関係に変化が生まれていく……。

『ブリジャートン家』の主要な登場人物とキャスト

アンソニー・ブリジャートン(ジョナサン・ベイリー)

アンソニー・ブリジャートン(ジョナサン・ベイリー)

ブリジャートン家の長男で、父エドモンドの急逝によって家長に。プレイボーイである反面、責任感が強くて頼れる存在。家長として一家のステータスを守るため、自身や妹たちの結婚相手にハードルの高い条件を求める。

ベネディクト・ブリジャートン(ルーク・トンプソン)

ベネディクト・ブリジャートン(ルーク・トンプソン)

ブリジャートン家の次男。絵を描くことが好きな芸術家肌。ロイヤル・アカデミーで絵画を学んでいる。

コリン・ブリジャートン(ルーク・ニュートン)

コリン・ブリジャートン(ルーク・ニュートン)

ブリジャートン家の三男。純粋で真面目な性格。幼なじみのペネロペ・フェザリントンから好意を抱かれているが……。

ダフネ・ブリジャートン(フィービー・ディネヴァー)

ダフネ・ブリジャートン(フィービー・ディネヴァー)

ブリジャートン家の長女。容姿端麗で一途な性格。両親のような真実の愛で結ばれた結婚を夢見ている。

エロイーズ・ブリジャートン(クローディア・ジェシー)

エロイーズ・ブリジャートン(クローディア・ジェシー)

ブリジャートン家の次女。読書好きで人見知り。社交界デビューを果たすが、結婚に対する夢や憧れはなく、女性の自立と権利を求めている。

フランチェスカ・ブリジャートン(ハンナ・ドッド)

ブリジャートン家の三女。おしゃべり好きで社交的。鋭いユーモアとリアリストな一面も持ち合わせ、一家の中で少し謎めいた存在。

グレゴリー・ブリジャートン(ウィル・ティルストン)

ブリジャートン家の四男。

ヒヤシンス・ブリジャートン(フローレンス・ハント)

ブリジャートン家の四女。

バイオレット・ブリジャートン(ルース・ジェメル)

バイオレット・ブリジャートン(ルース・ジェメル)

ブリジャートン家の母。急逝した夫エドモンドとは深い愛情で結ばれていた。8人の子どもたちを育てるしっかり者。

『ブリジャートン家』の見どころ

シーズンごとにシャッフルする主役

『ブリジャートン家』の見どころ

ブリジャートン家は大家族であることから、シーズンごとに主人公が入れ替わっていくのが魅力。シーズン1では社交界デビューを果たした長女ダフネ、シーズン2では花嫁探しに社交界に参加した長男アンソニーと、兄弟姉妹一人ひとりに焦点を当てたラブストーリー、ヒューマンストーリーが展開されます。
待望のシーズン3で主役を演じるのは、心優しい三男のコリン。複雑な感情が絡み合う幼なじみのペネロペとの関係に新展開があるのでしょうか?

多様性に満ちたキャスティング

『ブリジャートン家』の見どころ

アフリカ系やアジア系の人物がイギリス上流階級の貴族や王族として登場するキャスティングは、時代背景に捉われないオリジナルの要素です。シャーロット王妃(ゴルダ・ロシューベル)、サイモン(レゲ=ジャン・ペイジ)、ケイト(シモーヌ・アシュリー)、エドウィーナ(チャリスラ・チャンドラン)など、非白人の俳優が重要な役どころを演じています。
現代社会のテーマの一つであり、ションダ・ライムズ作品の代名詞でもある「多様性」を配役で表現するなど、王道の歴史ドラマや恋愛ドラマとは一線を画しています。

歴史ドラマをモダンにアレンジ

『ブリジャートン家』の見どころ

現代のファッションに合わせた煌びやかな衣装やヘアスタイル、実在する邸宅や宮殿などを使用した舞台セットは圧巻。視聴者を惹き付ける魅力のひとつになっています。
音楽では、アリアナ・グランデやビリー・アイリッシュ、テイラー・スウィフトといった今をときめくポップスターの楽曲がアレンジされて使われているサプライズも。シーズン3ではどのアーティストの曲が採用されるのか見逃せません。

まとめ

時代や身分は違っても、恋心に揺さぶられる男女の姿は、今も昔も変わりません。登場するキャラクターは個性豊かで、それぞれが独自の人生観・恋愛観を持っているので、共感や感情移入もしやすいはず。自分の“推し”を見つけて作品を楽しむのもおすすめです。

また、お堅いイメージの歴史ドラマに、モダンなエッセンスを取り入れた手法はションダ・ライムズならでは。物語や登場人物、身なりなどを現代風に脚色することで、劇中にスッと入り込める作品に仕上がっています。

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