2025年10月10日にアメリカ・日本で劇場公開された『ハウス・オブ・ダイナマイト』が10月24日にNetflixで世界独占配信開始! アメリカ本土へ向けて発射された正体不明のミサイルを巡る事件を3つの視点から描きます。カメラワークから俳優の演技まで、ドキュメンタリーと疑うほどリアリティあふれる、気を抜く暇のない緊張感に満ちた作品です。
本作品は、『ハート・ロッカー』で女性初のアカデミー監督賞と作品賞を受賞したキャスリン・ビグロー監督最新作で、『デトロイト』(17)以来、8年ぶりの長編作品という点でも注目を浴びています。
今回は、Netflix映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』のあらすじと登場人物、見どころを紹介します。
目次
Netflix映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』のあらすじ

ホワイトハウス地下、危機管理を担うシチュエーションルーム。そこに集うエリートたちは日々の業務に追われていた。いつもの1日が始まろうとするなか、「極東からミサイル発射」の一報が。某国による実験演習との見解のもと、ルーティンのように会議は進行する。しかし、日本海に落ちると思われていたミサイルは高度と速度を保ったままアメリカに向かっていた。予測された着弾までの時間はおよそ18分。地上配備の迎撃ミサイルの発射許可が降り、DEFCON2(※)が発令され、いつもの日常は瞬く間に崩壊するのだった。
※DEFCON……「Defense Readiness Condition」は戦争への準備段階を5段階で表す米国内の規定。DEFCON1は「最大戦力準備体制」で、それに準じるDEFCON2はキューバ危機の間に指定されたことがある。
Netflix映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』の登場人物
オリビア・ウォーカー大佐(レベッカ・ファーガソン)

冷静沈着で仲間思いなシチュエーションルーム所属の大佐。シェルターへ避難したミラー大将に代わりシチュエーションルームの指揮をとることになる。
レベッカ・ファーガソンは、スウェーデン出身の俳優で2015年の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』でイルサ・ファウスト役を演じ、国際的な知名度を獲得しました。それ以降も『ミッション:インポッシブル』シリーズに複数出演。さらに、『DUNE/デューン 砂の惑星』、『ドクター・スリープ』、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』など、数々の話題作に出演している人気俳優です。
ジェイク・バリントン副補佐官(ガブリエル・バッソ)

アメリカ国防省の情報機関「NSA(アメリカ国家安全保障局)」の副補佐官。国家安全保障補佐官の欠席により、会議へ急遽参加した。報復と先制攻撃を煽る戦略軍に対し、最後まで極東方面との対話を続け、全面戦争を避けるべく奮闘する。
突然矢面に立たされながら、己の職務を全うするジェイクを演じるのはガブリエル・バッソ。オーバーさを一切出さないごく自然な演技は、ジェイクの肩にかかる責任の重さと決死の思いがひしひしと伝わります。Netflix映画『ナイト・エージェント』で見せた真に迫る演技は『ハウス・オブ・ダイナマイト』でも健在です。
関連記事:Netflix『ナイト・エージェント』早くも続編決定の豪華アクションサスペンス
アメリカ合衆国大統領(イドリス・エルバ)

バスケットボールのイベント参加中に突然ミサイル発射の報を受け避難。移動中に各所からの報告を受け、報復か否か、究極の選択を迫られる。
Netflix映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』ドキュメンタリーと錯覚するほどのリアリティ

「アメリカに向けて極東方面から正体不明のミサイルが発射」されるという、最悪のシチュエーションをドキュメンタリー調で描くNetflix映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』。
語るべき見どころは、徹底的に追求されたリアリティのある仕上がりです。もちろん、実際の防衛手順や決定のプロセスを私たちが知る手段はありません。しかし、各役職の動きや思惑を信じ込ませる脚本と、オーバーさを一切排除した俳優陣の迫真の演技から伝わってくるのは本物の緊張感。“いつもの日常”が恐ろしい勢いで世界崩壊の危機へと転がり落ちる様子のリアルさは、映画というよりドキュメンタリーを見ているような錯覚に陥ります。スマートフォンで撮っているかのような手ブレとズームを駆使したカメラワークも、リアリティと没入感を高め、観る者を物語の現場へと引き込み、登場人物たちの存在を身近に感じさせます。
Netflix映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』人の動きからも見えるリアルさ

「核兵器による全面戦争」という人類滅亡のシチュエーションは、数々のフィクション作品で描かれてきた題材でしょう。
どんな役職に就いていても、どれだけ人を率いていても、結局は1人の人間であるという視点こそが、Netflix映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』のリアリティを演出しています。事件対処の最前線にいる登場人物たちも、私たち一市民と同じ“いつもの日常”を送っているのです。作中に点在する「緊急事態でこんな行動を取るか?」と思われるシーンにも、逃げられない危機に直面した人間ならではのリアルさを感じます。
まとめ
10月24日からNetflixにて独占配信がスタートしたNetflix映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』。完全なフィクションでありながら、国際情勢に揺れる現代だからこそのリアリティが詰まった政治スリラー作品です。
本当に起こった出来事かと錯覚するような、徹底的に追求されたリアリティある演出は、他に類を見ないほどの緊張感と恐怖を味わえるでしょう。ミサイル着弾までのおよそ18分を3つの視点で描くため、視聴を進めるうちに全体の解像度が高まっていくような構成も素晴らしいポイント。登場人物がそれぞれプロ意識を持ち、与えられた任務に集中する姿は、“お仕事映画”としても魅力ある作品です。話題沸騰の映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』はぜひNetflixでご覧ください。
【Netflix映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』独占配信中!】
Netflixを楽しむなら「eo光シンプルプラン 10ギガコース Netflixパック」がおすすめ!こちらはeoアプリ登録者限定で、eo光シンプルプラン 10ギガコースとNetflixのスタンダードプランのセットが最大6カ月間390円/月でご利用いただけるプランです。

※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。


