2022年2月よりNetfiixで配信開始され、“今一番泣ける”と話題になったドラマ『39歳』。映画『82年生まれ、キム・ジヨン』を手がけた脚本家のユ・ヨンアが、40歳を目前に人生を見つめ直す3人の女性を描いています。
主演を務めるのは『愛の不時着』のソン・イェジン、『賢い医師生活』のチョン・ミド、ミュージカルでキャリアを積んできたキム・ジヒョン。2022年に40歳を迎える彼女たちが恋と友情、そして仕事に悩める大親友の3人を演じたリアルヒューマンロマンス。本記事では、そんな『39歳』の激推しポイントを解説します。
『39歳』のあらすじ
皮膚科医のチャ・ミジョ(ソン・イェジン)、演技指導者のチョン・チャニョン(チョン・ミド)、化粧品セールスマネージャーのチャン・ジュヒ(キム・ジヒョン)は20年来の親友。高校時代に出会ってから、うれしいことも悲しいことも、一緒に乗り越えてきた。3人は40代を目前にして、それぞれが人生の「宿題」と向き合うことになる。だが、ある残酷な運命が彼女たちを待ち受けていた。
『39歳』の登場人物・キャスト
チャ・ミジョ(ソン・イェジン)
ソウル繁華街にある江南皮膚科の院長。7歳まで児童養護施設で育った。ある理由で1年間のリフレッシュ休暇を取ろうとしていたところ、ソヌに出会う。
ミジョ役は日本でも大ヒットとなった『愛の不時着』でヒロインを務め、人気を博したソン・イェジン。相手役のヒョンビンとプライベートでも結ばれ、“愛の不時着婚”と話題に。今作では、才色兼備でしっかり者のミジョを演じています。
チョン・チャニョン(チョン・ミド)
演技指導者。自身も俳優を目指していた。元恋人で妻子あるジンソクとプラトニックな不倫関係を長年続けている。
サバサバした性格ながら、誰よりも思いやりがあるチャニョンを演じたのはチョン・ミド。ミュージカル俳優として活躍していましたが、2020年に放送されたドラマ『賢い医師生活』で、主人公5人の紅一点チェ・ソンファ役に大抜擢されました。
チャン・ジュヒ( キム・ジヒョン)
デパートの化粧品セールスマネージャー。恋愛に奥手で交際経験がない。近所に開店した中華料理店のオーナーシェフで、年下のヒョンジュンと知り合う。
ミュージカル界でトップ女優として有名なキム・ジヒョンが、天然で愛されキャラのジュヒをキュートに好演。2021年には『工作都市』や『海街チャチャチャ』などのドラマにも出演し、韓国内で人気が高まっています。
キム・ソヌ(ヨン・ウジン)
ミジョの病院で働くことになる皮膚科医。アメリカに移住していたが、母親が亡くなり突然いなくなった妹ソウォン(アン・ソヒ)の面倒を見るために帰国。ソウォンが育った児童養護施設でミジョに出会う。
演じるのは『七日の王妃』や『君の歌を聴かせて』など、さまざまな韓国ドラマで主演を務めるヨン・ウジン。“ロマンス職人”と呼ばれる彼は、本作でも色んな胸キュンシーンを生み出しています。
キム・ジンソク(イ・ムセン)
芸能事務所の代表。チャニョンと付き合っていたが、ある理由から破局。自暴自棄になっていた時に出会った女性と結婚したが、チャニョンとの関係を手放せずにいる。
大ヒットドラマ『夫婦の世界』で脚光を浴びたイ・ムセンが大人な男性を熱演。幅広い役柄をこなす“カメレオン俳優”として有名な彼が、本作で見せる泣きの演技は必見。
パク・ヒョンジュン(イ・テファン)
中華料理店「チャイナタウン」のオーナーシェフ。一流ホテルのシェフを辞めて、自分のお店を開いた。そのことで年下の彼女と喧嘩が絶えない。一方、ジュヒと親しくなっていく。
主要人物の中で一番年下のヒョンジュンを演じるのは、『キム秘書はいったい、なぜ?』のイ・テファン。人気俳優グループ「5urprise」のメンバーでもあります。
“シスターフッド作品”の最高傑作!『39歳』激推しポイント
本当にこのままでいいの?人生に迷う人に絶対おすすめ
人生を80年とするなら、40歳はちょうど人生の曲がり角。これまでの道のりに何の意味があったのか。長いようで短くもある残りの日々をどう生きていくのか。多くの人が自分の人生について色々と考えを巡らせる年齢です。
それぞれの悩みを抱える3人の主人公もまた40歳を目前に転機を迎え、「人生の棚卸し」を始めようとしていました。児童養護施設で育った過去から抜け出せないミジョは、長期休暇を取って海外に行くことを決意。チャニョンはジンソクへの思いと大好きなタバコを手放そうと決め、ジュヒは仕事にプライドと熱意を持ったヒョンジュンに影響を受け、自分のキャリアを見つめ直します。
同じ年ながら性格や置かれた環境が異なる彼女たちの誰かには、きっと共感できるはず。実力派揃いの俳優たちが見せる圧巻の芝居が、3人の複雑な感情をリアルに映し出し、私たちの胸を揺さぶります。
号泣必至。究極の“シスターフッド”作品
『39歳』は女性同士の連帯や絆を描いた、いわゆる“シスターフッド”作品。同じジャンルでいえば、世界的な大ヒットシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』や、漫画家・東村アキコ原作の日本ドラマ『東京タラレバ娘』を思い浮かべる人も多いでしょう。
たしかに仲良しグループがことあるごとに集まり、赤裸々なトークを展開する点は共通しています。ですが、憧れと共感性を併せ持ったキラキラとした物語が描かれると思ったら大間違い。私たちを待ち受けているのは、これまでのシスターフッド作品と一線を画す衝撃の展開です。
物語が始まって、約3分後に映し出されるのは葬儀会場。男性陣の悲痛な表情がクローズアップされるとともに、ミジョ・チャニョン・ジュヒの誰かがこの世を去ることが明かされます。人生まだまだと思っていた矢先、3人の内1人が余命宣告を受けるのです。その事実を嘆き悲しみながらも、彼女たちが下した決断に涙が止まりません。
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何気ない日常が今よりもっと愛おしくなる
本作で印象的なのが、毎話の冒頭で流れる回想シーン。何気ない会話だったり、3人の過去にまつわる重要なシーンだったりするのですが、それがのちの本編に繋がって切なさを倍増させます。そして、感じるのは人生の一瞬一瞬がとても“愛おしい”ということ。
ミジョたちも3人でともに歳を重ねながら、変わらない日々を生きていくことができると思っていました。それなのに突然、友達や家族といった名前がつけられないほど、大切な存在との別れを覚悟しなくちゃいけない……。脚本家のユ・ヨンアは、遺す側と色んな立場に置かれた遺される側の思いを丁寧に汲み取り、物語に落とし込んでいます。
人生の終わりと始まりを見つめ、今まで一緒に歩んできた、そして未来をともに生きていきたい誰かを抱きしめたくなる。『39歳』はそんな、切なくも心が温かくなるような一作です。
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まとめ
物語を見終わった後も、しばらく余韻が抜けないほど上質な韓国ドラマ『39歳』。人生に迷ったとき、もう会えない誰かが恋しくなったとき、お守りのように何度も繰り返し観たくなる。
そんな『39歳』をぜひチェックしてみてください。
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