『今際の国のアリス』は、謎の世界に迷い込んだ人々が命をかけた“げぇむ”に挑むNetflixオリジナルドラマシリーズです。
麻生羽呂の人気漫画が原作で、2020年12月10日にシーズン1が配信されると日本国内だけでなく、韓国やタイ・フランス・ドイツ・イタリアなど世界約40の国や地域で総合TOP10入りを果たしました。2022年12月にシーズン2配信が予定されています。
人気の理由は、次から次に主人公・アリスを襲う生き残りをかけた過酷な状況と「生きるとは何か」を真正面から問い続ける人間ドラマにあります。
この記事では『今際の国のアリス』のあらすじとキャスト、見どころをたっぷりとご紹介していきます!
『今際の国のアリス』のあらすじ
有栖良平(アリス)は優秀な弟と比べられ、生きる目的もなくゲームに明け暮れる日々を過ごしていました。彼が心を許せるのは親友チョータとカルベだけ。いつものように鬱屈した気持ちをやりすごすために3人で渋谷に集まっていると、渋谷の街から人々が忽然と姿を消していたのでした。
電気やスマホも使えない状況の中、突然「GAMEを開始します」という広告が浮かび上がります。明かりに導かれ雑居ビルの中に入ると1台ずつスマホが与えられ、命を懸けた“げぇむ”に参加することに……。
“げぇむ”とは何か、この世界は何なのか。無事に生きて現実世界に戻るため、謎が深まる世界の中で、アリスは挑み続けます。
『今際の国のアリス』のみどころ
手に汗握る過酷な“げぇむ”から目が離せない!
『今際の国のアリス』の人気の理由は、何といっても過酷な“げぇむ”の内容です。ストーリーが進むごとに肉体的にも精神的にも過酷になっていく“げぇむ”。アリスたちがどのように切り抜けていくのだろうかと、手に汗を握りながら画面から目が離せなくなっていきます。
作品の中で繰り広げられる“げぇむ”は、トランプになぞらえたカードの絵柄で4種類のジャンルに分かれており、数字は難易度を示します。
フィジカルを活かした肉体戦の「スペード」、絆が試されるバランス型のチーム戦「クラブ」、頭脳戦の「ダイヤ」、そして裏切りのゲームと呼ばれる心理戦の「ハート」です。
「げぇむ」をクリアすると生きられる日数分の「ビザ」を受け取ることができます。生きるために“げぇむ”に参加するしかありません。
毎回違ったジャンルの“げぇむ”で追い詰められるアリスたち。どの“げぇむ”もルールはシンプルですが、それゆえに些細なことが命取りになってしまいます。
「ダイヤ」のときはアリスと一緒にゲームをクリアする方法を考えたり、「スペード」や「クラブ」のときはアクション映画さながらの迫力のある映像に没頭したりと、毎話多様な“げぇむ”で飽きさせないのが『今際の国のアリス』の大きな魅力です。タイトルから連想されるとおり、登場人物の名前などルイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』を彷彿(ほうふつ)とさせる要素が随所に登場します。
キャラクターそれぞれに描かれる人間ドラマに涙
『今際の国のアリス』のもうひとつの見どころは、ハードな状況の裏側で描かれる人間ドラマ。弟と比べられ生きる目的を失っていたアリスは、”今際の国”に迷い込んだことで(皮肉にも)初めて「生きたい」と願います。そこで孤独に生きていたウサギがアリスと出会い、アリスを励まし、ともに生き残るために信頼しあう姿には胸を打たれます。
アリスと対立する人々の中には、意外な過去がある人物も。登場人物それぞれがこれまで歩んできた人生は、決して楽なものではありません。だからこそ生き残りたい理由がしっかりと描かれおり、生きる覚悟と命の尊さを感じさせます。『今際の国のアリス』は単なる「デスゲームもの」ではなく、物語に深みのある「人間ドラマ」なのです。
『今際の国のアリス』の登場人物。実力派揃いのキャストをご紹介!
有栖良平/アリス(山崎賢人)
※「山崎」の「崎」はつくりが「立つ」の漢字
アリスは優秀な弟と比べられ、大学も中退。生きる目的もなくゲームに明け暮れていました。心を許せるのは、唯一無二の親友チョータとカルベだけ。“今際の国”に迷い込んでからは、ゲームで培った洞察力ととっさの冷静な判断力で“げぇむ”に挑んでいきます。
山崎賢人は、数多くの映画やドラマに出演する、日本を代表する若手人気俳優です。
今作の監督である佐藤信介とは、代表作『キングダム』でもタッグを組んでおり、お互いに信頼しながら撮影に臨んだそうです。
宇佐木柚葉/ウサギ(土屋太鳳)
尊敬していた登山家の父の不祥事と謎の死により、絶望感のなか孤独に生きてきたウサギ。
“今際の国”では父と同じクライマーとして鍛え上げた肉体とサバイバル能力を駆使し生き残っていました。仲間を作らず独りで行動していましたが、アリスと出会った後は生き延びるために協力していきます。
土屋太鳳は、NHK連続テレビ小説『まれ』での主演や、映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』で第41回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を受賞するなど最も活躍する若手俳優です。実はアクションが得意という土屋太鳳。自身の身体能力を活かしたクライマーという役で披露するアクションと、凛々しいタンクトップ姿にも注目です!
チシヤ(村上虹郎)
2話の“げぇむ”でアリスに出会い、興味を持ちます。何を考えているのかわからず、不敵な笑みを浮かべている謎多きキャラクターです。
村上虹郎は河瀬直美監督の映画『2つ目の窓』で俳優デビュー。見る人に独特の存在感を与える演技で着実にキャリアを重ねています。2021年10月には、岡田以蔵を演じる映画『燃えよ剣』が公開予定。
チョータ(森永悠希)
アリスの高校生の頃からの親友で、IT会社に勤務しています。母が新興宗教を信仰しており、お布施のお金を建て替えるなど、現実世界に虚無感を感じています。アリスとカルベと過ごすことで気持ちが救われている一面も。
森永悠希は子役出身の実力派若手俳優として高い演技力が評価されています。映画『しゃべれども しゃべれども』でスクリーンデビュー。他にも映画『天外門』など、多くのテレビや映画に出演しています。
カルベ(町田啓太)
チョータと同じくアリスの高校時代の頃からの親友。渋谷でバーテンダーとして働いていましたが、店長の恋人に手を出したためにクビになってしまいます。ケンカっ早いところがありますが、仲間思いで、“げぇむ”の中でも腕っぷしを活かした活躍をします。
町田啓太はドラマ・映画『HiGH&LOW』シリーズや、ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』などに出演する注目の若手俳優です。今作では金髪に無精ひげという無骨な外見で新しい役どころにチャレンジしています。
クイナ(朝比奈彩)
チシヤと行動を共にしている元アパレル店員。現実世界にいる病気の母親がいるため、早く戻りたいと願っています。
朝比奈彩は、モデルとして雑誌やCMに出演しているほか、ドラマや映画など俳優としても活躍の場を広げています。本作はドレッドヘアの空手の達人の美女という役どころで、171cmの長身を活かしたアクションシーンも必見です。
ニラギ(桜田通)
アグニの下につき、「ビーチ」の武闘派たちと一緒に行動しています。陰湿で攻撃的な人物。
桜田通は、ミュージカル『テニスの王子様』や映画『劇場版さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』で主演を務めるなど、注目の若手俳優として多くの作品に出演しています。
アン(三吉彩花)
ビーチの幹部の一人。頭脳明晰でどんな状況でも冷静に対処します。“げぇむ”の中でボーシヤに気に入られたアリスのポテンシャルを試そうとします。
三吉彩花は雑誌『Seventeen』のモデルとして活躍し、「女子高生のカリスマ」とも呼ばれ、若い女性に人気の俳優です。現在も複数の雑誌でモデルを務めるほか映画・ドラマ・CMなど多くの作品に出演しています。
ラスボス(柳俊太郎)
アグニの下で「ビーチ」の武闘派として行動しています。顔にタトゥーを施し、日本刀を持った無口で不気味な男です。
栁俊太郎は、183cmの長身で雑誌『MEN’S NON-NO』のモデルを務める傍ら、俳優としてドラマ・映画『HiGH&LOW』シリーズや映画『弱虫ペダル』に出演しています。今回の作品は顔面にタトゥーという衝撃的な姿にも注目。
ボーシヤ(金子ノブアキ)
「ビーチ」の創設者で、そのトップとして君臨する人物。ある目的のためにビーチに集まった人々を統率し、げぇむの参加を管理しています。
金子ノブアキはロックバンド・RIZEのドラマーで、俳優としても精力的に活動しています。『軍師官兵衛』『新宿スワン』など数多くのドラマや映画・CMに出演し、作品により別人のような表情を見せる実力派です。
アグニ(青柳翔)
「ビーチ」の幹部の一人。元自衛官でたくましい肉体を持ち、目的のためなら手段は厭わない武闘派です。
青柳翔は2009年に舞台俳優デビュー。映画『今日、恋をはじめます』で第22回日本映画批評家大賞の新人賞男優を受賞し、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍しています。
ミラ(仲里依紗)
ビーチの幹部の一人で、常に黒ずくめの服を着てほほえみを絶やさない謎の女性です。
仲里依紗は劇場版アニメ『時をかける少女』でヒロインの声を務め、話題となりました。モデル・俳優として活動し、映画『時をかける少女』、『ゼブラーマン~ゼブラシティの逆襲~』で第34回日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の映画賞を受賞しています。
シブキ(水崎綾女)
アリス・チョータ・カルベが“今際の国”ではじめて遭遇した“げぇむ”の参加者の一人です。“今際の国”のルールを説明し行動を共にする重要なキャラクターです。
水崎綾女は、映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』などの話題作に出演。カンヌ国際映画祭でエキュメニカル審査員賞を受賞した河瀬直美監督の『光』でヒロインを務めました。
クズリュウ(阿部力)
「ビーチ」のNo.2。常にボーシヤと行動を共にし、周囲を観察している頭脳派。
タッタ(渡辺佑太朗)
はじめて参加した“げぇむ”で危険にさらされたところをアリスに助けられた青年。
アサヒ(吉田美月喜)
「ビーチ」に参加する女子高生で、モモカといつも行動を共にしています。
モモカ(矢崎希菜)
アサヒと同じく、「ビーチ」に参加する女子高生。
まとめ
過酷な“げぇむ”の中で「生き残りたい」と願う人々を描く新感覚のサバイバルドラマ『今際の国のアリス』。人間の死への恐怖と生に対する欲望を通して、命の尊さを描いた作品です。
2022年12月にシーズン2の配信も決定している国内外で人気のドラマなので、気になった方はぜひこの機会にご覧になってみてはいかがでしょうか。
キャストによるクランクアップ後のコメント動画はこちら。ぜひチェックしてみてください。
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