アニメ『Tokyo Override』がNetflixにて2024年11月21日より配信スタート。舞台はテクノロジーが発展し誰でも安全に暮らせるようになった100年後の東京。偶然事件に巻き込まれたはみだし者の主人公・カイは、ビンテージバイクを乗りこなす3人に出会います。事件の真相を調査するうちに、理想的なはずの東京の暗部が見えてきて……。
この記事では、『Tokyo Override』のあらすじやキャスト、見どころを紹介します!
※本記事はNetflix『Tokyo Override』一部ネタバレを含みます。
Netflix『Tokyo Override』あらすじ
テクノロジーが進化した100年後の東京では、AIが暮らしに溶け込み、特に位置情報の共有技術が発展したことでセキュリティの強化や移動の自動化が行われ、安全性と利便性が向上。東京は誰でも自由で理想的な暮らしが送れる都市となりました。
そんな東京でひとりぼっちで暮らす主人公・カイは、ある時友人のアユミからハイウェイ(麻薬)を手に入れて欲しいと頼まれます。唯一の友人であるアユミの頼みを断れず、カイはいやいや治安の悪い地区へと足を運ぶことに。麻薬を手に入れたところを厚生省麻薬取締部の影山に捕まってしまいます。特技のハッキング技術を駆使しながら必死で逃げるカイが出会ったのは、「運び屋」集団のヒューゴ・スポウク・ワタリの3人でした。彼らとともに逃げるさなか、とある事件に関わることになったカイ。調査を通じて理想郷とされる東京の暗部を目にしていくことに……。
ミステリアスな展開と疾走感あふれるバイクアクション。予測不能なストーリーで惹きつけられること間違いなしの大注目アニメです!
『Tokyo Override』の魅力
近未来都市のデジタル感とバイクのアナログ感の対比がかっこいい
『Tokyo Override』で描かれる「東京」では、全てのものが自動化されバスやタクシーなどの交通機関でもオート運転が行われています。マニュアルで運転するのは時代遅れかお金持ちの道楽です。バイクなんて前時代的とされ、絶滅寸前ともいわれています。カイが偶然出会ったヒューゴ達3人が働くスマガレージは、表向きはビンテージ車両の修理工場。でも実態は、頼まれれば秘密裏に何でも運ぶ「運び屋」稼業を行っています。
『Tokyo Override』の大きな見どころの1つは、なんといってもクールなバイクアクション! 日本を代表するオートバイ製造メーカーのヤマハ発動機と本田技研工業の協力のもと、実在するバイクとオリジナルデザインのバイクが近未来の東京を縦横無尽に走り回ります。路地裏や車間などの狭いところを走ったり、高いところから飛び降りたり。スピード感を演出するカラフルな集中線やエフェクトなど、アニメならではの目で楽しめるポップな表現に加えて、轟音もリアルにこだわっています。目でも耳でも楽しめるので作品世界に没頭できます。
最初はバイクに乗ることを怖がり抵抗していたカイ。しかし、少しずつバイクに魅せられていく姿も丁寧に描かれているので、見ている人もカイとともにバイクの良さに引き込まれていきます。
登場人物の多くは、古いものに色々な意味で執着している人々です。カイは過去に執着し、スマガレージの面々はビンテージ車両に執着しています。カイを執拗に追う影山も、所属している厚生省麻薬取締部では人員削減が行われ、捜査方法が前時代的と嘲笑されています。
現在私達が一般的に使用しているものが未来ではアナログと位置づけられるであろうことは想像に難くありません。作中では高度に発展したデジタル技術の中にあっても、キャラクターが大切にしているものは現代の私たちと重なる部分が多くあるので、ストーリーと登場人物に深く共感できるはずです。
AI に最適化されすべてが管理された世界。自由とは何か。真の理想郷とは?
『Tokyo Override』の中で東京都民は移動情報をすべて政府に提供しています。その代わりに便利さと安全さを享受し、世界的にも「理想郷」と呼ばれる都市を実現しています。
しかしその裏側では「タグ無し」と呼ばれるいわば戸籍のない人々が生活しており、ハイウェイと呼ばれる麻薬も横行しています。一見平和で理想的ともいえる東京ですが、弱い立場の人々の犠牲の上に成り立っていることが少しずつ明らかになっていきます。
カイは天才的なハッキングの技術を駆使し、東京で自由に暮らしていたはずでした。一方で常に孤独感を抱え、どこか不安な日々を送っていました。満たされない日々の中、友人のために手にした麻薬がきっかけで、とある少年の死亡事故に巻き込まれてしまいます。東京が本当の理想郷であれば、このような暗い事件は起こらないはず。
逃げるカイが出会ったスマガレージの3人は、頼まれればなんでもデリバリーする「運び屋」。都市の管理をくぐり抜け、人々のために、自分がやりたいことのためにバイクで走り抜けます。彼らと共に過ごすことで、カイは少しずつ自分のやりたいことや居場所を見つけ出していくのです。
管理された都市の中で、本当の自分とは何か、自由とは何か、自身にとっての理想郷とは何かを考えさせてくれます。タイトルにもある「Override」の意味は「自動制御を解除すること」。『Tokyo Override』は、自分自身の人生のハンドルは自分で握る大切さを教えてくれる作品です。
『Tokyo Override』の登場キャラクター
小熊カイ(声:ファイルーズあい)
東京で孤独に暮らす少女。実は凄腕のハッカー。スマガレージの人々と出会い、少しずつ心を開いていく。
ヒューゴ(声:竹内良太)
スマガレージのリーダー的存在。おおらかな性格。カイを仲間に招き入れる。
スポウク(声:前野智昭)
スマガレージの一員。クールでバイクの運転に長けている。
ワタリ(声:伊藤茉莉也)
スマガレージの一員。ハッキングが得意で難しいルートも乗りこなす。
ユキヲ(声:千葉繁)
ワタリの父。スマガレージを経営している。
アユミ(声:芹澤優)
裕福な生活をしている少女。カイの唯一の友達だが、カイのハッキングの腕を利用しているところもある。
影山(声:大塚芳忠)
ベテランの厚生省麻薬取締官で、「トカゲ」と呼ばれている。カイを怪しいとにらみ、つけ狙っている。
安元(声:入野自由)
若手の厚生省麻薬取締官。影山の部下。
家氏(声:甲斐田裕子)
デジタル省都民管理局員。都民の移動状況を管理している。スマガレージにタグ無しの子どもたちを運ぶように依頼をする。
まとめ
『Tokyo Override』は近未来の東京をバイクで猛スピードで駆け抜けるカタルシスがあります。加えて理想郷の裏にある暗い思惑の真相を探るというサスペンス要素もあり、映像美とストーリーにわくわくしながら引き込まれる作品です。約30分、全6エピソードで構成されて観やすい長さのため、一気見して疾走感を体感してみてはいかがでしょうか。
【Netflixシリーズ『Tokyo Override』独占配信中!】
Netflixを楽しむなら「eo光シンプルプラン 10ギガコース Netflixパック」がおすすめ!こちらはeoアプリ登録者限定で、eo光シンプルプラン 10ギガコースとNetflixのスタンダードプランのセットが最大6カ月間390円/月でご利用いただけるプランです。
eoの定額4Kテレビならお手軽に「SONY 4Kブラビア」をご利用いただけます。
リビングを映画館に!Netflixの4K対応作品を大迫力の4Kテレビで楽しもう
各種保証・保険がついてサポートも充実。高価な4Kテレビをお手軽に楽しみましょう!
※上記掲載の情報は、取材当時のものです。掲載日以降に内容が変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。