『ストレンジャー・シングス 未知の世界』5 VOL1あらすじ・登場人物をネタバレなし/ありで解説

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』5 VOL1あらすじ・登場人物をネタバレなし/ありで解説

世界中が待ち望んだ、Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5 VOL1がついに2025年11月27日から配信開始! 「おさらい」として再視聴する人が増えて、シーズン1~4が再びNetflixの再生数上位にランクインするなど、その熱狂はとどまるところを知りません。 アメリカの田舎町ホーキンスの町の面々と「裏側の世界(アップサイド・ダウン)」との戦いは、いよいよ最終章へ。今回は、配信されたばかりのシーズン5 VOL1(第1話〜第4話)について、あらすじ、見どころ、そして衝撃の伏線回収まで徹底解説します。
※本記事はNetflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン1~4の一部ネタバレを含みます。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』5 VOL1のあらすじ(ネタバレなし)

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』5 VOL1のあらすじ(ネタバレなし)

※これまでの展開(シーズン1〜4)を復習したい方は、こちらの記事を参照ください。
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』を今から観たい人へ、Q&Aで解説。シーズン5に備えよう

シーズン4の決戦の結果、イレブン(エル)によって強敵「ヴェクナ」を退けるも、決着がついたかは不明のまま。ホーキンスの町は「裏側の世界」の侵食を受け続け、町はアメリカ軍によって隔離・封鎖されていた。 エルの友人であるマイク・ウィル・ルーカス・ダスティン、彼らの兄・姉世代のナンシーやジョナサン・スティーブ・ロビンたちは軍を出し抜き何度も裏側の世界への侵入を試みる。

軍に首謀者扱いされているエルは養父・ホッパーとウィルの母ジョイスに守られつつ、フィジカルと精神を極限まで高める過酷なトレーニングを行っていた。

そんな中、ウィルの妹・ホリーの周囲で不可解な現象が起き始める。「ミスター・ワッツイット」なる謎の存在と会話をするホリー。それは、かつてウィルが失踪したあの日の悪夢の再来を告げるものだった……。

(※ここから先はシーズン5 VOL1のネタバレを含みます。視聴後にお読みください)
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『ストレンジャー・シングス 未知の世界』5 VOL1のあらすじ(ネタバレあり)

ミスター・ワッツイットの正体とホリーの失踪

ミスター・ワッツイットの正体とホリーの失踪

マイクの妹・ホリーは「ミスター・ワッツイット」という人物と交流していたが、カレン(ホリーの母)やテッド(父)たちはイマジナリーフレンド(想像上の友だち)と片づけ、取り合わない。実はミスター・ワッツイットの正体は傷を癒していた敵・ヴェクナ。 ホリーはヴェクナによって裏側の世界へと引きずり込まれてしまう。カレン(ホリーの母)がワインボトルでデモゴルゴンに応戦するも重傷を負う。

決死の救出作戦と「罠」、精神的な監獄

決死の救出作戦と「罠」、精神的な監獄

負傷したカレンやテッドは、彼らの子供たちであるマイクとナンシーによって病院へ送り届けられる。一方、エルはホリーを救うため「裏側の世界」へ行き、別作戦で潜入していたホッパーと合流する。

マイクやルーカスたちはデモゴルゴン(裏側の世界の敵)や軍を罠でおびき寄せる作戦に出る。ホリーを探していたイレブンと、ヴェクナの視覚をジャックしたウィルの情報が繋がり、ダスティンやスティーブたちはヴェクナが育った「クリール・ハウス」へ向かう。

一方、ホリーは「ヘンリー・ワッツイット」と名乗るヴェクナと平和で美しい世界で楽しく過ごしていたが、ある瞬間秘密の手紙を発見。指示にしたがって向かうと、そこにはヴェクナの被害者でルーカスのガールフレンド・マックスの姿が。マックスは今いる世界はヴェクナによる精神的監獄だと告げ、ホリーに脱出を提案する。

衝撃の再会とウィルの覚醒

衝撃の再会とウィルの覚醒

ヴェクナは「子どもは身も心も弱く、操りやすい完璧な器だ」と語り、かつてのウィルのようにホリーや子どもたちを12人集めて何かを企んでいた。

裏側の世界にある軍の秘密施設に潜入したエルとホッパーは、「強力な兵器」として監禁されていた人物を発見する。それは当初予想されたヴェクナではなく、かつてイレブンと袂を分かった超能力者「カリ(008)」だった。

衝撃の再会とウィルの覚醒_2

途中までうまくいっていた作戦はヴェクナが操るデモゴルゴンの群れにより失敗し、追い詰められる仲間たち。絶体絶命の瞬間、友人ロビンの「自分を解放して」という言葉に呼応するように、ウィルがついに覚醒。 ヴェクナがシーズン3で見せたように、デモゴルゴンを空中に浮かび上がらせ、圧倒的な力で粉砕。ウィルはただのヴェクナの「被害者」ではなく、エルと並ぶ能力者(ソーサラー)に変貌を遂げる。

ウィルの「覚醒」と、意外な人物との再会

ウィルの「覚醒」と、意外な人物との再会

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5VOL1の最大のハイライトは間違いなくウィルの覚醒でしょう。シーズン1から「裏側の世界」の被害者であり続け、ヴェクナの「呪い」に苦しめられてきたウィルが、ロビンの言葉をきっかけに自分の殻を破るシーンは鳥肌ものです。ただ強大な能力にはリスクもありそうなので、シーズン5パート2以降、ウィルがどんな経験を経ていくかには注目です。

さらに軍の施設に捕らえられていたのは、シーズン2以来の登場となる「カリ(エイト)」だったことも大きなサプライズ。彼女の「幻覚を見せる能力」は精神世界で攻撃してくるヴェクナとの戦いで切り札になる可能性がありそうですが、軍がカリを拘束していた目的やカリの本心はまだ不明です。

・関連記事:『ストレンジャー・シングス』シーズン4Vol.1までのあらすじを解説・振り返る

マックスとホリーは脱出できるのか?12人の子どもの意味は

マックスとホリーは脱出できるのか?12人の子どもの意味は

ホリーの身体は裏側の世界でヴェクナの触手に捕らわれているようですが、精神は彼女が「カマゾッツ」と呼ぶ迷宮の中にいます。そこでホリーの前に登場したマックスは実世界では昏睡状態ですが、何とかこの精神的監獄の中で生き延びていました。

ヘンリー(ヴェクナ)の記憶を渡り歩き、彼が唯一恐怖するもののヒントを得ている様子のマックス。ルーカスはホリーがウィルと同じく同じ11月にヴェクナに誘拐されているなど「すべてに意味がある」と考えています。ヴェクナは12人の子どもを集めようとしているようですが、それがヴェクナの能力のモチーフである「時計」、あるいはイレブンたちがかつていた研究機関の子どもたちのナンバーに関係するのでしょうか。いずれにせよ謎はまだまだ残っています。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』5 VOL1の元ネタ・オマージュ

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』5 VOL1の元ネタ・オマージュ

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5 VOL1にも以下のようなオマージュが見られました。登場した作品など元ネタも含め、一部を紹介します。

  • 『五次元世界のぼうけん』(『リンクル・イン・タイム』):ホリーが言及する「カマゾッツ」は、マデレイン・レングルの小説に登場する、巨大な脳に支配された惑星のこと。「ミスター・ワッツイット」はこの作品の登場人物。
  • 『不思議の国のアリス』:ホリーを誘うヘンリーの紳士的な格好と懐中時計の組み合わせはルイス・キャロルによる『不思議の国のアリス』のウサギのよう。ホリー自身がカマゾッツの中でアリスのような衣装に着替えます。
  • 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』:製作のダファー兄弟のロス・ダファーによれば、ヴェクナがゲートから登場し軍を圧倒するシーンは、『ローグ・ワン』でのダース・ベイダーの登場シーンを意識しているそう。
  • 『SIREN』(ゲーム):ウィルがリスクを冒してデモゴルゴンやヴェクナの視点を見る描写(通称「デモジャック」)は、PS2用ホラーゲーム『SIREN』の「視界ジャック」を彷彿とさせます。
  • 『ホーム・アローン』:デモゴルゴンや軍隊を迎え撃つためにマイクたちが用意したトラップは、『ホーム・アローン』でマコーレー・カルキン扮する主人公が泥棒たちに仕掛けた罠へのオマージュでしょう。
  • 『アップサイド・ダウン』 :「逆さま/ひっくり返った」といった意味で、マイクたちが「裏側の世界」をそう呼んでいます。ロビンが暗号としてラジオでかけるこの曲はダイアナ・ロスによるもの。
  • 『魔界村』:ヴェクナに誘拐されそうになった悪童(のちにマイクたちの仲間になる)デレクがプレイしているのはカプコンによる高難易度のアクションゲーム『魔界村』と思われますが、恐らく画面に写っているのは当時のファミリーコンピュータ(アメリカのNES)版ではなくアーケード版。

    ・関連記事:『ストレンジャー・シングス』に影響を与えた30の元ネタ

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の登場人物(キャスト)シーズン5版

少年・少女たち

マイク・ウィーラー(フィン・ウルフハード)

マイク・ウィーラー(フィン・ウルフハード)

特殊能力は持たないが、テーブルトークRPG『D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)』の「ダンジョン・マスター」のように作戦を立案し、チームを導くリーダー。妹ホリーの危機に際し、「勇者マイク」として奮い立つ。エルと恋仲にある。

イレブン/エル/ジェーン・ホッパー(ミリー・ボビー・ブラウン)

イレブン/エル/ジェーン・ホッパー(ミリー・ボビー・ブラウン)

ブレナー博士による研究施設で育った超能力者の少女。養父となったホッパーに匿われながら、裏側の世界へ対抗するために過酷なトレーニングを積む。ホッパーと一度別離してからはウィルの家でともに育った。

ウィル・バイヤーズ(ノア・シュナップ)

ウィル・バイヤーズ(ノア・シュナップ)

シーズン1で最初にヴェクナに「裏側の世界」に誘拐される。裏側の世界から戻ってからも何かと不幸な目に遭う。マイクに思いを寄せつつもセクシュアル・マイノリティであることにも悩むが、ロビンに励まされる。今シーズンで視覚をジャックする能力に加え、デモゴルゴンを静止させる能力に覚醒。

ダスティン・ヘンダーソン(ゲイテン・マタラッツォ)

ダスティン・ヘンダーソン(ゲイテン・マタラッツォ)

シーズン4で亡くなった友人エディ・マンソンを学校の不良や町の人々が殺人鬼扱いすることに憤りを感じている。エディの思い出である「ヘルファイア・クラブ」のTシャツを着続け、以前より少しやさぐれているが、通信や理数系の知識・頭脳明晰さは健在。盟友スティーブとはすれ違い気味。

ルーカス・シンクレア(ケイレブ・マクラフリン)

ルーカス・シンクレア(ケイレブ・マクラフリン)

意識不明の恋人マックスを思い続けながら、肉体的にもたくましく成長。有刺鉄線や火炎瓶を使ったトラップ工作で実働部隊として活躍する。

マックス・メイフィールド(セイディー・シンク)

マックス・メイフィールド(セイディー・シンク)

シーズン4の終盤でヴェクナによって一時的に仮死状態になり、現実世界では昏睡状態になっているが、ホリーが迷い込んだ精神的監獄「カマゾッツ」で(精神体として)生き抜いていたことが判明。

大人たち

ジョイス・バイヤーズ(ウィノナ・ライダー)

ジョイス・バイヤーズ(ウィノナ・ライダー)

ウィルやジョナサンの母親。ウィルを再び失うまいと心配性に拍車がかかっているが、ウィルの成長を感じて徐々に態度を変えていく。ホッパーと恋愛関係にある。

ジム・ホッパー(デヴィッド・ハーバー)

ジム・ホッパー(デヴィッド・ハーバー)

ホーキンスの元警官で従軍経験がある、パーティーの(フィジカル面での)最大戦力。養子のジェーン(エル)を危険な目に遭わせないよう、こちらも過保護気味。

マレー・ボーマン(ブレット・ゲルマン)

マレー・ボーマン(ブレット・ゲルマン)

元調査ジャーナリストで、ロシア語も堪能な謎多き人物。シーズン5ではマイクたちを物資面で裏から支える。付き合いの長いナンシーとジョナサンの関係をどうにかしようと恋愛面もサポート(?)。

カレン・ウィーラー(カーラ・ブオノ)

カレン・ウィーラー(カーラ・ブオノ)

マイクとナンシー、ホリーの母。マックスの兄ビリーと微妙な関係になったり夫テッドとうまくいっていなかったりで酒びたりになる。ホリーを守るためにデモゴルゴンに割ったワインのボトルで戦うも、大怪我を負う。

テッド・ウィーラー(ジョー・クレスト)

テッド・ウィーラー(ジョー・クレスト)

マイクとナンシー、ホリーの父。ホーキンスに来てから同居するバイヤーズ一家の素行にストレスを溜めている。デモゴルゴンに襲われ、一時危篤状態に。

兄・姉たち

ナンシー・ウィーラー(ナタリア・ダイアー)

ナンシー・ウィーラー(ナタリア・ダイアー)

マイクとホリーの姉。新聞記者の卵で調査や作戦立案で活躍する。ホリーの行方不明や両親の大怪我で心配が重なる。ジョナサンとは恋人関係、スティーブはかつての恋人。

ジョナサン・バイヤーズ(チャーリー・ヒートン)

ジョナサン・バイヤーズ(チャーリー・ヒートン)

ウィルの兄で、幼い頃から父のようにウィルを見守ってきた。写真や音楽が趣味でナンシーとシーズン2から恋人関係になるが進展しきれずに悩み中。

スティーブ・ハリントン(ジョー・キーリー)

スティーブ・ハリントン(ジョー・キーリー)

かつてはホーキンス高校のプレイボーイで憎まれ役だったが改心。「究極のベビーシッター」(Netflix Tudum公式より)になる。シーズン3以降親友になったダスティンを心から心配している。ナンシーとジョナサンの間でちょっかいを出す。

ロビン・バックリー(マヤ・ホーク)

ロビン・バックリー(マヤ・ホーク)

スティーブとはバイト仲間でシーズン5ではローカルラジオのDJ「ロッキン・ロビン」として活躍。仲間たちに暗号を送り続けている。ホーキンス高校マーチングバンドのメンバー、ビッキー(エイミーベス・マクナルティ)と恋人関係。

妹たち

エリカ・シンクレア(プリア・ファーガソン)

エリカ・シンクレア(プリア・ファーガソン)

ルーカスの妹でませた性格と頭の良さを持つ。仲の悪い、デレクの姉ティナを利用した作戦や監視役として活躍。

ホリー・ウィーラー(ネル・フィッシャー)

ホリー・ウィーラー(ネル・フィッシャー)

ウィーラー家の末っ子。シーズン1では幼児だったが成長し、SF小説を好む少女に。ヴェクナに目をつけられ、シーズン5の鍵を握る人物の一人に。

裏側の世界/軍・その他

ヴェクナ/ヘンリー・クリール(ジェイミー・キャンベル・バウアー)

ヴェクナ/ヘンリー・クリール(ジェイミー・キャンベル・バウアー)

裏側の世界の支配者。シーズン4で傷を負ったが、ホリーやかつてのウィル、ホーキンスにいる子どもたちを「完璧な器」として利用し、完全復活や世界の改変を目論む。

ケイ博士(リンダ・ハミルトン)

ケイ博士(リンダ・ハミルトン)

サリバン中佐と共にイレブンを追う冷酷な科学者。能力と結果のみを重視し、部下すら道具のように扱う。演じるのは『ターミネーター』シリーズのサラ・コナー役で知られるレジェンド俳優リンダ・ハミルトン(『ストレンジャー・シングス』の大ファンだったそう)。

サリバン中佐(シャーマン・オーガスタス)

サリバン中佐(シャーマン・オーガスタス)

「ウルフパック」と呼ばれる冷酷な部隊を率いる。実質的には作戦の指揮はケイ博士が握っており、実働を担当する。

カリ/エイト(リネア・バーテルセン)

シーズン2で登場したイレブンの「姉妹」。ホーキンス研究所の実験体「エイト(008)」で、他人に幻覚を見せる能力を持つ。軍により拘束されていたが、その理由は不明。

・関連記事:『ストレンジャー・シングス』とは?あらすじ・キャストと見どころ

まとめ

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5 VOL1は、これまでのシーズンの集大成でありながら、ウィルの覚醒やカリ(エイト)・マックスの再登場など、予想を裏切る展開の連続でした。 残るエピソードで、マイクたちは裏側の世界から仲間を救い出し、ホーキンスを元に戻すことができるのでしょうか?

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』5 VOL 2(第5~7話)は日本時間12月26日(金)10時から、フィナーレ(第8話)は2026年1月1日(木)10時公開予定です。ぜひ世界中で盛り上がる壮大なストーリーの終わりを見届けましょう!

【Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン1~5独占配信中】


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