Netflix『アトラス』人間×AIの異色バディに地球の未来は託された!人工知能スミスの癒し効果は抜群

Netflix『アトラス』人間×AIの異色バディに地球の未来は託された!人工知能スミスの癒し効果は抜群

世界的なスーパースター、ジェニファー・ロペス主演の映画『アトラス』が5月24日からNetflixで独占配信されました。『アトラス』はジェニファー・ロペスが製作を手がけ、『カリフォルニア・ダウン』『ランペイジ 巨獣大乱闘』のブラッド・ペイトンが監督を務めるSFアクション。人工知能嫌いのアナリストと人工知能という異色のバディが、宇宙を舞台にAIテロリストに立ち向かう姿を描く本作の見どころを紹介します。

※本記事は『アトラス』の一部ネタバレを含みます。

AIが人間に反旗を翻す!遠いようで近い未来が舞台

AIが人間に反旗を翻す!遠いようで近い未来が舞台

スマートフォンの音声アシスタントやお掃除ロボットなど、私たちにとって身近な存在となりつつある人工知能(AI)。『アトラス』は、今よりもさらにAIが人間の生活に溶け込んでいる近未来が舞台です。一日のカフェイン摂取量も管理してくれるし、チェスの相手にもなってくれる。こうなったらいいな、便利だな、と思うような理想の未来がそこにあります。一方で、『アトラス』は起こるかもしれないAIの脅威を描いた作品でもあります。

本編から28年前。より良い地球の未来のために作られたはずのロボット・ハーランが、突如として全AIのプログラムを書き換え、人間を襲い始めます。国際協同連合、通称“ICN”によって世界の平和は取り戻されたものの、AIとの戦争で約300万人が命を落とし、首謀者であるハーランは地球外に逃亡したのでした。

そして現在、対テロ組織のデータアナリストであるアトラスはハーランがアンドロメダ銀河のGR-39にいることを突き止めます。アトラスは母親を殺したハーランを強く憎んでおり、GR-39に向かうレンジャー部隊に加わることに。しかし、作戦の最中にアクシデントが生じ、ある惑星に不時着。他のレンジャーはすでに息絶えており、本部との連絡も取れず、アトラスは自身のアークスーツに搭載された人工知能“スミス”とバディを組むことになります。

AIと人間の共存に必要なものとは?命の定義についての会話が深い

AIと人間の共存に必要なものとは?命の定義についての会話が深い

人間をサポートしてくれるはずのAIが人知を超え、仕事を奪ってしまったら?果てには、世界全体を支配するようになったら?

こうした懸念を反映させた物語は少なくありません。『アトラス』もその一つですが、AIの進化を否定しているわけではないのがポイントです。むしろ、人間とAIの“共生”を模索している作品だと思います。

スミスとバディを組むことになったアトラスですが、ハーランの一件もあってAIに強い不信感を抱いており、彼らの相性は最悪。アトラスはスミスとの神経リンクも拒否します。ですが、危機に瀕し、仕方なく神経リンクを受け入れてからアトラスに変化が訪れます。自分のことを理解し、歩み寄ろうとする“人間らしい”スミスに少しずつ心を開いていくアトラス。

印象的だったのは「命をどう定義するか」という二人の会話です。アトラスはAIに命はないと考えていましたが、スミスは「私は刺激に反応し、思考し、決断を下します」「私のコードと同じようにあなたのDNAが思考や感情、健康を決定づけています」と言います。つまり、人間にもAIにも命はあるとスミスは示唆しています。人類とAIを二項対立化させるのではなく、スミスのようにどちらにも敬意を表すことができたら。それは人間と人間、人間と自然や動物にもいえることで、共に生きていくためには何よりもまず互いの存在への敬意が必要なのだと改めて思わされました。

疲れた心に効く人工知能スミスの優しさ

疲れた心に効く人工知能スミスの優しさ

そして何といっても見どころは、人工知能であるスミスの愛らしさ。スミスはいかなる時も冷静に的確な判断を下してくれる、優秀でちょっぴりユーモアもある良き相棒なのです!

どんなに拒絶されても、全力でアトラスを救おうとする“姿”はいじらしさたっぷり。といっても姿形はなく、その声を字幕版ではグレゴリー・ジェームス・コーハン、吹き替え版では川島得愛が担当しています。川島はディズニー映画『ベイマックス』でケア・ロボット、ベイマックスの声も担当しているので、お馴染みの方も多いかもしれません。

筆者は吹き替え版で視聴したのですが、スミスの声がまたいいんです。人工知能なので発音の明瞭さはもちろんのこと、声に温かみがあって聞いているだけで癒されます。まさに理想の相棒と言える人工知能スミスに、疲れた時は癒されてみてください!

『アトラス』登場人物とキャスト

アトラス・シェパード(ジェニファー・ロペス)

アトラス・シェパード(ジェニファー・ロペス)

AIに強い不信感を抱いており、人間のことも信用していない孤高のアナリスト。母親はAIテロリスト・ハーランの開発者であり、自身もかつては一緒に暮らしていた。しかし、アトラスは母を殺したハーランを憎んでおり、彼を捕らえるために未知の惑星へ向かう。優秀だけど、直情的で弱いところもあるアトラス。世界的な大スター、ジェニファー・ロペスがカッコ良さだけじゃない、等身大の戦う女性を熱演しています。

ハーラン(シム・リウ)

ハーラン(シム・リウ)

AI専門家によって生み出され、その娘・アトラスと共に育った人型AIロボット。あることがきっかけで人類を地球の未来を脅かす存在とみなし、戦争を企てる。演じるのは、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の主演や、実写版『バービー』のケン役で知られる俳優シム・リウ。テロリストとしての狂気のなかに、ある種の純粋さも思わせる演技は必見です!

エリアス・バンクス(スターリング・K・ブラウン)

エリアス・バンクス(スターリング・K・ブラウン)

ハーランを生け捕りにすることを目標に、GR-39に向かうレンジャー部隊の大佐。母親が殺されてから不安定になっていると噂されるアトラスを信頼しておらず、彼女に反発する。自信家で爪が甘いところはあれど、頼もしい存在。彼の見せ場にも注目してみてください!

まとめ

まとめ

主演のジェニファー・ロペスが自ら製作にも携わったNetflix映画『アトラス』。近未来に起こりうるAIの脅威を描いた本作は息を呑む展開ながら、主人公であるアトラスと人工知能スミスの心のやりとりに癒されるSFアクションとなっています。設定もさほど難しくなく、描きたいテーマも明確なので、SF初心者の方にもオススメです!

【Netflix映画『アトラス』独占配信中!】


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