今までになかった大人の恋愛ドキュメントバラエティー『あいの里』に涙(ミルクボーイ・内海)

地上波で放送された人気番組『あいのり』のスタッフが再集結して作り上げたNetflixシリーズ『あいの里』。2024年11月5日からシーズン2の配信が始まり、再び注目が集まりました。そんな恋愛リアリティ番組『あいの里』の魅力を、お笑い芸人のミルクボーイ・内海崇さんに語っていただきました。

※本記事はNetflixシリーズ『あいの里』の一部ネタバレを含みます。

Netflixシリーズ『あいの里』とは

Netflixシリーズ『あいの里』とは

山中の古民家で自給自足の生活を送ることになるのは、35歳から60歳の男女8人。彼らの目的は、人生最後の恋を探すこと。非日常の空間で素顔をさらけ出しながら、最後の恋を見つける大人の恋愛リアリティショー。果たして、彼ら・彼女らは最後にカップルとして古民家を旅立つことができるのか……。

他にはない大人の恋に涙するストーリー

他にはない大人の恋に涙するストーリー

ーー『あいの里』を観るきっかけはなんだったんですか?

僕、これまで恋愛リアリティって全然観てなかったんです。高校の時に『あいのり』にハマってたくらいなんです。
それが『あいの里』のCMを観たときに、ロンブーの淳さんとかベッキーさんが号泣してるの観て、「何でこんなことになるんやろ?」って気になって観始めたのがきっかけです。

それで『あいの里』を観てみたら、ホンマに泣きました。普段全然泣かないんですけど、熱い気持ちにさせられました。これは内海を泣かせましたね!

ーー印象はいかがでしたか?

まず『あいの里』は今までの恋愛リアリティショーと全然違うんです。こういう番組って、20代の美男美女が集まったキラキラした恋愛ってイメージだったんです。でも『あいの里』は、まずぼろぼろの古民家がスタート。それをキレイにするところから始まるんです。出演者も40歳とか60歳とか、とにかく幅が広くて、「どうやって恋愛に発展するんやろ」ってめっちゃ気になるんです。

ーー恋愛リアリティショーの固定概念を壊すような作品なんですね。

そうなんです。若い子たちの「キラキラ」とか「キュンキュン」じゃない。なんか……「ギュインギュイン」みたいな。甘くない、苦い感じやねんな。とにかく味が濃いのよ。ほんまドロドロの甘酢みたいな、ようわからんけど。それが面白いんです。
シーズン2では最初みんなで一緒に寝る場面があるんですけど、そこで女性がいびきかいてたりするんです。そのさらけ出してる感じがいいんですよ。
そういう自分を装ってない感じを観れるのが魅力ですね。

ーーみんな、恋愛に本気なんですね。

他にはない大人の恋に涙するストーリー

出演している人は、結婚とか生涯最後のパートナーを探しに来られているんです。だから隠し事をしないし、自分の弱いところも見せるんです。結婚後の条件も話していて、「子供が欲しい」とか「親の面倒を見てほしい」とか、めちゃくちゃリアル。

物語が進んでいく中で、条件が合わなかったり、価値観が合わない場面っていっぱいあるんです。でも最後にはやっぱり「この人が好き」という気持ちで選ぶっていうのも、人間らしくていい感じなんですよ。

ーーパートナーとなると、同じ価値観を持つ人って大事ですからね。

ほんまにそう思いますね。僕は奥さんと観たんですが、「こんなに価値観ってさまざまあるんや」って感じましたし、それでいて自分が結婚できてることって奇跡なのかなって感じました。価値観が合う人と出会うって、ほんとに珍しいことなんやなって実感しました。

”好き”だけじゃない、誰かを背負う恋の覚悟

ーー『あいの里』で感情移入したシーンはありますか?

”好き”だけじゃない、誰かを背負う恋の覚悟

シーズン1で、めちゃくちゃ泣いたシーンがあるんですが「たあ坊」って男性が恋愛するところで。たあ坊はめっちゃ男前なんですけど、お父さんが韓国人・お母さんが日本人で長男の家系ということもあって、なかなか結婚を踏まえた恋愛に踏み切れないんです。

というのも、韓国の長男家系って1年に10回以上法事があって、数十人の親戚へ振る舞う料理を女性が1人で作らないといけないそうなんです。それをしてくれる人を選ばないといけないんですよ。たあ坊はこれまでいろんな恋愛をしてきたと思うんですけど、このことが頭をよぎって引いたこともあると思うんすよ。
恋愛なのに恋愛以外の要素を考えないといけないことって、大なり小なりみんなあると思うので、すごく胸に刺さりましたね。

ーー結婚ってなると、家族も考えないといけないですもんね。

たあ坊が好きになるゆうこりんも「自分の家族を大切にしたい」というのが、結婚条件なんです。どっちも親や家のことを大切に考えてるんです。どっちが譲るのか、あきらめるのか……。あきらめるにしても好きという気持ちはどうするのか。結婚って自分と相手だけじゃなくて、両方の家族のことを背負わなくちゃならないんだなって実感しました。

ーーそれぞれの恋愛がとても濃い感じなんですね。

”好き”だけじゃない、誰かを背負う恋の覚悟

ほんとにシーズン1は全部よかったです。

おかよとじゅんぺいもいいんですよ。おかよはじゅんぺいが好きなんですけど、じゅんぺいは違う女性のことが気になってる。それでもおかよは思い切って告白するんですけど、結論には、ほんまにびっくりした。これはもう観て。

ーーリアルな恋愛を楽しみつつ、どうなるかのハラハラを感じる作品なんですね。

『あいの里』はほんまにハラハラしますね。みんな個性的だからこそ「何でそんなこと言うんやろ」とか「なんで今やねん」みたいなことがいっぱいあるんですよ。それで展開がどんどん進んでいくんすよ。恋愛プラスの人間模様が見れて、2度おいしいって感じです。

ーーそれだけ個性的な人が集まってるんですね。

”好き”だけじゃない、誰かを背負う恋の覚悟

ほんまにキャラが濃い。シーズン1のハリウッドっていう俳優の男性がいるんですけど、この人の個性がすごいんです。ヌンチャクとか持ってきてたり、子供みたいなことして嫌われたり……。恋愛観もすごくて、焦ってるのかすぐにパートナーを決めてすぐに告白するんですよ。なんか中学生とかの恋愛感覚のまま、大人になったみたいな感じなんです。

ーー他に印象的な人はいますか?

”好き”だけじゃない、誰かを背負う恋の覚悟

そうですね。自分的シーズン1の名シーンが、中さんって男性が鐘を鳴らすシーンなんです。『あいの里』では、告白する前に鐘を鳴らすんですよ。それで中さんが「告白するぞ」って覚悟を決めて鐘を鳴らすんですけど、気合が入りすぎて、鐘が鳴りすぎて大晦日かなって感じ。あっ、このシーンのときはテレビの音量だけ下げといてくださいね。ホンマにびっくりするんで(笑)。

ーーすごい個性の持ち主ですね……。ちなみにお相手の方はどんな人なんですか?

中さんの相手は、みな姉って方で、中さんと同い年の60歳なんですけど、有名な元子役俳優のお母さんなんです。中さんもお子さんがいて、最後のパートナーを探しにきてて、同じ年ってこともあって、惹かれあっていくんです。そして告白のときに、2人の物語で起こったとあることがキーになってくるんです。いやぁ、面白かった。

ーー出演者の皆さん、ほんとに癖がありますね。

こんなに個性強い人ばっかりいるんやって思いましたね。自分がなんて薄いんだって。それぞれにバックボーンがあって、物語が進むごとに観ている側も、人としてキャラクターとして好きになっていくんです。それでいざ告白。そりゃ泣くよねって感じですよ。友達が告白してるような感覚なんです。だから感情がのるんですよ。

より個性が強くなったシーズン2

より個性が強くなったシーズン2

ーーそれではシーズン2を観ての感想を教えてください。

シーズン1からさらに個性が強くなってますね。
音楽教室の講師をしているギタりんっていう男性がいるんですけど、ハリウッドと並ぶ個性の強さ。情熱的な感じなんですけど、それが空回りしてるんです。素直な方で、友達やったら最高なんですけど、恋愛ってなるとちょっと踏み込みすぎてるところがあって……不器用すぎる人なんですよ。
あとパチゆみって女性の方の娘さんが誰もが知る有名タレントさんで衝撃が走りました! まだあいの里参加者には隠してるんですけどね。いろんな伏線が張り巡らされてるんです。

ーーシーズン2で気になったシーンはありますか?

それはあやかんさんが泣いちゃうシーンですね。
あやかんさんは、おそらく一番年下なのかな? 他のお姉さん方は食事のときに「おかわり大丈夫?」って聞くんですが。「なんでそんなこというの」って泣くんですよ。「いや、なんで!?」って思うじゃないですか。でもあやかんさんは、昔おかわりしすぎてぽっちゃりしちゃったことがあって、それで好きな人に嫌われた過去があるみたいで、それから「おかわりしろ」っていうのがトラウマになってるみたいなんです。
「いや、しらんやん」って思うんですけど、バックグラウンドを聞くと「なるほど」とも思うんですよね。いろんな価値観があるんだなって。いろんなハラスメントとか、押しつけとかがある今の時代に、価値観を学ぶ教材としてピッタリやと思いますよ。

ーーバックグラウンドも気にして話さないといけないんですね。

だからもう何もしゃべられへん。でも話を聞いたら納得できる。だからこそ伝えることって大事なんだなとも思いました。

ーーシーズン1から結構、雰囲気が変わるんですね。

大筋は同じですけど、個性の強い人が増えて、何が起こるのかわからない、恋愛に発展するのかもわからない感じ。違う視点で楽しめるようなイメージですね。
あとは、『あいの里』のストーリーでもある古民家のリフォームも見どころですよね。最初は埃だらけのところを掃除して、寝床を作ってみたいな。キレイになっていくのを観ることができるのもいいですよね。全部面白いんです。

ーー最後にどんな方に『あいの里』を観てほしいですか?

より個性が強くなったシーズン2

僕としては、夫婦で一緒に観てほしいですね。どれだけ自分たち夫婦が、同じ価値観を持って結婚したのかを実感できると思います。あとは結婚を考えているカップルもいいと思います。自分と相手の価値観を確かめるいい機会になるんじゃないですかね。譲らなあかんところ、譲られへんところがはっきりするし。結婚に向けて話すいいきっかけになると思います。

今回の記事は「eo光チャンネル」で放送中の番組『Netflix Freaks』の連動企画。こちらの動画もご覧いただき、ミルクボーイ・内海崇さんのプレゼンで作品の面白さをぜひ感じてください!

【Netflixシリーズ『あいの里』独占配信中】


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