ファンから長く愛される格闘小説『餓狼伝』を元に、悲しい過去を背負う指名手配犯・藤巻十三を主人公に据え、ついにNetflixでアニメ化！ 2024年5月23日より独占配信がスタートしたNetflixシリーズ『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』はキモである格闘シーンの制作にプロ格闘家の動きを取り込んでいるとか。
この記事では、Netflixシリーズ『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』のあらすじとキャスト、見どころについて紹介します。
目次
Netflixシリーズ『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』あらすじ
北海道に現れた巨大なヒグマとの死闘の果てに死にかけた格闘家・藤巻十三は、“軍曹”と名乗る正体不明の人物の部下に命を救われる。過去に人を殺めてしまい、指名手配犯として北の地で逃亡生活を送る藤巻。「もう人とは闘わない」と誓うが、強者を前にすると闘争を求める内なる獣を抑えるのに必死な日々を送っていた。噂を聞きつけた全国の強者が藤巻の動向を探り始め……。
やがて不正なトーナメントへの参加を強要され、強力な格闘家たちとの死闘へと駆り出される。
『餓狼伝』とは
原作の『餓狼伝』は、1985年に刊行された夢枕獏による格闘小説。空手家からプロレスラーなどさまざまな分野の格闘家が闘う“異種格闘技戦”に重きを置いた作品です。Netflixシリーズ『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』にも登場する流浪の格闘家・丹波文七を主人公とし、藤巻十三はライバルの1人として登場します。
これまでにもメディアミックスが行われており、『孤独のグルメ』作者・谷口ジローと『グラップラー刃牙』作者・板垣恵介により漫画化。板垣恵介版の『餓狼伝』は26巻（新装版）も刊行するほどの人気を誇ります。
Netflixシリーズ『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』の登場人物とキャスト
原作に登場する丹波文七をはじめ、おなじみのキャラクターが勢揃い。中にはNetflixシリーズ『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』オリジナルキャラクターも登場します。
藤巻十三（演：竹内良太）
竹宮流の後継者として泉宗一郎の元で修行を積んでいたが、ある日泉宗一郎の娘・冴子が強盗に襲われる現場を目撃し、激高した末に強盗を殺害、指名手配犯となってしまう。「人とは闘わない」という信念を持ちつつも、心の内に住まう“獣”の衝動と闘う日々を送っている。竹宮流の奥義「虎王」の使い手の1人。
丹波文七（演：稲田徹）
強さを求めて全国を旅する流浪の格闘家。ひょうひょうとした態度だが、ルール無用のファイトスタイルで対戦相手を圧倒する。原作ファンには馴染み深い「チキン・ウィング・フェイスロック」を披露するシーンもしっかり用意されています。
姫川勉（演：武内駿輔）
美形の天才格闘家。野試合を含めて負けたことが無いが、松尾象山に圧倒されたことで北辰会館へ入門。その実力は松尾象山にも認められ、右腕として帯同している。
松尾象山（演：⻄凜太朗）
北辰会の会長にして、最強の格闘家の1人。50歳を超えてなお作中屈指の肉体の持ち主で、性格は“豪快”そのもの。強者との闘いを何よりも求めており、全国から強者を集めた「北辰会トーナメント」の開催を目論んでいる。
泉宗一郎（演：玄田哲章）
竹宮流柔術の師範。白髪の混じった初老の男性だが、松尾象山をして「最強の格闘家の1人」といわしめるほどの実力者。
長門カルロス如是（演：細谷佳正）
Netflixシリーズ『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』オリジナルの登場人物で、ボクシングを主体とする格闘家。社交的で軽口を叩くなど、若さも見えるが実力は本物。裏社会の格闘大会「KODOKU」への出場を賭けて藤巻と対峙する。
多聞史人（演：木内秀信）
如是と同じく、『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』オリジナルの登場人物。奈良県警所属の刑事で、かつて道場破りに現れた藤巻に、必殺技「虎王」の練習台として倒されている。練習ついでに倒されたことを恨み、再度闘う機会を求めて藤巻を追っている。
泉冴子（演：遠藤綾）
泉宗一郎の娘。
Netflixシリーズ『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』格闘家の動きを元に作られた格闘シーンが最高！
Netflixシリーズ『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』の最大の見どころは、そのストーリーはもちろん、何よりも強者たちが繰り広げるリアルな格闘シーンです。
『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』では、実際の格闘家の動きを撮影した上でアニメに描き起こす手法を採用。 アニメならではのケレン味とプロ格闘家の動きが合わさった格闘シーンは大興奮間違いなしです。「骨が折れても平然としている」ような格闘アニメではなく、リアルさを追求した格闘シーンは、本当の格闘技の試合を見ているかのような錯覚さえ覚えるでしょう。『餓狼伝』の醍醐味である、異種格闘技戦の面白さが詰まった『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』の格闘シーンは必見です。
格闘シーン制作の裏側はこちら：
まとめ
名作格闘小説をアニメーション映像化したNetflixシリーズ『餓狼伝: The Way of the Lone Wolf』。原作ファン、各マンガ版のファンも大納得の格闘アニメです。もちろん、原作を知らない方でも楽しめるような工夫も凝らされた作品なので、『餓狼伝』に触れたことが無い方にもおすすめです。手に汗握る格闘シーンの連続で、1本30分弱で全8本の視聴時間もあっという間に感じるでしょう。
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