Netflix史上最大のヒット作『イカゲーム』をベースとしたリアリティ番組として2023年に話題を呼んだNetflixシリーズ『イカゲーム:ザ・チャレンジ』のシーズン2が、2025年11月4日に配信開始となりました。優勝賞金を賭けて子どもの遊びに本気で挑む456人のプレイヤーたち。最後まで生き残り、驚異の456万ドルを手にするのは誰なのか。ゲームの内容や見どころを紹介します。
※本記事はNetflixシリーズ『イカゲーム:ザ・チャレンジ』1&2の一部ネタバレを含みます。
『イカゲーム:ザ・チャレンジ』製作陣のこだわり

多額の借金を抱えた人々が賞金を求めて命がけのゲームに挑む韓国発のNetflixシリーズ『イカゲーム』は、2021年に配信開始後4週間で1億4200万世帯が視聴し、米エミー賞で主演男優賞や監督賞などの6冠を達成。2025年6月には、主人公ギフン(イ・ジョンジェ)の最後の戦いを描いたシーズン3をもって堂々の完結を迎えました。
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そんな『イカゲーム』をベースにしたリアリティ番組『イカゲーム:ザ・チャレンジ』。ドラマと同じく世界各国から集まった456人のプレイヤーが優勝賞金を賭け、『イカゲーム』に着想を得た遊びや試練に挑みます。リアリティ番組史上最高額となる賞金の456万ドルを手にするのは、たった一人だけ。シーズン1では、ベトナム人プレイヤーのマイ・ウェランさん(55歳)が見事賞金を手にしました。

2023年には、製作陣が番組づくりのこだわりを語る『イカゲーム: ザ・チャレンジ: 制作の舞台裏』も配信されています。それによると、各ゲームの会場はベッドフォードシャーの旧空軍基地飛行場を改造したカーディントン・スタジオに0から巨大セットを建設。その完成度は見学に訪れた『イカゲーム』のファン・ドンヒョク監督も「原作とほぼ同じ」と太鼓判を押すほどでした。
また最新技術を駆使してゲームの判定システムを構築。プレイヤーが脱落した際には服の中に仕込んだインクが弾け、まるで本当に撃たれたかのような衝撃を表現し、ピンクの洋服を纏った兵隊たち(=ピンクガード)の動きを訓練で統一させるなど、とにかく細部へのこだわりがすさまじい! 画面の向こうにいる視聴者は、ゲームの運営責任者フロントマンの気分になれるかもしれません。
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対立も互助も!『イカゲーム2』に着想を得たゲームが登場

対立も互助も!『イカゲーム2』に着想を得たゲームが登場
『イカゲーム:ザ・チャレンジ』は、筋骨隆々の力自慢たちによるサバイバル番組ではありません。どれも子どもの頃に遊んだようなゲームで、力が弱い女性や高齢者でも勝てる可能性は十分にあるのです。
シーズン2はお馴染みの「だるまさんころんだ」ではなく、カウントゲームから始まります。456人のプレイヤーが2チームに分かれ、時計も何も見ずに数をカウント。456秒たったと思ったらブザーで申告し、より456秒に近いチームが勝利するシンプルなゲームです。これにより、プレイヤーの半分が脱落するという波乱の幕開けとなりました。

今回は『イカゲーム2』から着想を得たゲームが用意されています。途中で待ち受ける多種多様な遊びをクリアしながら、5人6脚でゴールを目指す「5人6脚近代五種ゲーム」はチームワークとプレッシャーに耐え得る精神力が必要。プレイヤーに人数が宣告されたのち、制限時間内にその人数でチームを作って小部屋に駆け込む「マッチゲーム」では、それまで以上に蹴落とし合いが激しさを増す大波乱に。
一方で、心温まる展開となったのは終盤にプレイヤーたちを待ち受ける「ビー玉遊び」。『イカゲーム:ザ・チャレンジ』のシーズン1でも登場したこのゲームはプレイヤーがペアを組み、各自が持っているビー玉をかけて対決します。ビー玉さえ使っていれば、勝負の決め方は自由。最終的に相手のビー玉を奪った方が勝利、奪われた方は脱落です。
この頃になってくると残りの人数も少なく、一緒に試練を乗り越えてきた仲間として絆も深まりかけています。互いへの情が芽生えている上に、相手が番組に参加するに至った切実な思いを聞いたプレイヤーたちは次々と涙。なかにはわざと負けたのでは?と思うようなプレイヤーもいて、人の温かさに感動します。
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親兄弟と参加したプレイヤーたちの感動ドラマ

撮影中は老若男女問わず、全員同じ宿舎で生活しなければならないプレイヤーたち。そこで絆を、あるいは対立を深めていく彼らの人間ドラマもこの番組の大きな見どころです。
シーズン1では、高齢の母と参加した息子がいて、互いに支え合う姿が反響を呼びました。『イカゲーム: ザ・チャレンジ: 制作の舞台裏』でも語られているように、製作陣も手応えを感じたのでしょう。今回は、大胆な行動と戦略的な思考で有利にゲームを進めていく双子、これまでも一緒に色んなチャレンジをしてきた仲良し父娘、違う関係で出会ったとしても親友になっていたと豪語する兄妹と、身内で参加しているプレイヤーが多数見られます。

ゲームの合間にはときどき、プレイヤーに誰かを脱落させられる機会が与えられます。そうなると自ずと人は、ほとんど知らない相手か、脅威になりそうな相手を選ぶもの。つまりプレイヤーたちはあまり一匹狼になりすぎても、自分を開示しすぎても身を滅ぼしかねません。その中で誰を味方につけるかという心理戦も見応えがあるのですが、身内なら変な駆け引きをせずとも信頼できます。常に緊張感もあるので、信頼できる相手がいるというだけで安心でしょう。
まとめ
強固な絆は他のプレイヤーからすれば脅威になりかねないので、どちらか一方を早々に脱落させようとする動きも。また彼らは何をするにも一緒なのですが、それがのちに仇となるのです。もし自分と大切な人のどちらかが脱落しなければならなくなった時、どういう選択を下すのか。肉親対決にもぜひ注目してみてください!
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