『ボクたちはみんな大人になれなかった』ベストセラー小説をNetflixが映画化!

ボクたちはみんな大人になれなかった メインビジュアル

Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、2017年発表のベストセラー小説を原作とした作品。森山未來・伊藤沙莉などの豪華なキャスト陣が話題を呼びました。今回は、『ボクたちはみんな大人になれなかった』の魅力や登場人物について紹介します。

『ボクたちはみんな大人になれなかった』ってどんな映画?

ベストセラー小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』の映画化作品

ボクたちはみんな大人になれなかった 夜の街を歩く佐藤とかおり

Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、作家の「燃え殻」が発表した半自伝的小説の映画化作品です。ウェブ連載中から物語の「エモさ」が話題となり、2017年に書籍化されると瞬く間に大ベストセラーとなりました。
映画化にあたって、数々のMVやCMを手がけた映像作家・森義仁が長編映画初のメガホンをとり、2014年に公開された映画『そこのみにて光輝く』の高田亮が脚本を担当。2021年11月5日にNetflix配信がスタートし、同日に劇場公開されました。

バブル崩壊後から現在まで。1人の男の恋愛の記憶を巡る物語

ボクたちはみんな大人になれなかった 現在の佐藤

Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』でメインに描かれるのは、夢・希望を失った40代男性・佐藤誠の頭に浮かぶ、過去の友人や恋人との出会いから別れまでの日々です。中でもメインに描かれるのは、20年以上前に出会った恋人・加藤かおりとの思い出。バブル崩壊後の90年代中盤から、コロナ禍で人との関わり方が一変した2020年まで、佐藤誠の心に去来する過去の恋愛と友情が、時代を彩るさまざまなカルチャーと共に映し出されます。

『ボクたちはみんな大人になれなかった』のキャスト・登場人物

佐藤誠(森山未來)

ボクたちはみんな大人になれなかった 佐藤誠

物語の主人公。洋菓子工場で働いたのち、テレビ番組のテロップを制作する小さな美術制作会社に就職。東日本大震災の影響で状況が激変するも、その後もテレビ業界の片隅にしがみつきながら働いています。1995年に求人雑誌の文通募集欄を通して出会った「加藤かおり」と恋に落ち、彼女に勧められた小説家を目指していた時期もありました。

加藤かおり(伊藤沙莉)

ボクたちはみんな大人になれなかった 加藤かおり

物語のヒロイン。主人公の佐藤が本気で好きになった唯一の女性として描かれています。映画・アート・音楽などに詳しく「普通」なことが大嫌いな人物。ルックスにコンプレックスを持っているものの、オシャレが好きでアジア系の雑貨店に勤務しています。

関口賢太(東出昌大)

佐藤が就職した美術制作会社の同期。約20年にわたって佐藤と一緒に働き、苦楽を共にした人物。佐藤がデートをできるように彼の仕事を巻き取るなど、優しく男気のある人物として描かれています。

三好英明(萩原聖人)

美術制作会社の社長。口が悪く、粗暴な人物ながら、何の会社かもわからずに応募してきた佐藤と関口を即採用。仕事に疲弊した関口に食事をおごるなど、懐の深い一面も垣間見えます。

石田恵(大島優子)

ボクたちはみんな大人になれなかった 石田恵

佐藤が2010年代に付き合っていた恋人。結婚を約束し同棲生活を送っているものの、何に対してもやる気がなく、気まぐれな佐藤に振り回される人物。結婚に対して後ろ向きな佐藤とは喧嘩が絶えず、やがて佐藤に愛想をつかしてしまいます。

スー(SUMIRE)

2000年代、佐藤がかおりと別れ傷心しているときに出会ったクラブのバーテンダー。「絶望している人を見つけるのが得意」だという不思議な魅力を持つ女性。東京で生き抜くためにさまざまな仕事をしており、深い心の闇を抱えています。

七瀬俊彦(篠原篤)

佐藤が洋菓子工場で働いていた時期の仕事仲間。密かに佐藤に思いを寄せる同性愛者で、佐藤が恋や仕事に悩む度に話を聞き、背中を押してくれる存在です。

『ボクたちはみんな大人になれなかった』の魅力は?

誰もが経験した出会いと別れ。共感性の強いテーマが魅力

ボクたちはみんな大人になれなかった かおりを抱く佐藤

Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の魅力は、「過去の恋愛の思い出」という、誰しもが共感できるようなテーマです。

劇中で描かれるのは、「自分よりも大切な誰かに出会い、世界のすべてが輝いて見えた高揚感」「好きな人に自分の存在を承認してもらえたときの大きな喜び」「大切な人と別れたときの、いつまでも消えない悲しみや喪失感」など、人生で一度は経験したことがあるような普遍的な感情ばかり。

視聴者はこのような感情の描写を通して、自分にとっての「あの時、あの場所、あの人」を思い出し、物語の世界に浸ることができるでしょう。

森山未來と伊藤沙莉が共演! 実力派俳優による魅力的な演技

ボクたちはみんな大人になれなかった 90年代ファッションに身を包む佐藤とかおり

実力派俳優による魅力的な演技も、本作の魅力のひとつです。特に注目すべきは、『モテキ』『怒り』『アンダードッグ』『苦役列車』といったヒット映画に出演し、コンテンポラリーダンスや演劇の世界でも存在感を放つ、主演の森山未來。まだ危うげで幼さ残る21歳の佐藤から、夢や希望を失い何もかもに絶望した46歳の佐藤まで、年代によって移り変わる1人の人物を繊細な演技で演じ切りました。

さまざまな映画やドラマに引っ張りだこの伊藤沙莉の演技も見逃せません。ヒロインのかおりは、独自の美学や強さを持つミステリアリな女性。明るく接しやすい面はあるものの、感情が掴みづらく、どこか影を感じる難しい役どころを見事に演じ切っています。

佐藤の親友 関口役の東出昌大、2000年代の佐藤の恋人 恵役の大島優子、佐藤の勤務先の社長 三好役の萩原聖人、佐藤に思いを寄せる七瀬役の篠原篤など、脇を固める俳優たちの素晴らしい演技も必見です。

ノスタルジーに包まれる。時代を彩るカルチャーも見逃せない!

ボクたちはみんな大人になれなかった CDを眺める佐藤とかおり

主人公の佐藤とヒロインのかおりが意気投合するきっかけは、文学・音楽・映画・ファッションといった90年代カルチャーの数々。このような、ノスタルジックなカルチャーが丁寧に描かれているのも本作の魅力のひとつです。

小沢健二の楽曲、ラフォーレ原宿、レコードショップWAVE、タワーレコード、シネマライズなど、90年代を象徴するようなカルチャーや場所が登場。90年代をリアルタイムで体験した方は、強烈なノスタルジーを感じるはずです。体験していない世代も、自分たちの知らない新鮮な世界として当時のカルチャーを楽しむことができるでしょう。

まとめ

Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、「過去の恋愛の思い出」をテーマに、誰もが共感できるような普遍的な感情を描いており、90年代カルチャーや演技派俳優たちの素晴らしい演技を堪能できる作品です。Netflixで見られる映画を探しているという方は、ぜひ視聴してみてください。

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