Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン2が2022年12月22日より配信開始。本作は異次元の東京、”今際の国”に迷い込んでしまった人々が生き残りを賭けた“げぇむ”に参加する物語。シーズン2では主人公・アリスとウサギたちがさらに過酷になった“げぇむ”に挑んでいきます。
そんな今最も注目のドラマ『今際の国のアリス』の魅力を、ホラー映画好きの俳優・YouTuberであるかいばしらさんに熱く語っていただきました。
※本記事は一部Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン1、2のネタバレを含みますのでご注意ください。
プロフィール:かいばしら
俳優、YouTuber。ホラー系の映画や漫画の紹介を多く配信するYouTubeチャンネル「劇団かいばしら」などで人気。
目次
『今際の国のアリス』は非常にクオリティが高い作品。クリエイターの本気を感じる
ーー『今際の国のアリス』はどのような作品でしょうか。
『今際の国のアリス』の物語の始まりは、山崎賢人さんが演じる主人公・アリスが渋谷で友人と遊んでいると、謎の東京に迷い込んでしまい“げぇむ”に参加させられることになるんです。
その“げぇむ”は負けると死んでしまう理不尽なもの。さらにその世界には“ビザ”があり、切れると空からレーザーが放たれ殺されてしまうんです。
“ビザ”は1日ごとに減っていくので、死なないためには“げぇむ”に参加してビザをもらう必要があります。
自分の命を守るため、友達と一緒に生き延びるためにアリスたちが死の“げぇむ”に挑んでいくという話です。
さらに、物語の中でその世界の謎や元の世界に戻る方法も探っていきます。
ーー“げぇむ”のルールはどのようなものですか?
まず、“げぇむ”のジャンルがトランプの柄ごとに分かれています。そして難易度が数字で表され、小さい数字が簡単で、数字が大きくなっていくにつれてどんどん難しくなっていきます。
“げぇむ”の内容が参加前に分かるものもあれば、参加してから分かるものもあるので、もう本当に神頼み。
協力してクリアしようと仲間とともに参加した“げぇむ”が裏切りのゲームだった場合、仲間内で殺し合いをすることになってしまうことも。そういうやるせなさも魅力です。
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ーー『今際の国のアリス』シーズン2の魅力はどんなところにあると思われますか?
シーズン1の時点で渋谷の街のセットやCGのクオリティが高かったのですが、加えてシーズン2では第1話からスピード感のある展開が続きます。さらに世界の謎が少しずつ明らかになるなど話も広がるので、作品の解像度がすごく上がっています。
漫画原作ならではの空想的な描写でも、実写ではすんなり受け入れられる。漫画のような不思議なシーンは現実にはないけれども、ありそうに感じられるというフィクションとリアルのグラデーションが綺麗に嚙み合っています。
例えば風雨にさらされた車、都会の東京から地続きで繋がる森などの背景や、キャラクターの服装や汚れなどがリアルです。山崎賢人さんや土屋太鳳さんの2人は「本当に何年か暮らしていたんじゃないの?」と思わせるような、ずっとそこにいたような感じがします。
制作は多くの魅力的な作品を手掛けている株式会社ROBOT。監督・脚本は『キングダム』シリーズを手掛けている佐藤信介さん。映像的な見せ場を作るのが得意な実力のあるスタッフたちがシーズン1に続き、制作しています。
エンターテイメントとしてのクオリティがすごく高くて、観る人全員が満足できるんじゃないかなと思います。
映像からは高い水準の作りこみが伝わってきて、クリエイターさんたちの本気を感じましたね。映像的な喜びがすごく溢れているような作品だと思います。
みんな死んでほしくない。濃いキャラクターが魅力
ーーシーズン2の見どころ、この人はぜひ見てほしいというキャラクターは誰ですか?
山下智久さんです! 山Pをまずは見てほしいですね!
ーー山下智久さんはどのようなキャラクターを演じているのでしょうか?
シーズン2はゲームの難易度が上がり、主催者側と直接戦えるというシステムになっているのですが、山下智久さんはボスの1人であるクラブのキング・キューマとして出てきます。
本来はアリスが主人公なんですけど、キング・キューマは裏の主人公というか。キャラクターデザインや精神性が主人公の動きをしています。
シーズン2冒頭のアリスは、ウサギや仲間との関係で少しふわふわしている状態なんです。アリスは仲間思いなのですが、仲間に対して「自分が助けてあげなきゃ」というスタンスなんですよ。
一方、山Pは敵でありながらすごく気持ちのいい男なんです。そして仲間ともフェアな関係を築いている。
アリスとキューマが戦い合い、命を懸けてお互い理解していくという流れの中で、アリスにズドンと喝を入れなおす役として出てくるんです。
実はシーズン2の序盤での話なんですけど、もう最終回じゃんみたいな熱い展開です。主人公と主人公が戦うみたいな。
山Pはビジュアル的なインパクトもとんでもないので、日本だけでなく世界の人にも人気が出ると思います。それくらい素晴らしいです。
ーーシーズン2では山下さん以外にも多くのキャラクターが登場しますが、他のキャラクターはどうですか?
濃いキャラクターばかりで胸焼けしますよ(笑)。
全員実力のある俳優さんなので、芝居としても変な引っ掛かりがないし。原作が漫画なのでお芝居はある程度デフォルメされてると思いますが、良い角の立たせ方で、すごく記憶に残るようなやり方をしていて。ヘイヤ役の恒松祐里さんやバンダ役の磯村勇人さんなど、要所要所でインパクトを残していきます。
作品内で誰が死ぬか分からないので、みんな死んでほしくないんですよね。
嫌な奴もいるのですが、みんなちゃんと思想を持っています。ですから「お願いだから死なないでくれない? 次のゲームまで行こうよ」と思う奴らばっかりなんですよ。
シーズン1から引き続き登場する魅力あるキャラクターたちも過去が深掘りされています。新しく出てくるキャラクターたちは過去が分かるキャラもいれば、過去回想の無いキャラクターもいます。要はただ敵として出てくるだけみたいな。ただ、その立ち振る舞いから生き方が見えてくるんですよ。この人は元の世界でもこういう生き方をしてきたんだろうなぁとか、今際の国に来てから大変なことがあってこうなっちゃったんだろうなぁと想像ができるように作られています。
視聴者に想像を委ねてくれる部分もあり、それがまためちゃくちゃ楽しい。1人1人の人生があるので、本当にみんな死んでほしくないです。
ーーシーズン2で好きなエピソードはありますか?
僕はシーズン2の“げぇむ”の中では「どくぼう」が一番好きです。
参加者が首輪をさせられていて、首の後ろにある自分のマークを当てなきゃ死んでしまうという“げぇむ”です。参加者の中には“げぇむ”を攪乱する主催者がおり、誰が敵か分からない状況で、他人にマークを教えてもらわなければいけない。心理戦です。
どういう風に相手を騙そうか考えている人や、自分はどうしたらいいのだろうかと悩む人の姿がかなり詳細に描かれています。
腹の探り合いと、結果的にうまくいかなかった場合の絶望した表情は衝撃的です。
生き残りそうだなと感じたキャラクターでも、意外と早く死んでしまうことも。そういう予想できない部分も面白いところです。
Netflixシリーズ『今際の国のアリス』は自信を持って全世界におすすめできる作品!
ーーこの作品はどのような方に観てほしいですか?
Netflixシリーズ『今際の国のアリス』はたくさん映画やドラマを観ている方にこそ観てほしい作品です。Netflixを視聴している方の中には、作品を年間何百本と観て目の肥えた方々もたくさんいらっしゃると思うんですよ。世界基準の映像表現や映像美を観て、もしかしたら日本の映画やドラマに満足しきっていない方もいらっしゃるかもしれません。そういう方にまずは観て頂きたいです!
自信を持って、全世界にも、目の肥えた人たちにも通じる作品だと思います。
今回の記事は「eo光チャンネル」で放送中の番組『Netflix Freaks』の連動企画。こちらの動画では、かいばしらさんが『今際の国のアリス』を熱く語っています。かいばしらさんの生の声から作品の魅力を感じてください!
© 麻生羽呂・小学館/ROBOT
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