Netflixシリーズ『鬼武者』は、同名の大人気戦国アクションゲームを原作にしたアニメ作品です。2023年11月2日より配信がスタートしました。
舞台は江戸時代初期、熟年となった宮本武蔵が主人公。魂を食らう“鬼の篭手”の力で悪の幻魔をなぎ払い、巨大な陰謀と対峙していきます。
この記事では骨太エンターテイメント作品『鬼武者』のあらすじとキャラクター、見どころを紹介します。
『鬼武者』鬼と幻魔との戦いに剣豪・宮本武蔵が参戦
『鬼武者』は、ゲーム会社・カプコン制作の戦国アクションシリーズ。第1作目は2001年にPlayStation®用ソフトとして発売され、シリーズは全世界累計200万本を突破しています。シリーズを通して魂を食らう“鬼の篭手(こて)”により人を超えた力を授かった主人公が、幻魔との壮絶な争いに挑む姿が描かれます。本作では伝説の剣豪・宮本武蔵が主人公として活躍。
そんな大人気タイトル『鬼武者』初のアニメ化作品です。ゲームファンはもちろん、初めて『鬼武者』の世界に触れる方も見逃せない物語です。
アニメ『鬼武者』のあらすじ
民が貧困にあえぐ江戸時代初期。伝説の剣豪・宮本武蔵は、年をとっても剣の腕は衰えていませんでした。ある藩に実力を買われた武蔵は、侍5人と共に殿の密命を果たすべく旅に出ます。その密命とは、殿の命令に背いて謀反を起こした侍・伊右衛門を亡き者にすること。伊右衛門と同胞の侍たちは裏切りを信じられず、会って真意を突き止めたいと願っていました。
道中、人ならざる者の気配を察した武蔵は寺に封印された篭手を譲り受けます。それは幻魔の魂を吸い、扱う者の力とする“鬼の篭手”でした。
伊右衛門が謀反を起こした小さな農村を訪れた武蔵一行は、取り残された少女・さよに出会います。さよを助けながら化け物になった村人と戦う中で、思いもよらない村の真実が明らかに。
“鬼の篭手”は鬼の魂が込められた伝説の篭手。原作ゲームで“鬼の篭手”を手にした人々は強さを求めるあまり鬼の力に依存していき、“鬼武者”という非人間的な存在になってしまいます。武蔵の心も鬼に魅入られてしまうのでしょうか……。
宮本武蔵との対戦相手と言えば誰もが知っている因縁の相手との戦いにもご期待ください!
『鬼武者』の見どころ
トップクリエイターが集結!名優・三船敏郎がアニメで蘇る
Netflixシリーズ『鬼武者』は世界で活躍するトップクリエイターにより制作されており、クオリティの高さも見どころの1つです。
総監督は『十三人の刺客』『無限の住人』などのアクション映画で有名な三池崇史。監督はCGアニメ『ドラゴンズドグマ』などの須貝真也、キャラクターデザインには世界一絵が上手いイラストレーター、故・キム・ジョンギといった世界のトップクリエイターが集結。3DCGIのキャラクターと手描きの背景、戦うシーンのスピード感と迫力は見ごたえ抜群です。実際に殺陣を撮影し、アニメーションへと落とし込んだそうです。特に血しぶきが舞うド派手なアクションシーンは過激で臨場感にあふれています。
ゲーム版『鬼武者』は金城武・松田優作やジャン・レノといった実在の名優をキャラクターにモデリングしているのが特徴です。
本作の主人公・宮本武蔵のキャラクターモデルには「世界のミフネ」こと故・三船敏郎を迎えています。特徴的な懐手はまさに三船が映画『椿三十郎』で見せた所作そのもの。まるでアニメで三船敏郎が蘇ったかのようです。
武蔵の声は大塚明夫が演じており、ベテラン・実力派声優が集まった迫力のある声の演技にも注目です。
人情味あふれる武蔵。戦い続ける中で得た人生とは
Netflixシリーズ『鬼武者』の見どころは、なんといっても武蔵のキャラクターにあります。冒頭は武蔵対僧兵11人というド派手な戦いから始まります。年老いた武蔵ですが剣の衰えは一切見せず、むしろ老練の域に達し凄みを感じるほど。
右に出る者がいない強さを持っているにも関わらず、高いところが苦手でつり橋を渡れない、山歩きでは寄る年波に勝てず疲れる……など、強さと人情味あふれる人柄とのギャップがさらに武蔵を魅力的にしています。
脇を固めるキャラクターたちも魅力的。中でも鷹匠としての才を持つ五郎丸が鷹と共闘するシーンは必見です。見ている人もまるで空を駆けているような、臨場感のあるカメラワークが印象的です。
村の生き残りである少女・さよは、自らを「頭目」と称し旅に同行します。辛い境遇にも関わらず強気でいる姿は、健気で見る人の心を打ちます。
史実では生涯無敗を誇ったという宮本武蔵。剣の腕前だけではなく、兵法書『五輪書』を記すなど思想家としても高く評価されています。
本作でも武蔵の高い精神性が描かれています。武蔵が「勝負と修行に明け暮れて何が手に入ったのか」と問われるシーンがあるのですが、幼い少女・さよや侍にかける言葉や行動の端々から、武蔵が戦う中で得た強さと優しさ、哲学をひしひしと感じることができます。
『鬼武者』登場キャラクター
宮本武蔵(声:大塚明夫)
老成して渋みを増した天下の大剣豪。観察眼が鋭く、剣の腕も衰えていない。人ならざる者を相手にする時に使う“鬼の篭手”を借り幻魔と戦う。高いところが苦手など、人情味あふれる一面も。
さよ(声:山根綺)
村の生き残りの娘。意思が強く、武蔵を信頼し旅に同行する。
海全(声:興津和幸)
“鬼の篭手”を封印していた寺の僧。お目付け役として武蔵の旅に同行することに。侍に対して不信感を抱いている。
伊右衛門(声:木村良平)
松木の門下。藩の切れ者で天賦の才に恵まれている。殿から物見を命じられていた小さな農村で謀反を起こし、新しい世を作ろうと画策している。
佐兵衛(声:山下大輝)
松木の門下。剣は苦手だが、地図と医術の心得がある。
松木兼介(声:大塚芳忠)
藩の剣術指南役。藩随一の剣術の腕前を持つ。伊右衛門が10歳の頃から育てている。
弦斎(声:古川慎)
松木の門下で伊右衛門の兄弟子。暗い目をした侍。伊右衛門のことを信頼している。
五郎丸(声:木村昴)
松木の門下で恰幅の良い侍。腕利きの鷹匠であり、太郎丸・次郎丸という2匹の鷹を飼っている。
平九郎(声:小西克幸)
松木の門下。人より鼻が利く。占いを得意とするが半分しか当たらない。
佐々木小次郎(声:関俊彦)
武蔵の因縁の相手。死んだと思われていたが……。
まとめ
カプコンが誇る大人気タイトル『鬼武者』を初アニメ化した本作は、トップクリエイターが集結し骨太なエンターテイメント作品に仕上がっています。ゲームと同様に武蔵が敵を倒していく「バッサリ感」を楽しむのも良し。陰謀に対峙する武蔵とさよの物語に没頭するのも良し。さまざまな視点から楽しめるので休日に一気見がおすすめです!
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