全世界で発行部数1,500万部を超える名作ミステリー小説『木曜殺人クラブ』をNetflixが映画化! 2025年8月28日からNetflixで独占配信が開始され、大きな話題となっています。未解決事件の調査が趣味のシニア世代4人組が実際に殺人事件の捜査に乗り出す、というストーリー。全体的にコメディタッチで誰でも見やすいうえに、謎解きの面白さも一級品の作品です。
この記事では、Netflix映画『木曜殺人クラブ』のあらすじと登場人物、見どころを紹介します。
目次
Netflix映画『木曜殺人クラブ』あらすじ
中世の城を思わせる高齢者用の高級施設「クーパーズ・チェイス」。そこでは、さまざまな経歴を持つシニア世代が穏やかに暮らしていました。数多くのクラブ活動があるクーパーズ・チェイス。未解決事件の調査を楽しむ「木曜殺人クラブ」もその1つです。共同オーナー同士が対立している場面を目撃したのもつかの間、施設の存続を訴えていたオーナーの1人であるトニーが何者かに殺害されてしまいます。クーパーズ・チェイスの存続をかけ、「木曜殺人クラブ」は巧みな話術と行動力で独自の調査に乗り出しました。
Netflix映画『木曜殺人クラブ』登場人物とキャスト
エリザベス(ヘレン・ミラン)
好奇心旺盛な「木曜殺人クラブ」のリーダー。死体の写真に驚かなかったジョイスを元看護師と見抜くなど、探偵顔負けの洞察力を持っています。優れた洞察力にくわえて、巧みすぎる話術と抜群の行動力、なぜか外国語も堪能ととにかく優秀。過去に関して多く語らず、謎めいた一面も持ち合わせています。
エリザベスを演じるのは、アカデミー賞の受賞歴もある名優ヘレン・ミラン。ミステリアスで聡明なリーダー・エリザベス役はまさにはまり役です。
ジョイス(セリア・イムリー)
夫を亡くし、ロンドンのハックニー地区から「クーパーズ・チェイス」へと入居した元看護師。エリザベスに負けず劣らずの好奇心を持っており「木曜殺人クラブ」入部の誘いにはワクワクを隠せない様子。ケーキを作るのが得意で、交渉材料としてたびたび登場します。
ロン(ピアース・ブロスナン)
元労働者組合の指導者。息子のジェイソンは元MBA王者の有名人で、週に3回面会に来るなど親子仲は良好な様子。
ロン役を演じるのは、スパイ映画『007』シリーズ“5代目ジェームズ・ボンド”として名を馳せたピアース・ブロスナン! ロマンスグレーに無精ひげ姿での出演ですが、その風格は衰え知らずです。
イブラヒム(ベン・キングズレー)
退役軍人の元精神科医。冷静沈着で理路整然とした、「木曜殺人クラブ」の頭脳担当。
ドナ巡査(ナオミ・アッキー)
防犯対策講座でクーパーズ・チェイスを訪れた警官。ロンドン警視庁からのどかな町に飛ばされたものの、警察官としては優秀な人物。優秀さをエリザベスに見抜かれ、「木曜殺人クラブ」の協力者として独自の操作に巻き込まれることに。
トニー(ジェフ・ベル)
厳つい風貌をしたクーパーズ・チェイスのオーナー。クーパーズ・チェイスに叔母が入居しており、施設を売りたいヴァンサムと衝突。問題が解決する前に、家を襲った何者かに撲殺されてしまいます。
イアン・ヴァンサム(デビッド・テナント)
クーパーズ・チェイスの共同オーナーの1人で、投資会社の社長。クーパーズ・チェイスを取り壊し、高級マンションを建てようと画策しています。土地の権利者であるのをいいことに横暴に工事を進めようとしますが……?
Netflix映画『木曜殺人クラブ』安心して楽しめる本格ミステリー
謎を追うという性質上、重く暗く、凄惨なシーンが増えがちなミステリー映画ですが、『木曜殺人クラブ』は、年齢や性別を問わず誰でも安心して楽しめる作品です。直接的な暴行シーンや流血表現もほとんどないのも見やすいポイント。
もちろん、ただ見やすいだけではなく、ミステリー映画としての面白さもしっかり詰まっているのが『木曜殺人クラブ』のすばらしさ。謎に次ぐ謎、登場人物の意外な一面など、テンポよく見せられる二転三転する展開には、つい引き込まれてしまいます。
Netflix映画『木曜殺人クラブ』チャーミングかつ老獪なメンバーが最高
視聴者を選ばない名作ミステリーのNetflix映画『木曜殺人クラブ』。殺人事件という重くなりがちな題材を、重くならずに明るく見せてくれるのは、チャーミングな登場人物たちの力も大きいでしょう。「木曜殺人クラブ」に集うのは、長い旅路を歩んできた人生のベテランたち。捜査権を持つはずもないクラブのメンバーは、あの手この手で捜査に関わろうと奮闘します。ときに高齢者であることを逆手にすらとる手段は巧妙そのもの。ある種の痛快さを感じる手段もコメディとして笑える範囲に収めているのも、脚本の妙を感じます。
Netflix映画『木曜殺人クラブ』問いかける“老い”と“人との関わり”
物語の舞台は、人々が終の住処として集まるクーパーズ・チェイス。Netflix映画『木曜殺人クラブ』は、長い人生を乗り越えてきた彼らを通して、老いに対するポジティブな視点と、人と関わることの温かさを描きます。酸いも甘いも噛み分け、ときには老獪(ろうかい)さすら感じさせるクラブのメンバーたち。自ら多くの過去を語りませんが、彼らの考えや行動、ふとした表情からそれぞれが歩んできた人生が見えてきます。パートナーとの死別や病など、年齢を重ねることで避けられない不幸も経験してきたメンバーですが、そんな態度は微塵も出しません。どんな状況だろうと、老いてなお人生を謳歌する彼らの姿からは、歳を重ねることの楽しさが伝わってくるでしょう。
まとめ
独占配信が開始されてから、早くも話題沸騰のNetflix映画『木曜殺人クラブ』。まどろっこしい展開もなくテンポよく進むのも見やすいポイントです。原作は現在3巻まで出ており、映画版の続編にも期待が高まります。見やすい上にミステリー映画としても上質な『木曜殺人クラブ』はぜひNetflixでご覧ください。
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