今成亮太も驚愕『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』はエグすぎる復讐劇

2019年、惜しまれながらも現役を退いた元プロ野球選手の今成亮太さん。2023年からは松竹芸能に所属してタレント業にも精を出している今成さんが「これまでに観たことがなかったジャンル。でも没頭して観続けてしまった」と語るのが『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』。いじめの復讐に燃える女性を描いたドロドロの復讐劇、その魅力を語っていただきました。

※本記事にはNetflixシリーズ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』のネタバレを含みます。

『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』とは

高校時代に壮絶ないじめを受けていた主人公のムン・ドンウン。教師はおろか、警察や親でさえも助けてくれず、ただ耐えるしかなかった。そして高校を自主退学したドンウンは、自らの人生を復讐に捧げることを決意した。
時は過ぎ、大人になったドンウンは、いじめの主犯格であったパク・ヨンジンの娘が通う小学校の教師として赴任することに。ここから18年の歳月をかけた復讐劇が始まっていく……。

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芯の強さがカッコいい主人公

今成亮太氏

ーー『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』を観ることになったきっかけは何ですか?

もともと復讐系のドラマは観ないタイプでしたが、友人から「1話だけ我慢して観てくれ」と言われて「1話だけだったらいいか」と観始めたのがきっかけです。
なぜ1話だけでいいのか、観て分かりました。ここに全部が集約しているんです。

ーーどのような作品なのでしょうか?

ひと言でいうと「いじめからの復讐」です。主人公のムン・ドンウンは、高校時代に想像を絶するいじめを受けていました。本当に生きる価値をなくされるっていうか。どん底まで落とされるんです。
だから大人になってやり返すとドンウンは決意するんです。そこからの計画がとてつもなく緻密に組まれています。それこそ高校を退学したその時から考えているんです。

ーーとてつもない計画性ですね。

そうなんです。でもその復讐も一気に相手を陥れるのではなく、じわじわと追い詰めていく。そのドロドロさはえげつないですね。そして主人公のドンウンもあまり感情を出さないタイプで、淡々とミッションをこなしていくんです。でも権力者に邪魔されたりもして……。その展開に、「どうなる!? どうなる!?」と続きが気になって、ついつい観ちゃうんです。

ーー「じわじわ」ということは展開が遅い作品なのですか。

本当にゆっくりと進む作品だと思います。キレイに罠にはめたと思ったら、次の瞬間には蓋をされてしまう。その繰り返しで、視聴者をずっとじらしてくるんです。だからこそ、悲惨ないじめをされてきたドンウンには、いつかやり返してほしいと思ったりもしますね。それに常に気になる展開だけに、「韓国ドラマは長い」と敬遠されがちですが、この作品はそれほど長いと感じませんでした。逆に観るのをやめられなくなるくらいです。

綿密に組まれた復讐内容が“エグい”

今成亮太氏

ーー主人公のドンウンはどのような人間だと思いますか?

どんなことでも絶対にやり遂げる強い女性。でもずっと孤独なんですよ。人生を復讐に捧げていて、復讐を完遂できるのであれば刺し違えて死んでもいいとさえ考えていると思います。

ーー具体的にどのような復讐なのでしょうか?

この復讐がまたとんでもないんですよ。いじめをしていた主犯格の5人は、大人になってみんな成功をしているんです。お金も権力も持っている。でもドンウンは絶対に復讐を遂行すると心に決めているから、何が何でも実行に移すんですよ。それも社会的に抹殺するくらい強烈なやり口でね。本当にエグいです。
例えば、主犯格のリーダー的存在であったパク・ヨンジンに対しては、まず娘の担任になるんです。まずそれがすごい。

ーー韓国では学校の先生は偉いんですよね。

そうみたいなんですよ。学歴社会といわれている韓国では、学校の先生、それもエリート校の先生は相当頑張らないとなることができません。それをドンウンは底辺まで落ちた状態からなりあがったんですよ。しかもヨンジンの娘がその学校に入学することが分かってから、先生になりにいくんです。その計画性は本当にすごいです。
そしてヨンジンの娘に、自分がされてきたいじめと同じことをほのめかすんです。もちろん実際にやったりはしません。自分はされてきた側なので、された時の痛みを知っていますからね。でも匂わすことで、それが親であるヨンジンに伝わる。そしてヨンジンは、娘に何かされるのではと不安になっていくんです。

ーーそうやって「じわじわ」と締めていくんですね

ヨンジンは震えあがって、普通の生活が送れなくなってしまうんですよ。常に娘が自分のそばにいないと不安。娘が学校から帰ってきたら、まずボディチェックをするくらいに狂いはじめました。その時点で、自分がドンウンにしたことがどれほどひどいものだったのか、わかりそうなんですが、ヨンジンは気づかない。それくらい最低な女として描かれていますね。

ーーヨンジンからやり返すことはあるのですか?

もちろんあります。ヨンジンはアナウンサーになっていて、夫はそのテレビ会社のスポンサー的な立ち位置。そのため、人気がなくなったとしても番組を降りることはありません。だから何をやってもいいと思っています。そして夫の財力と権力を振りかざして、ドンウンを辞めさせようと学校に圧をかけるんです。でもドンウンは何度でも這い上がってくる。しまいには、ヨンジンの夫も丸め込んでいきます。本当にエグい。

そして、このヨンジンの娘が……。言えない……でも言いたい!
この真相はぜひ、作品を観てみてください。

今成亮太氏

ーーこれだけの計画性は、野球人からみてどうですか。

本当に尊敬します。もちろん、僕自身、短期的、中期的、長期的な目標を立てて、それを目指して動いていました。でもドンウンはそれを遂行するだけではなく、しっかりと成果まで出していることがすごいんです。僕にもこれくらいの計画性があれば、もっと活躍できたかもしれませんね。

ーー俳優さんはいかがでしたか。

思いっきり怒ったり、とてつもなく泣いたりの喜怒哀楽の表現がすごいなと感じました。あとはビジュアルがものすごくキレイ。ドロドロ劇なんですけど、皆さんおキレイなので観てられます。特にヨンジン役のイム・ジヨンさんは、街にいたら「あ、すきになっちゃう」ってくらいに。そんな人がすんごい悪い顔をするんですよ。観た人なら同意してもらえると思いますし、これから観る人ならその場面が来たら「これだっ!」てわかるぐらいに、えぐい顔があるんです。もう、こんだけヒール役が似合うキレイな人はいないんじゃないですかね。

ドロドロ劇の先に待つ爽快感

今成亮太氏

ーー今成さんの好きなシーンを教えてください。

そうですね。ドンウンと協力者の男性が2人で同棲を始める部分ですね。キレイなでっかい家があって、そこでベッドで抱きしめあうんです。そのシーンは、これまでのエグさがなくなって、ちょっとしたラブストーリーになるんです。そこで「ドンウン、よかったねぇ」って思えて、束の間の休息みたいな感じで好きなシーンですね。

ーー今成さんはエグい作品はよく観られるのですか?

それがこれまで観たことがないジャンルでした。元々はアクションとか、スパイ系とか、少年が好きそうな作品が好きだったんです。でも友人に勧められて『ザ・グローリー』を観て、素直に良かったと思いました。
想像以上にドロドロしてて、でもそれがどうなるのか、ずっと気になってしまう。ちょっとしたホラー感がある展開にも引き込まれましたね。

ーードロドロした展開が苦手な人でも最後まで観られそうですか?

絶対できます。だって僕がそうだったから、絶対できる。それにドロドロしてはいるんですが、復讐が達成される爽快感は本当にくるものがありますね。「正義は勝つ」みたいな感じで。そういう意味では、僕の好きなヒーローものと同じ展開なのかもしれません。

ーー『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』をどんな人に観てほしいですか?

勇気を持てない人、自分で決断ができない人にぜひ観てもらいたいですね。ドンウンの決断力や芯の強さには、どこか勇気をもらえます。最初は観るのがつらいと思うけど、最終的には爽快なドラマなんです。なので、絶対に損はさせないです。ぜひ、部屋を真っ暗にして、音を大音量にして、お酒やジュース、お菓子でも食べながらびっくりしてください。

今回の記事は「eo光チャンネル」で放送中の番組『Netflix Freaks』の連動企画。こちらの動画もご覧いただき、今成亮太さんのプレゼンで作品の面白さをぜひ感じてください!

【Netflixシリーズ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』独占配信中】


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