IUとパク・ボゴムが主演を務めるNetflixシリーズ『おつかれさま』が、2025年3月7日(金)より独占配信されました。意志が強いじゃじゃ馬娘のエスンと、鉄のように忍耐強く一途なグァンシク。本作はふたりの人生の軌跡を、済州島の鮮やかな四季を通して描くヒューマンドラマです。本記事では、そんな本作の見どころを紹介します。
※本記事は『おつかれさま』の一部ネタバレを含みます。
済州島を舞台に描かれる“海女の娘”と“魚屋の息子”の壮大な一代記
『おつかれさま』は、1950年代の済州(チェジュ)島から2025年のソウルまで、主人公ふたりとその周囲の人々の人生を四季の移ろいとともに紡いだ物語です。『サム、マイウェイ』『椿の花咲く頃』で脚光を浴びたイム・サンチュンが脚本、『ミセン -未生-』『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~』など日本でも話題を集め作品でメガホンを取ったキム・ウォンソクが演出を務めています。
制作にあたっては、韓国京畿道のある地域に済州島を再現した大規模野外セットを建設。さらには、主演のIUとパク・ボゴムをはじめ、豪華俳優陣を起用した本作の総制作費は600億ウォン(約60億円)とも言われており、近年稀に見る壮大なスケールの物語となっています。
韓半島の南に浮かぶ済州島。現在は約65万人の人々が暮らしており、温暖な気候や美しい自然の景色から「東洋のハワイ」とも呼ばれ、韓国内外から大勢の観光客が訪れる一大リゾート地です。
主人公のエスンとグァンシクは、まだその面影を見せていなかった1950年代の済州島に、“海女の娘”と“魚屋の息子”として誕生。物語はそんなふたりが共に成長していく過程を追っていきます。いわば、『おつかれさま』は韓国版の朝ドラのよう。笑いあり、涙あり、 ロマンスありのヒューマンドラマに感情を大きく揺さぶられることでしょう。
どんな苦難をも乗り越えていく主人公たちに力を与えられる
『おつかれさま』最大の特徴は、何といっても登場人物が個性的で魅力に溢れているところ。特に惹かれてやまないのが、ヒロインであるエスンのキャラクターです。父親を早くに亡くし、海女の母親に女手一つで育てられたエスン。決して裕福とはいえない暮らしでしたが、働き者の母と幸せに暮らしていました。
エスンは勉強熱心で成績は常に上位。将来は詩人になりたいという夢を持っており、そんな娘を大学に行かせようと母は来る日も来る日も海に潜り続けます。ところが、無理が祟って母は病気に。やがて母が亡くなり、まだ幼くして幼い妹や弟と取り残されてしまったエスンに彼女の叔父は辛く当たるのでした。
それでもエスンは前を向き、持ち前の反骨精神で人生を切り開いていくのです。生意気で天邪鬼なところもあるけれど、とびきりキュートでたくましい彼女に元気をもらえます。また、エスンを支えるのは鉄のように身体的にも精神的にも屈強な男・グァンシク。幼い頃からエスンに一途な彼に胸がキュンとなるはず。ちょっぴり泣き虫なところも愛らしい!
ちなみに、英題の「When Life Gives You Tangerines」は、「人生で苦難にぶつかった時」を意味する「When life gives your lemons(,make lemonade.)」の「レモン」を、済州島の特産物「みかん」に置き換えたもの。
そのタイトル通り、エスンとグァンシクは人生において何度も苦難にぶつかりますが、お互いを支え合っていきます。そんな2人を見ていたら、人生とはなんて素晴らしいんだろうと思わずにはいられません。最後は「おつかれさま」と自分に言えるよう、みかんのように甘酸っぱい人生を思いっきり楽しもうと思える作品です。
『おつかれさま』登場人物・キャスト
少女期のオ・エスン(IU)
海女の娘。幼くして両親を亡くして以降、波瀾万丈な人生を送る。成績優秀で大学に進学し、詩人になるのが夢。
どんな逆風にもめげないたくましさを持っている少女期のエスンを演じるのは、韓国の国民的歌姫IU。2011年にドラマ『ドリームハイ』でデビューして以降、俳優としても活躍するIUが天真爛漫な少女を好演しています。
少年期のヤン・グァンシク(パク・ボゴム)
魚屋の息子。幼い頃からエスンに想いを寄せている、一途で鉄のように忍耐強い男性。一方で、涙もろい一面もある少年期のグァンシクを演じるのは、時代劇『雲が描いた月明り』(2015)でブレイクを果たしたパク・ボゴムです。2020年ドラマ『青春の記録』に出演したのち、兵役義務のため軍隊に入隊。本作は除隊後初の復帰作となります。
中年期のエスン(ムン・ソリ)
大人になったエスンを演じるのは、映画『オアシス』(2002)で「第59回ヴェネツィア国際映画祭」新人俳優賞、ドラマ『浮気な家族』(2003)で「第41回大鐘賞」 主演女優賞を受賞するなど、韓国きっての実力派俳優であるムン・ソリ。Netflixシリーズ『クイーンメーカー』でも主演の一人を担い、ソウル市長を目指す人権派弁護士を熱演しました。
中年期のグァンシク(パク・ヘジュン)
大人になったグァンシクを演じるのは、日本でも話題となったドラマ『夫婦の世界』(2020)で不倫夫を演じ、43歳にしてブレイクを果たしたパク・ヘジュン。キム・ウォンソク監督作品では、ドラマ『ミセン -未生-』(2014)に出演し、クールだけど後輩思いのチョン課長を好演しました。
グァンリョ(ヨム・ヘラン)
エスンの母。海女。夫を亡くしてからは一家の大黒柱となり、エスンを育てる。荒っぽい性格だが実は愛情深く、エスンを大学に行かせるために必死で働くが、潜水病を発症し、29歳という若さでこの世を去る。
ヤン・マクチョン(キム・ヨンリム)
グァンシクの祖母で、祈祷師。気性が激しく、ヤン家の人間は誰も彼女に逆らえない。孫のグァンシクには、貧しい家庭に育ったエスンは釣り合わないと考えており、2人の交際に反対している。
オ・チュノク(ナ・ムニ)
エスンの父方の祖母。教育熱心で、もう一人の孫であるジョングを厳しく育てている。口数は少ないながらも、エスンを心配する気持ちは伝わってくる。
サンギル(チェ・デフン)
エスンの見合い相手。30代で離婚歴あり。お金は持っているが、横柄な性格。常に角砂糖を食べている。
ビョンチョル(オ・ジョンセ)
グァンリョの再婚相手。まともに働かず、家でゴロゴロしている。グァンリョの死後、オ家に身を寄せるはずだったエスンを「子どもたちの面倒を見たら大学に行かせる」という約束で引き留める。
ミノク(オム・ジウォン)
ビョンチョルの後妻。訪問販売員をしている。ビョンチョルにお金を貸していた。
まとめ
1950年代の済州島に生まれた若い男女の人生という名の冒険を壮大なスケールで描いたNetflixシリーズ『おつかれさま』。人間賛歌の物語であり、生きることの素晴らしさを再認識させてくれる作品です。物語は全16話となっており、2025年3月7日(金)から毎週4話ずつ配信されます。ぜひご覧ください。
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