『梨泰院クラス』だけじゃない!パク・ソジュンの出演作5選

パク・ソジュン MV

2022年にデビュー11周年を迎えた韓国の人気俳優パク・ソジュン。“メガヒット保証俳優”という異名を持つ通り、パク・ソジュンが出演した作品は軒並みヒット! 特に2020年にNetflixで配信されたドラマ『梨泰院クラス』は世界中で注目を集め、その名は日本でも一気に広まりました。

本記事では、パク・ソジュンの多彩な魅力を堪能できる代表作5選を紹介。2023年には映画『ザ・マーベルズ』でハリウッド進出も決定しており、今後の活躍も見逃せないパク・ソジュンの最新情報もお届けします。

これだけは押さえておきたいパク・ソジュン代表作5選

2022年、パク・ソジュンはデビュー11周年を迎えました。ソジュンが『梨泰院クラス』で一躍時の人となるまで、5つの代表作を紹介しながらその芸歴を辿っていきます。

『魔女の恋愛』(2014年)

ソジュンを語る上で外せないのが、2014年に韓国のケーブルチャンネルtvNで放送された『魔女の恋愛』です。本作は新聞記者の仕事に没頭し、おひとりさまを貫くアラフォー女子のジヨン(オム・ジョンファ)を主人公としたラブコメディ。ソジュンは、自分にも周りにも厳しいことから“魔女”のあだ名を持つジヨンの助手として働くことになる元医大生の年下男子・ドンハを演じました。

ソジュンにとって、このドラマはまさに出世作。『梨泰院クラス』で彼を知った人は少々驚くかもしれません。同作で演じたパク・セロイは恋愛に不器用な青年でしたが、ドンハは年の差という壁をいともたやすく越え、ジヨンに猛アプローチをかける役どころです。

胸キュンシーンが盛りだくさんな『魔女の恋愛』ですが、特に話題となったのはジヨンの元婚約者が現れた際にドンハが彼女をバックハグしながら「彼のもとに行かないで」とささやく場面。そんな年下ならではの愛らしさもありながら、ジヨンがピンチの時にはいつも助けてくれる頼もしさも兼ね備えたドンハの姿に多くの女性が心を奪われました。

これをきっかけに、ソジュンは『キルミーヒールミー』や『彼女はキレイだった』など数多くのラブコメに出演。それらが軒並みヒットしたことから、ソジュンの偉業は“ラブコメの神”という異名とともに語られるようになります。

『花郎<ファラン>』(2016年)

上記で挙げたラブコメ作品に出演したことで、韓国のみならず日本でも人気を集めたソジュン。東京・日本橋にてファンミーティングが開催されたのち、2016年に日本ファンクラブが開設されました。

その年、ソジュンはドラマ『花郎<ファラン>』で主演として初の時代劇に挑戦。三国時代の新羅を舞台に若者たちの愛と友情を描く本作の中で、ソジュンは亡き親友の名“ソヌ”を名乗り、彼の妹を守り抜くことを誓うムミョンを演じました。

もともと貧しい家庭で育ったムミョンは最初こそ服装も髪型もボロボロですが、ソヌとして新羅国王の親衛隊「花郎」に加わってからは一変。華々しい伝統衣装に身を包んだソジュンの美しさに思わずため息がこぼれます。

またソヌは花郎の仲間たちと徐々に絆を深めていくのですが、その眉目秀麗な貴公子たちを演じるキャストがまた豪華。BTSの“テテ”ことV、ZE:Aのパク・ヒョンシクら韓国の人気グループに所属するメンバーたちが多数出演しています。

これをきっかけにソジュン、テテ、ヒョンシク、さらにソジュンと共演経験のある俳優のチェ・ウシクとラッパーのPeakboyを加えた仲良し5人組「ウガウガ会」が結成されることに。あくまでもプライベートでのグループでしたが、彼らが旅行に出かける様子を映し出したリアリティ番組『IN THE SOOP フレンドケーション』も制作されました。そうした場面から見えてくる親しみやすい人柄が話題を呼び、”国民の男友達”とも呼ばれるようになったのです。

『ミッドナイト・ランナー』(2017年)

幅広い層から支持を集める“国民の男友達”ことソジュン。そんな彼がさらにブレイクするきっかけを与えたのが、2017年に公開された映画『ミッドナイト・ランナー』です。2020年には『未満警察 ミッドナイトランナー』のタイトルで日本でもリメイクされたことで知られています。

本作の主人公は、警察学校に通う行動派のギジュン(パク・ソジュン)と頭脳派のヒヨル(カン・ハヌル)。そんな凸凹コンビが若い女性の拉致事件を目撃、半人前でありながら独自の調査に乗り出す姿を描いた痛快アクション映画です。二人が事件を通して成長を遂げていく青春バディものでありながら、笑いどころもあり、体当たりのアクションシーンもありのてんこ盛り。まさに血湧き肉躍るエンターテインメント作品といえるでしょう。

作品としての面白さもさることながら、目を見張るのはソジュンの鍛え抜かれた肉体。自身のInstagramでも度々トレーニングの模様を写真で公開しているように、身体づくりに努力を惜しまない姿勢もまた女性だけではなく、男性からも憧れられるゆえんなのかもしれません。

『パラサイト 半地下の家族』(2019年)

2019年にアカデミー賞で外国語映画として史上初の作品賞ほか4部門に輝き、カンヌ映画祭でも最高賞であるパルムドールを受賞した映画『パラサイト 半地下の家族』。実はソジュンも出演していました。

ソウルの半地下アパートに住む貧しい家族と、豪邸に住む裕福な一家の姿を描き、韓国の格差社会を浮き彫りにした本作。ソジュンが演じたのは、“半地下の家族”ことキム家の長男であるギウの友人・ミニョク。実はギウ役は「ウガウガ会」のウシクであり、ふたりの共演も公開前から話題となっていました。

ミニョクは裕福なパク家での家庭教師の仕事をギウに紹介するという役どころ。冒頭の短い出演時間ではありましたが、その力強い瞳やウシクとの信頼関係が生み出す自然な会話でインパクトを残しています。見逃した方がいれば、ぜひもう一度チェックしてみてください。

『梨泰院クラス』(2020年)

『梨泰院クラス』

ソジュンは2020年に世界中で大ヒットしたドラマ『梨泰院クラス』にて運命の役であるパク・セロイに出会います。放送後はセロイのトレードマークである”いがぐり頭”が韓国で大流行! 正義感が強く、どんな状況下でも自分の信念を貫こうとするセロイの姿に誰もが魅了されました。

物語はセロイが父親の転勤をきっかけに地方の高校に転校してくるところから始まります。しかし、父親が勤める外食業界トップの長家の御曹司であるチャン・グンウォン(アン・ボヒョン)のいじめを見逃せず、暴力を振るってしまったことで高校を退学に。さらには父親がグンウォンの運転する車にはねられ、かえらぬ人となってしまいます。絶望の淵で長家への復讐を誓ったセロイは、梨泰院に小さな居酒屋「タンバム」をオープンさせ、仲間とともに外食業界で少しずつのし上がっていくのです。

韓国版・半沢直樹ともいわれている本作は復讐劇に主軸を置きながらも、セロイを取り巻く複雑な人間模様も見どころ。人としての温かみとカリスマ性の両方を持ったセロイにみんなが影響され、成長していく。ともすればヒーローのような存在になりそうなところを、ソジュンは親しみやすい演技でセロイをどこか身近な存在に感じさせてくれました。

特に恋愛に関してはからっきしのセロイ。キム・ダミ演じるチョ・イソ、クォン・ナラ演じるオ・スアとの三角関係はなかなか進展せず、やきもきさせられますが、それもまた本作の魅力。ハラハラドキドキしながら、セロイの復讐劇と恋愛模様の行方を最後まで見届けてください。

・関連記事:Netflix韓国ドラマ『梨泰院クラス』復讐劇だけではない面白さ
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今後の活躍にも注目!2023年公開&配信予定作

『ザ・マーベルズ』

『梨泰院クラス』を大ヒットに導き、日本や韓国のみならず、世界中にその名を知らしめたソジュン。2023年にはついに、あのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)映画でハリウッド進出を果たします。

MCUとは、マーベル・コミックスを原作とする実写映像化シリーズ。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマンをはじめとしたアメコミヒーローたちの活躍を同一の世界観で描いた本シリーズは映画『アイアンマン』(2008年)からスタート。2023年で15周年を迎えます。

そんな記念すべき年に公開される、映画『キャプテン・マーベル』(2019年)の続編『ザ・マーベルズ』にソジュンが参戦。韓国人俳優としては3人目の出演となります。演じる役柄については未だベールに包まれたまま。

しかし、前作の主人公でもあるキャプテン・マーベルことキャロル・ダンバース役のブリー・ラーソン、モニカ・ランボー役のテヨナ・パリス、ミズ・マーベルことカマラ・カーン役のイマン・ヴェラーニらとともにメインを張る可能性が高いとのこと! ヒーローなのか、はたまたヴィランなのか。ソジュンが演じる役柄も合わせ、続報に期待したいところです。

『ドリーム』

韓国の国民的歌手・IU(アイユー)との共演で話題となっているのが、2023年に公開を控える映画『ドリーム』。本作は観客動員数1,600万人を突破、韓国の歴代興行収入ランキング第1位のメガヒットとなった映画『エクストリーム・ジョブ』で知られるイ・ビョンホン監督の最新作です。

2003年から毎年開催されているサッカーの世界大会「ホームレス・ワールドカップ」をご存知でしょうか。これはその名の通り、ホームレス状態の人たちだけが参加できる大会で、ホームレスの人たちがサッカーを通じて他者との関わりや生きがいを得て、自立への一歩を踏み出すことを目的としています。

『ドリーム』はそんなちょっと斬新な世界大会に挑戦する人たちの物語。ソジュン演じる、選手生活最大の危機に陥ったサッカー選手のホンデが、生まれて初めてボールに触れた韓国の国家代表チームとともに大会での勝利を目指します。

まさに、『梨泰院クラス』で見事な下克上を見せてくれたソジュンにぴったりの作品といえるでしょう。ちなみにIUは、ホンデが監督を務める代表チームのドキュメンタリーを製作するプロデューサーのソミン役。ソジュンとIUの共演がどんな相乗効果を生むのか楽しみです。

『コンクリートユートピア』

ソジュンと、イ・ビョンホン、パク・ボヨンといった豪華俳優陣が集結する映画『コンクリートユートピア』は、大地震で廃墟になってしまったソウルが舞台。唯一残ったアパートに生存者たちが集まるところからストーリーが展開されるスリラーです。

ビョンホンは優れた決断力と行動力によりみんなを引っ張っていく臨時住民代表のヨンタクに扮します。ソジュンが演じるのは、そんなヨンタクの目に留まり、彼の強力な助っ人として活躍する公務員のミンソン役。ミンソンの妻で、元看護師として負傷者の治療にあたるミョンファ役をボヨンが演じます。

それぞれが初共演となる本作。危機的状況の中で彼らが見せるであろう息の合ったやりとりに期待が高まります。公開日は現時点で未定ですが、撮影自体は終了しているとみられ、そろそろ情報が解禁される時期にさしかかっているのではないでしょうか。

『京城クリーチャー』

韓国で今最も人気を集めている女優といえば、ハン・ソヒ。2020年に本国で大ヒットしたドラマ『夫婦の世界』にて主人公の夫の不倫相手役を演じた彼女の徹底した悪役ぶりに注目が集まりました。翌年にはNetflixシリーズの『わかっていても』や『マイネーム:偽りと復讐』などの話題作にも出演し、大ブレイク。そんな今が旬のソヒとソジュンが来年、Netflixオリジナルとして配信される『京城クリーチャー』で共演を果たします。

舞台は日本の占領下にあった1945年春の京城。生存こそがすべてだった二人の若者が、人間の欲望から生まれた怪物(クリーチャー)に立ち向かう姿を描いたスリラーです。ソジュンが演じるのは京城で一番の資産家である、質屋クムオクダンの当主チャン・テサン役。

テサンは正義よりもお金を優先する人間でしたが、連続行方不明事件を調査する中で、死んだ人をも探し出すと噂されるトドゥクン(=失踪者を探す人)のユン・チェオク(ソヒ)と出会い、人生を一変させます。これまで正義感溢れる役が多かったソジュンが、また新たな顔を見せてくれる予感。すでにシーズン2の制作が決定していることからも、大ヒット間違いなし! といえる本作の配信が待ちきれません。

まとめ

『梨泰院クラス』は現在Netflixにて独占配信中。また、2023年に韓国での放送が決定している『京城クリーチャー』もNetflixでの配信も決定しています。今後ますますの活躍が期待されるソジュンの過去作を今のうちにぜひチェックしてみてください。

【Netflixシリーズ「梨泰院クラス」独占配信中】


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