失敗続きで自信をなくしてしまった。アイデアはたくさんあるけど何から手を付けたらいいか分からない。そんな人が現状打破するヒントになるかもしれない、Netflixのオリジナルドキュメンタリー番組おすすめ3本を紹介します。仕事・勉強・人間関係を前に進める、良い刺激になること請け合いです。
1.愛情&執念が成功に導く『ボクらを作ったオモチャたち』
『ボクらを作ったオモチャたち』は超有名おもちゃ開発の裏側に迫るNetflixのオリジナルドキュメンタリー番組。玩具企業の歴代社長やクリエイター・デザイナー・コアなコレクターたちへのインタビューを中心に、どうやってそのおもちゃたちが人気になっていったのかを紐解きます。
脱力気味の再現ドラマや尖ったギャグを連発するナレーション・編集が面白いのですが、根底におもちゃへの愛情が伺えます。
『スター・ウォーズ』『バービー』『G.I.ジョー』『レゴ』『ハローキティ』……今では当たり前のようにおもちゃ店に商品が並び、アニメ・ゲームが展開されるブランドも、成功に至るまで一筋縄ではいかなかったことが分かります。
良かれと思ったリニューアルがユーザーに受け入れられず大損益を出す(『ヒーマン』など)、原作者が意見の食い違いで袂を分かつ(『ニンジャ・タートルズ』など)……ハードな事情が『ボクらを作ったオモチャたち』では毎回コミカルに紹介されます。
個人的におすすめなのはシーズン2の『トランスフォーマー』回。
日常のモノが変身する『トランスフォーマー』独自のアイデアは日本から海外に「輸出」されて花開きました。その仕掛け人、タカラトミー玩具開発責任者・デザイナーの餘家英昭(よけひであき)さんに海外の企業人・クリエイターがリスペクトを捧げて語るシーンは感動的です。餘家さんは名誉も名声も求めることなく『トランスフォーマー』を「力強い船」と評し「自分が去っても航海は続く」と思いを次世代につなぎます。
どのおもちゃたちも、成功のステージに再び戻っていきます。その背後にあるのは、とにかくすさまじい数の挑戦があること。そして何より商品への愛情とこだわりがあります。
この番組を観るまでは名前も知らなかった国内外のクリエイターたちが自分の子供時代を支えてくれていたことに、感謝の気持を抱かずにはいられません。
Netflixオリジナルシリーズ『ボクらを作ったオモチャたち』シーズン1~3独占配信中
2.良いデザインは試行錯誤から『アート・オブ・デザイン』
Netflixオリジナルドキュメンタリー番組『アート・オブ・デザイン』は、一流のデザイナーたちの方法論や仕事術が学べるシリーズ。
子供たちの創造力を開く玩具・遊具を生み出すキャス・ホルマン、Instagramのアイコンのリデザインをしたイアン・スパルターらに番組は密着。ナイキの「エアジョーダン」など数々のヒット商品を生み出した、ティンカー・ハットフィールドの回ではさらっとマイケル・ジョーダン本人が出てくるなど出演者も豪華。
現状打破のヒントになりそうなのは、シティバンク・MoMa・Tiffany&Coなどのロゴを手掛けたグラフィックデザイナー、ポーラ・シェアの回(シーズン1)。
ポーラさんは「一番難しい仕事は顧客を納得させること」と言い、会議でクライアントが時間経過とともにどう興奮し、批判的になるかを経験則から客観的に考えています。
プレゼンが始まると、みんなが興奮します。「どういう意図でデザインしたのか」「この部分が良い」など肯定的な意見が多く出ます。ピークを一度迎えるとそこからの興奮度は下がっていき、誰かが異論を唱え始めます。それからは妥協点を探すために話をし、最初のピークほどではないけれど十分な評価をもらうあたりで会議を終える……と、ポーラさんは語ります。
ポーラさんは日用品や風景の中から新しいアイデアを探し続け、トレンドに合わせてロゴやデザインが完成した後でも、何度も変更することがあるそう。
この番組に出てくる一流デザイナーたちは天才的なひらめきだけでなく、妥協せずに冷静に自分の仕事を評価し、手を動かし続けていたのが印象的でした。
Netflixオリジナルシリーズ『アート・オブ・デザイン』シーズン1~2独占配信中
3.圧倒的なインプット量『天才の頭の中:ビル・ゲイツを解読する』
マイクロソフトの共同創業者で億万長者として知られる、ビル・ゲイツ。
『天才の頭の中:ビル・ゲイツを解読する』では3エピソードで、「天才」と呼ばれるビル・ゲイツの頭の中に迫っていきます。
パートナーのミランダさんとともに現在はビル&ミランダ・ゲイツ財団の会長を務めるビル・ゲイツ。財団で取り組むのは、途上国の貧困や、気候変動など世界規模の問題ばかり。ビル・ゲイツは起業家たちのプロダクト・サービスを視察し、ある程度見込みがあると分かったら、大胆に複数の策に投資をします。
毎日分刻みのスケジュールの中、ビル・ゲイツは大量の書籍が入った大きな手提げバッグを持ち歩きます。テーマは「ブロックチェーン」「深層学習」「量子力学とアルゴリズム」「冒険小説」「格闘技」とさまざま。秘書が毎週中身を入れ替え、だいたい1週間に14冊を読むそう。ビル・ゲイツは読むスピードも速いのですが専門家と対等に語れるよう、同じ分野の本を5冊以上読むそうです。また定期的に散歩をすることでアイデアが浮かびやすくもしているようです。
状況判断や理解力の速さ、直感力は確かに天才的なビル・ゲイツですが、幅広い分野に興味を持つこと、そして確かな情報源(本・直の取材)に複数当たることを重要視していました。
Netflixオリジナルシリーズ『天才の頭の中:ビル・ゲイツを解読する』独占配信中
まとめ
ビル・ゲイツや有名おもちゃのクリエイター、一流デザイナーたちに共通していたのは、インプットとアウトプットの回数が多いことでした。ビル・ゲイツは毎年読むべき「今年の5冊」をブログで紹介しているので、気になった方は参考にしてみてもいいかもしれません。
Netflixにはこれ以外にも良質なオリジナルドキュメンタリー番組があります。ぜひチェックしてみてください!
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