Netflix『グッド・ナイト・ワールド』リアルとバーチャル、家族の愛はどちらが本物?

©岡部閏・小学館/GLM

『グッド・ナイト・ワールド』は、2023年10月12日から配信しているNetflixオリジナルアニメ。
ネットゲーム「プラネット」の中で最強と呼ばれる4人組“赤羽一家”の正体は、現実世界で崩壊した家族。ゲーム内でのモンスターとの戦いが、やがて現実にも影響しはじめて……。リアルとバーチャルを行き来しながら繰り広げられる予測ができない展開と、家族に隠された謎にぐいぐいと引き込まれていきます。

この記事では『グッド・ナイト・ワールド』のあらすじとキャスト、見どころを紹介します!

『グッド・ナイト・ワールド』あらすじ

©岡部閏・小学館/GLM

Netflixシリーズ『グッド・ナイト・ワールド』は、「裏サンデー」「マンガワン」(どちらも小学館)にて連載された岡部閏氏の漫画を原作としています。続編となる『グッド・ナイト・ワールドエンド』も「マンガワン」(小学館)にて連載中。

あらすじ

ネットゲーム「プラネット」で最強と呼ばれる4人組“赤羽一家”。彼らは疑似家族として“黄昏(たそがれ)の丘”に家を建て、各々が好きなことをしながらゲーム内で生活しています。
“赤羽一家”の一員であり強力な力を持つイチ=有間太一郎は、現実世界では6年間引きこもっているネトゲ廃人。有間家は崩壊しており、太一郎は家族に憎しみを抱えつつも寂しさを感じながら、“赤羽一家”にぬくもりを求めていました。

そんな“赤羽一家”の中でたった1つのルールは「リアルを詮索(せんさく)しないこと」。実は、互いに知らないものの4人は有間一家の一員だったのです。
やがて巻き起こる「プラネット」での事件は、現実世界にも影響しはじめて……。

ネットゲームに触れたことがなくても大丈夫。ファンタジー・SF・サスペンス・ヒューマンドラマとさまざまなジャンルが組み合わされており、ストーリーは二転三転していきます。まったく予想できない展開に魅了されること間違いなし!

『グッド・ナイト・ワールド』個性的な登場キャラクター

イチ/有間太一郎(声:廣瀬大介)

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ネットゲーム「プラネット」で最強の4人組といわれる“赤羽一家”の1人。ゲーム内では無双しているが、現実世界ではとある事件をきっかけに父親を嫌悪し6年間引きこもっている。本当の気持ちを伝えるのが苦手で素直になれない。中二病な一面も。

あああああ/有間明日真(声:島﨑信長)

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“赤羽一家”の1人。名前も衣装も適当にキャラメイクされている。記憶力を活かしたゲームスタイルが特徴。現実世界では太一郎の弟で優等生。ネトゲを嫌っている。

赤羽士郎/有間小次郎

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“赤羽一家”の1人でリーダー。スキルを多く持つ上級者プレイヤーで、他者を圧倒する強さを誇る。現実世界では太一郎の父親。完璧主義者で非常に厳しい性格。世界一のIT企業・グリーム社の元エンジニアで「プラネット」の設計者。

メイ/有間雅

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“赤羽一家”の1人。戦闘は好まず回復・強化を担当する。ゲーム内ではガーデニングや料理を楽しんでいる。現実世界では太一郎の母親。とある事件から立ち直ることができず家から出ており、どこで暮らしているか分からない。

ピコ(声:悠木碧)

「プラネット」の古参プレイヤーで、以前イチと一緒にパーティーを組んでいた。ならず者プレイヤーが集まる“海賊団”のギルドマスター。イチに執着している。

シガテラ(声:津田健次郎)

“海賊団”のサブマスターで金庫番を務めている。冷静沈着な性格でピコや団員から信頼されている。

レオン(声:木村良平)

「プラネット」最古参プレイヤーの1人。ゲーム内の経済で大きな力を持つ最大のギルド“グラナダ商会”のマスター。“赤羽一家”と唯一同盟を組んでおり、士郎も一目置く存在。

サスマタ(声:七海ひろき)

“グラナダ商会”のサブマスター。仮面で顔を隠し、常にレオンと共に行動する謎の人物。

神室花(声:高橋李依)

グリーム社のエンジニアで小次郎の元部下。小次郎を崇拝している。

『グッド・ナイト・ワールド』の見どころ

巨額のリアルマネーが課せられた“黒い鳥”の謎

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ある日、運営から究極のエンドコンテンツが発表されます。それは“黒い鳥”と呼ばれるモンスターを討伐すると現実世界で現金3億円がもらえるというものでした。
“黒い鳥”の目撃情報はなぜか“赤羽一家”が暮らす“黄昏の丘”に集中していたため、プレイヤー3,000人を擁する“海賊団”が“赤羽一家”に宣戦布告をします。みんなが“黒い鳥”を狙うことで、太一郎の安息の地は脅かされてしまいます。
そのうちに、あああああが“黒い鳥”の攻撃を受けたことで、太一郎はあああああの正体が弟の明日真であることに気づきます。“赤羽一家”で居続けるため、現実から目を背けるため、太一郎も“黒い鳥”を追うことに……。

運営が巨額な報奨金を課してまで討伐したい“黒い鳥”には恐ろしい正体が隠されており、ゲームだけではなく現実にも影響を及ぼし始めます。
“黒い鳥”を求める中でキャラクターたちが「プラネット」をプレイする切実な理由が丁寧に描かれていくのが作品の見どころです。

家族を引き裂いた悲しい事件。バーチャルな世界に「愛」はあるのか?

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太一郎が引きこもっている理由の1つは、父・小次郎を酷く憎んでいるから。小次郎は完璧主義で子供たちに対しても独裁的に接していました。そんな有間家を悲しい事件が襲い、決定的に崩壊してしまったのです。現実の家族は、我が子から憎まれている父、引きこもりの自分、優等生だが他人を蔑む次男、家庭を顧みず家に帰らない母……。
そのため太一郎は現実をクソだと蔑み、「プラネット」での疑似家族に救いを求めます。そこには、強くて息子たちを尊重してくれる父、料理上手で優しい母、強い自分、賢く仲の良い弟という理想の家族の姿がありました。太一郎にとって、たった1つのよりどころでした。

有間家も“赤羽一家”も中身は同じ人物です。しかしリアルでは上手くいかず、バーチャルでは上手くいく。バーチャルは回線1本通して繋がっているかりそめの関係ですが、そこに生まれる「人の思い」は偽物だと言えるのでしょうか。

作品の根底に流れるのは深い「家族愛」です。「本当の家族とは何か」を問い続け、仮想現実を通して現実と向き合う物語なのです。

まとめ

『グッド・ナイト・ワールド』のキャラクターたちは、複雑な問題を抱えながらもゲーム内で楽しみを見出し、なんとか現実をやりすごしています。
誰しも家族と接する中で苦しい思いをしたことや、上手くいかなかった経験があるでしょう。だからこそ有間家には幸せになって欲しいと願わずにはいられません。
太一郎たちがバーチャル世界に没頭するように、一気見間違いなしの作品です!

Netflixシリーズ『グッド・ナイト・ワールド』独占配信中!


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