『ナビレラ ーそれでも蝶は舞うー 』は大人気Web漫画が原作のNetflix韓国ドラマ。70歳の元郵便局員シム・ドクチュルが若いダンサーの姿に刺激され、幼い頃の夢であるバレエに挑戦していきます。
笑いあり涙あり、主人公ドクチュルの人柄とひたむきさに勇気をもらえる、と各レビューサイトで高評価を得ている『ナビレラ』。
この記事では『ナビレラ ーそれでも蝶は舞うー』のあらすじとキャスト、見どころを紹介します。
『ナビレラ ーそれでも蝶は舞うー』のあらすじ
70歳を迎えたシム・ドクチュルは心優しい元郵便局員。
家族のために働き続け定年退職を迎えたドクチュルは、残りの人生をどう過ごすか考えていました。
ある日バレエスタジオの前を通りがかったドクチュルは、踊るイ・チェロクの姿に心を奪われ、幼いころ父親に反対され諦めていた夢が胸に蘇ります。
チェロクは才能に恵まれながらも、とある事情からバレエに集中しきれずにいる若きバレリーノ。
チェロクの師匠スンジェに弟子入りを懇願するドクチュルですが、その提案は受け入れられるのか。加齢で思うように動かない身体、世間や家族の目という逆境の中、ドクチュルは挑戦を続けます。
「愛すべきおじいさん」に励まされる『ナビレラ ーそれでも蝶は舞うー』
『ナビレラ ーそれでも蝶は舞うー』は地に足のついた脚本と役者の丁寧な演技が光る作品です。
芸歴50年の大ベテランと人気若手スターの競演が魅力
『ナビレラ』は何といってもドクチュル役のパク・イナンの演技が素晴らしい作品。チェロクのバレエを見かけたときの目線、病床の友人を気遣う素振り、バレエを練習する際の生き生きとした表情など、繊細で心打たれる演技は芸歴50年を超える大ベテランならでは。
もう1人の主役チェロクを演じるソン・ガンは甘いマスクと恵まれた体格で映画やドラマにひっぱりだこの韓国若手スター。
演技力も抜群で、繊細で力強い演技は視聴者を惹きつけます。
辛い過去や逆境。それでも「舞う」人を描くストーリー
役者の演技を引き出す脚本にも注目。
『ナビレラ』は人生経験豊富で心優しいドクチュルが、愛すべき”ハラボジ”(おじいさん)として周囲に勇気を与えていくストーリー。
とある事情から伸び悩むチェロクやその友人、家族、さまざまな人がドクチュルの言葉と行動に励まされ、ドクチュルもまた周囲に支えられる。
タイトルの『ナビレラ』は韓国語で「蝶のように(羽ばたく)」という意味。ドクチュルやチェロクは過去への後悔の念を抱いています。それが今羽ばたけない理由にもなっている。社会的地位の違い、経済格差が機会を奪うという、現代日本社会にも通ずる問題も描かれています。
「それでも蝶は舞う」というサブタイトルのように、『ナビレラ』はそれでも夢に挑むドクチュルのひたむきさに勇気をもらえるドラマです。
『ナビレラ』の登場人物・キャスト
シム・ドクチュル(パク・イナン)
郵便配達員として定年まで働いた、真面目で優しい男性。幼いころバレエを習いたいと父親に頼むが反対され諦めていましたが、友人の死をきっかけに夢と向き合います。3人の子供と1人の孫がいます。
演じるパク・イナンは1946年生まれの76歳。21歳から劇団に入団し、芸歴50年を超えるベテラン俳優。
韓国では「国民の父」とも呼ばれています。
ドラマ『大切に育てた娘ハナ』や、『椿山課長の七日間』の韓国版『帰ってきてダーリン』にも出演。
イ・チェロク(ソン・ガン)
現在23歳でバレエ歴は4年と浅いものの、スンジェに才能を見いだされたアマチュアバレエダンサー。
とある理由から力を発揮しきれず、現在はスランプに陥っています。
サッカー監督の父の元で、6歳から高校生までサッカーに打ち込んでいました。
チェロクを演じるソン・ガンは1994年生まれの27歳。
2017年の日本の漫画が原作の韓国ドラマ『カノジョは嘘を愛しすぎてる』でデビュー。
2020年のNetflixドラマ『Sweet Homeー俺と世界の野望』では主役に抜擢され、以後ヒット作に数多く出演しています。
186cmの高身長と甘いマスクで韓国では「マンガから出てきたような男」とも呼ばれるそう。
チェ・へナム(ナ・ムニ)
ドクチュルの妻。
大人になっても子供や孫を心配する優しい母親だが、ドクチュルの意見を聞かないこともしばしば。
ナ・ムンヒは1942年生まれの79歳。
1960年代から活躍する、芸歴60年以上のベテラン俳優
韓国映画『オ!ムニ』や韓国ドラマ『ディア・マイ・フレンズ』などにも出演。
シム・ウノ(ホン・スンヒ)
ドクチュルの長男ソンサンの子。
厳格で上昇志向の強いソンサンの期待に応えて、有名大学に進学後、大企業のインターンにも合格。
インターン先のレストランでチェロクと出会います。
ウノを演じるホン・スンヒは1997年生まれの24歳。
高校時代から演技学校に通っており、21歳の時に『恋のステップ』で俳優デビュー。
韓国映画『担保』やNetflix韓国ドラマ『ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です』にも出演。
シム・ソンサン(チョン・ヘギョン)
ドクチュルの長男で、銀行のアシスタントマネージャー。
仕事のできる有能な男だが、女性は働かず家庭に入るべきという「昭和の男」な感性の持ち主。
復職したい妻エランに、妻と母親の役割は放棄するなと詰め寄る場面も。
キム・エラン(シン・ウンジョン)
ソンサンの妻。
ソンサンの元同僚で、ウノの出産を機に退職。
本人は仕事を続けたかったものの家庭に入ることを選びました。
現在はウノの大学進学を機に復職を目指しています。
シム・ソンスク(キム・スジン)
ドクチョルの長女。
夫は区議員選に出馬していますが10年連続で落選。
選挙資金を無心してくる夫に呆れていますが、支え続けています。
ピョン・ヨンイル(チョン・ヒテ)
ソンスクの夫。何度も議員を目指し出馬しますが、落選し続けています。
シム・ソングァン(チョ・ボクレ)
ドクチョルの次男。
大学病院で外科医を務めていましたが、2年前に突然退職。
会うたび長男から嫌味を言われるため、あまり家族の集まりには参加しないようにしています。
イ・ムヨン(チョ・ソンハ)
チェロクの父親。
チェロクやセジョンの通う高校のサッカー部の元監督。
とある理由からチェロクと疎遠に。
キム・スンジュ(キム・テフン)
チェロクの師匠。
元有名バレエダンサーで、ドクチュルも韓国公演を毎年見に行っていたほど。
弟子は取らない主義でしたが、チェロクに才能を見出し指導しています。
ウン・ソリ(ユン・ジヘ)
スンジェの元妻。
チェロクも通っていた舞踏院の講師。
スンジェとの仲は別れた後も良好。
キム・セジョン(キム・ヒョンモク)
チェロクの友人。
チェロクとは高校のサッカー部からの付き合いで、現在は同じレストランで働くバイト仲間。
ヤン・ホボム(キム・クウォン)
チェロクの元同級生で同じサッカー部の出身。
とある理由からチェロクを目の敵にしていて、高校卒業から4年経っても嫌がらせをしています。
まとめ
挑戦したいことがあるけど、あと一歩が踏み出せない。いくつになっても夢をあきらめきれない。
そんな方にこそおすすめしたいのが『ナビレラ ーそれでも蝶は舞うー』。
まずは1話だけでも視聴してはいかがでしょうか? きっと”ハラボジ”に勇気をもらえるはずです。
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