緊張感がたまらない!サスペンス映画おすすめ10本

緊張感がたまらない!サスペンス映画おすすめ10本

ドキドキ、ハラハラする緊張感がたまらないサスペンス作品。不安や緊張感を掻き立てる演出や脚本は、先の展開が気になってしまいますよね。
この記事では、サスペンス映画の定義とおすすめのサスペンス映画10本を紹介します。

サスペンス映画の定義とは?

“サスペンス”とは「人の心を宙吊りにする」という意味があり、「ドキドキ」する「ハラハラ」するといった、観客の緊張感や不安をあおるような演出を含んだ映画やドラマなどを表現します。似たジャンルのホラーは恐怖感を煽ることが目的になっています。厳密な定義はされていないものの、緊張感を駆り立てることが目的のジャンルが「サスペンス」といえるでしょう。

クライム・サイコ・ホラー×サスペンス映画10選!

クライムやサイコ、ホラーといった他ジャンルとの組み合わせで大きな魅力が生まれるのもサスペンス映画の醍醐味です。より「ドキドキ・ハラハラ」したい人向けに、クライム・サイコ・ホラー×サスペンスな映画を10本紹介します。

『終わらない週末』(2023)

『終わらない週末』(2023)

▲Netflix映画『終わらない週末』独占配信中

豪華な別荘をレンタルし週末を過ごそうと思っていたアマンダとクレイ。しかし、別荘へ到着したものの謎のサイバー攻撃を受け、スマホやパソコンが使えなくなってしまいます。その夜、別荘のオーナーだと名乗るスーツ姿の男が娘と共に別荘を訪れて……。

Netflix映画『終わらない週末』は、別荘での優雅な終末から一転、突如訪れる世界の終末に翻弄される一家を描きます。果たして何が起こっているのか、家族はどうなってしまうのか、 不安を引き出すようなカメラワークも恐怖を引き立てます。「事故を起こしている大量のテスラ車」、「浜辺に乗り上げる大型タンカー」など、作中では考察のはかどる要素も多いため謎解き感覚で見るのも面白い作品です。

関連記事:『終わらない週末』不穏な展開に目が離せないサスペンスホラー | Netflix Freaks

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『ザ・キラー』(2023)

『ザ・キラー』(2023)
▲Netflix映画『ザ・キラー』独占配信中

殺し屋としていくつもの“仕事”を完璧にこなしてきた男。いつものように要人を狙撃するだけ……と思いきや、銃弾は外れ任務は失敗。帰路につくも、自宅は襲撃されており恋人は生死の境を彷徨うほどの重傷を負ってしまいます。男は恋人の襲撃に関わった人間たちへの復讐に向かうものの、その心には復讐以外の目的が……?

Netflix映画『ザ・キラー』は、『セブン』『ゴーン・ガール』などのデヴィッド・フィンチャーが監督し話題になったNetflixオリジナル作品。派手なアクションシーンよりは、ターゲットを探し追い詰める様を描いた静かながら張り詰めたシーンの多いサスペンス映画です。ターゲットを追い詰める過程、一筋縄ではいかないターゲットたちとのやり取りは、派手さこそないものの緊張感たっぷり。主人公の抱える隠れた目的が徐々に明かされていく手法も見事な作品です。

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『スマホを落としただけなのに』(2023)

『スマホを落としただけなのに』(2023)
▲Netflix映画『スマホを落としただけなのに』独占配信中

帰宅途中にスマホを紛失してしまったナミ。拾い主から「店に預けてある」と言われたナミは修理店に赴きます。店舗にいた男・ジュニョンは、修理するふりをしてナミのスマホにスパイウェアを仕込み、ナミの情報はジュニョンにすべて筒抜けになってしまうことに。一方で連続殺人事件の捜査線上にはジュニョンの痕跡が見つかり、ナミは想像もしていなかったような事件に巻き込まれてしまう……。

日本で2018年に映画化された同名の推理小説シリーズを韓国リメイクしたのが、Netflix映画『スマホを落としただけなのに』。日本版では主人公の周囲の関係性などが複雑に絡み合うストーリーですが、Netflix版はサスペンス・ホラーとしての見どころをストレートに描きます。ナミはどうなってしまうのか?  ジュニョンの目的は? 現代社会では誰もが持つスマートフォンを通すことで、恐怖をより身近に感じさせる作品になっています。

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『BAD LANDS』(2023)

特殊詐欺グループで“受け子”への補助を行うポジションで犯罪に手を染めるネリ(安藤サクラ)。ある夜、血のつながらない弟ジョー(山田涼介)と共に、上役であるヤクザの高城(生瀬勝久)を殺してしまいます。高城の金を奪い海外へ逃げるつもりの2人ですが、高城からの定時連絡が途絶えたことを不審に思ったヤクザが2人の元に。さらに裏では特殊詐欺グループを追う大阪府警の捜査も進んでおり……。

大阪の裏社会を舞台に、大金を手にしてしまった2人に押し寄せる難局と姉弟の絆を描いた作品。「一手誤れば破滅」という状況で機転を効かせて乗り切る姉弟の活躍は、前のめりになってしまうほどの面白さを誇ります。常に緊張感あふれる展開は、サスペンスの醍醐味を味わえるでしょう。細かな伏線や役者の演技も素晴らしく、サスペンス以外の楽しさも詰まった作品です。

『グランド・イリュージョン』(2013)

4人組マジシャン「フォー・ホースメン」は、ラスベガスのショーの最中に、遠く離れたパリの銀行から大金を盗み観客に配るイリュージョンを披露します。320万ユーロもの大金は本当に盗まれており、FBIが4人を拘束するも、証拠は掴めずじまい。FBIとインポールを煙に巻いた4人は、さらなる「イリュージョン」を見せると宣言します……。

サスペンス要素はもちろん、エンタメ作品としての楽しさも詰まった『グランド・イリュージョン』。種明かしを得意とするマジシャンを引き入れたFBIとの攻防は手に汗握る迫力。巧みで派手なショーの演出は、まるで観客の一部になったかのように楽しめるでしょう。2016年には続編の『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』も公開されるなど、人気を誇るシリーズです。

『メメント』(2000)

妻を殺されたショックで10分以上記憶を保てなくなった男・レナード。自身の身体に刻んだタトゥーとポラロイド写真のメモを頼りに妻を殺した犯人「ジョン・G」を探す日々を送っていました。ある日、協力者の「テディ」と廃屋を訪れたレナードは、テディのポラロイド写真に書いてあった「やつのウソを信じるな やつが犯人だ 殺せ」というメモに従いテディを殺害してしまいます……。

カラーとモノクロで違う時系列のストーリーが展開し、「結末」から「始まり」へと逆向きに描く手法が話題を呼んだ『メメント』。一見すると時間の流れやシーンの整理がつかず難解に思われますが、真相を追っていくうちにどんどん引き込まれてしまうはず。鬼才クリストファー・ノーランの魅力がたっぷりと詰まったサスペンス映画です。

『ファーゴ』(1996)

自動車ディーラーのジェリーは、多額の借金を返すため大金持ちの義父から身代金を引き出すため、妻の偽装誘拐を企てました。誘拐役として雇った元囚人のカールとゲアは、白昼堂々と誘拐を決行し、警官と目撃者を殺害してしまいます。ジェリーの計画は崩壊したものの、身代金の受け渡しの時間は近づいてきて……。

最初は小さな事件だったはずの偽装誘拐が、ストーリーが進むにつれどんどんと大事になってしまいます。事件が大きくなっていくものの、どこか淡々とした展開と演出が“凄惨なのになぜか笑える”『ファーゴ』独特の魅力を生み出します。事態がどこまで悪い方に転がってしまうのか? と予想できない展開も楽しめるサスペンス作品です。

『セブン』(1996)

定年退職を1週間後に控えたベテラン刑事のサマセットと若手刑事のミルズは、異常なまでに肥大化した奇妙な死体が発見された現場へと赴きます。次の日にはまたしても奇妙な死体が発見され、現場には「GREED(強欲)」という血で書かれたメッセージが。最初の死体からは「GLUTTONY(暴食)」と書かれたメモが見つかり、犯人はキリスト教における「7つの大罪」を基に犯行を繰り返していることが判明します……。

衝撃のラストは人によっては不快な後味を残すかもしれませんが、ラストにまで運んでいく秀逸な脚本と演出は一見の価値があるといえるでしょう。事件がどう運ぶのか、どういった結末を迎えるのか。独特な暗い画作りも含めて心が落ち着く隙を与えてくれない緊張感に満ち溢れた作品です。

『ユージュアル・サスペクツ』(1995)

6週間前に発生した麻薬密輸船の爆破事件。ただ1人無傷で生き残ったキントは事件の顛末を語りだします。「容疑者の常連(ユージュアル・サスペクツ)」である5人の曲者たちは、「でっちあげ事件」の容疑がかけられるも、証拠不十分で釈放されます。結束した5人は1人の持ちかけにより、宝石強盗を行うことに。成功に気をよくした5人は新たな依頼を受けるが、トラブルから襲撃相手を殺してしまいます。警察の追跡に怯える5人だが、伝説のギャング“カイザー・ソゼ”の右腕を名乗る弁護士が接触し……。

最後まで黒幕が予想できないどんでん返しのストーリーが魅力の『ユージュアル・サスペクツ』。1回見た後にすぐ2回目を見たくなってしまうほどのストーリーは、第68回アカデミー賞で脚本賞を受賞したのも納得です。一体何が起きたのか? カイザー・ソゼとは? なぜキントだけ生き残ったのか? 作中で浮かぶ疑問は全て解消されるのでご安心を!

『レザボア・ドッグス』(1992)

宝石強盗のために集まった6人の男。用意周到に進めていた強盗計画だが、計画は失敗に終わってしまう。なんとか逃げ出し集合場所に集まり始めるメンバーだが、話しているうちに「内通者がいるのでは」と疑心暗鬼に陥ってしまう……。

鬼才クエンティン・タランティーノの脚本・監督デビュー作としても知られる『レザボア・ドッグス』。強盗に失敗した6人の素性が一切分からないまま始まる犯人探しは緊張感たっぷり。果たして内通者は誰なのか、6人は一体どのような結末を迎えるのか……。強盗シーンを一切見せずにいきなり逃亡シーンから始まったり、軽快な音楽に乗せた拷問シーンが流れたり、デビュー作ながらタランティーノ監督の才能が味わえる作品です。

まとめ

さまざまなジャンルと組み合わさることで魅力的な作品が日々生まれているサスペンス作品。日常では体験できないスリルを味わえるでしょう。
Netflixでは、オリジナル作品も含めて多くのサスペンス作品を配信中! 「ドキドキ」したい「ハラハラ」したいなど、スリルを味わいたい方はぜひNetflixでサスペンス作品をお楽しみください。

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