映画ファンなら誰もが知る俳優、サミュエル・L・ジャクソン。鋭い眼光やユーモラスな語り口から強烈なインパクトを放つ彼の演技は、一度観たら忘れられないものばかりです。この記事ではNetflixで現在視聴できる作品を中心に、サミュエル・L・ジャクソンの代表作を7本厳選して紹介します。重厚な社会派ドラマから爽快なアクション、ユーモラスなファンタジーまで、さまざまな顔を持つ彼の魅力に迫ります。
サミュエル・L・ジャクソンとは?
サミュエル・L・ジャクソン(Samuel Leroy Jackson)は、1948年12月21日、アメリカ・ワシントンD.C.生まれ。ジョージア州アトランタで育ち、モアハウス大学で演劇を学びました。若い頃は舞台俳優として経験を積み、その後映画界へ。1991年の『ジャングル・フィーバー』で注目され、カンヌ国際映画祭の助演男優賞を受賞。1994年の『パルプ・フィクション』で世界的なスターとなりました。以降、クエンティン・タランティーノ作品の常連になります。
その後も『スター・ウォーズ』シリーズのメイス・ウィンドゥ役、『マーベル・シネマティック・ユニバース』のニック・フューリー役など、多くのメジャー作品に出演。2022年にはアカデミー名誉賞を受賞し、そのキャリアと演技力が改めて評価されました。
舞台・映画・アニメーション、ナレーションなどジャンルを超えて活躍し、70歳を超えた今なお第一線で活躍を続けるレジェンド俳優です。
サミュエル・L・ジャクソンの魅力
サミュエル・L・ジャクソンの魅力は、何よりもその存在感。画面に登場するだけで場の空気が変わる、強烈なキャラクター性があります。放つセリフ一つ一つが鋭く、重みを持ち、時にはユーモアと毒を感じさせます。
よく演じるのは、正義感と狂気が紙一重の男、あるいはクールで冷静なプロフェッショナル、または社会の裏側を知るアウトサイダー的存在。彼の演じる役には常に“人間臭さ”があり、決して単なるヒーローや悪役では終わりません。
『アベンジャーズ』や『スター・ウォーズ』シリーズなど誰もが知るメジャーな娯楽作から映画好きをうならせるクエンティン・タランティーノ作品まで幅広いジャンルに登場しますが、役割を十二分に果たすプロ意識にも魅せられます。
また黒人俳優としてハリウッドの最前線で活躍し続け、社会的なテーマに積極的に関わってきた姿勢も、多くのファンや俳優仲間から尊敬を集めています。
サミュエル・L・ジャクソンの出演作
現在Netflixで観られるサミュエル・L・ジャクソンの出演作品の中から、代表的な7本を紹介します。新作『ピアノ・レッスン』をはじめ、社会派ドラマ、アクション、ファンタジー、コメディまで、多彩な顔ぶれをそろえました。
ピアノ・レッスン(2024年/Netflixオリジナル)
1936年、アメリカ・ピッツバーグ。黒人家庭に代々受け継がれる、奴隷時代の記録が刻まれたピアノ。ピアノの処遇を巡り、姉バーニースと弟ボーイ・ウィリーが対立する。サミュエル・L・ジャクソンは、親族の長老的存在である叔父ドーカーを演じ、伝統と誇り、変化と未来の狭間で揺れる男を見事に表現しています。
オーガスト・ウィルソンによる戯曲が原作で、サミュエル・L・ジャクソンは2022年にブロードウェイで再演された際もドーカーを演じ話題となりました。人種・家族・歴史の深いテーマを静かな緊張感とともに描いた重厚な作品です。ホラーもちょっと混ざった、不思議な魅力の映画。
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パルプ・フィクション(1994年)
クエンティン・タランティーノ監督の代表作『パルプ・フィクション』。複数の物語が交差する構成で、90年代の映画界に革命を起こした傑作です。サミュエル・L・ジャクソンは、殺し屋ジュールスとして登場。ジョン・トラボルタ演じるヴィンセントの相棒です。暴力とユーモアが同居する世界観の中で、ジャクソンはクールで知的なギャングとして存在感を放ちます。聖書の『エゼキエル書』の一節を引用しながら敵を撃つシーンは、映画史に残る名場面です。
ジャンゴ 繋がれざる者(2012年)
奴隷制度が横行する19世紀のアメリカ南部。元奴隷のジャンゴはドイツ人賞金稼ぎシュルツと手を組み、奪われた妻を買い戻そうとする。サミュエル・L・ジャクソンは、ジャンゴの敵である白人農園主の忠実な執事スティーヴンを怪演。
表向きは従順な黒人奴隷ながら、心は白人……仲間を平気で裏切るような野心の塊。サミュエル・L・ジャクソンの演技には、『ジャンゴ』の作品全体のテーマを体現するかのようなすさまじさがあります。
ヒットマンズ・ワイフズ ボディガード(2021年)
凄腕ボディガード(ライアン・レイノルズ)と殺し屋(ジャクソン)の凸凹コンビに、さらに殺し屋の妻(サルマ・ハエック)が加わって大暴れ! 妻の誘拐をきっかけに、国際的な陰謀に巻き込まれた3人がヨーロッパ各地を駆け巡るド派手なアクション・コメディです。
ジャクソンは自由奔放でどこか憎めない殺し屋ダリウス役を演じ、持ち前のユーモアとアクションのキレが炸裂します。
キングコング 髑髏島の巨神(2017年)
1973年。未知の島“スカルアイランド”に送り込まれた調査隊が出会ったのは、巨大な“守護神”キングコング。サミュエル・L・ジャクソンは、ベトナム帰りの軍人パッカード大佐として登場。理性よりも復讐心に突き動かされ、コングとの全面戦争を仕掛けます。
大自然と人間の驕り、そして“神”に対する人間の傲慢を描くスペクタクル映画の中で、ジャクソンの狂気に満ちた軍人役が印象的です。
ユニコーン・ストア(2017年/Netflixオリジナル)
ブリー・ラーソンの監督・主演作。アーティストになる夢に挫折した女性キットは、奇妙な招待状を受け取り、ユニコーンの世話をするという、嘘みたいなプロジェクトに巻き込まれていく。
社会に適応できない若者が自己肯定感を取り戻す過程を、カラフルで温かなファンタジーで描いた異色作。ブリー・ラーソンのキュートさやクレバーさが表れており、サミュエル・L・ジャクソンは、ユニコーンを引き渡す不思議なセールスマン役を演じ、独特の世界観を支えています。
シャフト(2019年/Netflix)
伝説の探偵ジョン・シャフト(ジャクソン)は、息子と疎遠になっていた。ところがある事件をきっかけに、FBIの分析官となった息子が父に助けを求めてくる。気難しい父と優等生タイプの息子が衝突しながらも(さらに祖父も加えて)、事件を追う姿をコミカルに描いたアクション・コメディです。
1970年代に発表された小説「シャフト」シリーズを元とし、2000年公開の『シャフト』の続編でもあります。ジャクソンのタフなキャラクターと、時折見せる父親としての表情のギャップが魅力。スラングが連発されますが、小気味良いテンポで気持ちよく観られる一作。
まとめ
とんでもない悪党からユーモアあふれるおじいちゃん、頼もしいリーダーまで幅広い役柄を演じ分ける名優サミュエル・L・ジャクソン。たとえ主役でなくとも、その姿はきっと記憶に残るはず。
Netflixでは『ピアノ・レッスン』含めサミュエル・L・ジャクソンの魅力が詰まった作品を今すぐ楽しめます。ぜひチェックしてみてください。
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