ダニエル・クレイグの魅力と出演作。『007』だけじゃない

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ダニエル・クレイグの生い立ちとキャリアを紹介

ダニエル・クレイグは1968年生まれ、イギリスの北西部チェスター州出身の俳優です。6歳から演劇に慣れ親しみ、演技の道に本格的に進んだのは16歳の頃。高校を退学し、演劇の名門「ナショナル・ユース・シアター」のオーディションに合格しました。ロンドンに移ったクレイグは、レストランで働きつつオーディションを受け続け、イギリスの芸術大学ギルドホール音楽演劇学校へ入学します。

同校を卒業したあと1992年に『パワー・オブ・ワン』で銀幕デビュー。有名になったきっかけは、2002年トム・ハンクスやポール・ニューマンと共演した『ロード・トゥ・パーディション』。第75回アカデミー撮影賞を受賞した本作でダニエル・クレイグは軽薄なマフィアの息子、コナー・ルーニーを演じました。2004年のクライムムービー『レイヤー・ケーキ』では主役に抜擢され、見事に演じきります。

007シリーズ6代目ジェームズ・ボンド役で一躍有名に

ダニエル・クレイグといえば、1962年から続くイギリスの伝統的なスパイ映画、『007』シリーズの6代目ボンド役でしょう。ダニエル・クレイグが初めてボンド役を演じたのは2006年のシリーズ通算21作目、『007/カジノ・ロワイヤル』。2006年から2021年の15年間、5作に渡りジェームズ・ボンドを演じました。キャスティング発表当初は、従来のボンドとのイメージの違いから批判もありましたが、原作のイメージに近い寡黙なボンドを見事に演じきり、『カジノ・ロワイヤル』は『007シリーズ』の最高傑作とも呼び声高い作品となりました。幾度となく負傷するも、スタントマンを立てずに多くのシーンを撮影したというから驚きです。

『007』だけじゃない!ダニエル・クレイグの出演作3選

ジェームズ・ボンドのイメージが強いダニエル・クレイグですが、他の作品でも存在感を発揮しています。『007』だけではない、ダニエル・クレイグの魅力を味わえる出演作を3本紹介します。

『ドラゴン・タトゥーの女』

スウェーデン財界汚職事件を告発するも、名誉毀損裁判で敗訴し全財産を失った記者・ミカエル。彼の元に財閥の元会長・ヘンリックから40年前に行方不明になった少女の謎を追ってほしいと依頼され……。

『ドラゴン・タトゥーの女』は第84回アカデミー賞で編集賞を受賞した名作サスペンス映画。『ファイト・クラブ』や『ゴーン・ガール』などで知られるデヴィット・フィンチャーの監督作品で、ダニエル・クレイグは記者・ミカエル役として主演を務めます。汚職事件を暴いた”正義の記者”から一転、全てを失った失意の記者を演じる様は流石の一言です。

『Jの悲劇』

恋人とのピクニックを楽しんでいた大学教授のジョーの元に、コントロールを失った気球が。その場にいたジョーを含めた4人の男性はロープにしがみつき救助を試みるも、そのうち1人は気球とともに上空へ昇り墜落死してしまう。目の前で起きたショッキングな出来事に落胆するジョーの元に、現場に居合わせたジェッドという男がつきまとうようになり……。
ダニエル・クレイグは大学教授のジョー役で出演。穏やかで理知的なジョーがジェッドにより、疲弊し不安定になっていく様を見事に表現します。ジョーをストーキングするジェッドを演じるのは、『ハリー・ポッター』シリーズにも出演を果たしたリス・エヴァンス。ジョーを追い詰めるジェッドの異常ともいえる一方的な愛には背筋が凍るほど。

『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』

世界的ミステリー作家ハーランが、自身の85歳の誕生パーティーの翌朝に死体で発見される。警察はハーランの死を自殺とするが、現場には何者かの依頼で私立探偵のブノワ・ブランが登場。遺産やハーランの死の真相をめぐり、一筋縄ではいかない遺族や使用人たちとブランの心理戦が繰り広げられる。

ダニエル・クレイグ扮する謎の私立探偵ブノワ・ブランの活躍を描いた、『ナイブズ・アウト』シリーズの第1作目。密室での謎解きや登場人物たちの思惑が絡み合う展開など、ミステリーの王道を行く本作は評論家の間でも非常に評価の高い作品です。続編がNetflixにより製作されたことでも話題となりました。

鋭い眼光とスマートさ。激しいアクションもこなす”仕事人”

『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』

『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』の続編がNetflix映画『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』。億万長者が所有する絶海の孤島を舞台に、ブノワ・ブランが謎解きに挑みます。現代的な背景を持つ個性的なキャラクターが多く登場。主役級の名優たちとの共演も見どころです。

ダニエル・クレイグ演じるブノワ・ブランは物腰は柔らかく紳士的ですが、全てを見通すような鋭い視線は名探偵そのもの。ジェームズ・ボンドとしてのクールで寡黙なイメージを覆しながらも、にじみ出るスマートさはダニエル・クレイグの役者としての積み重ねを感じさせます

NetflixではNetflix映画『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』をはじめ、ダニエル・クレイグの出演作を数多く配信中! 『007』シリーズだけではないダニエル・クレイグの魅力をぜひご覧ください。

関連リンク:『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』は上質ミステリー&ゴージャスな映画だ

【Netflix映画『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』独占配信中】


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