人と人の魂を移し替える“還魂術”によって運命を変えられた主人公たちの成長を描く韓国のファンタジーロマンス活劇『還魂』。NetflixでグローバルTOP10 TV(非英語)ランキングで連日上位を獲得した人気作です。続編『還魂:光と影』が2022年12月に配信されました。
『還魂:光と影』は衝撃の結末を迎えた前作から3年後を舞台に、氷の石の力により死の淵から生還したチャン・ウク(イ・ジェウク)と、ナクスの顔をした記憶喪失の女性(コ・ユンジョン)の新たなロマンスが紡ぎ出されます。このコラムでは、まず前作の内容をおさらい。その上で、本作のあらすじと登場人物、見どころを紹介します。
※本記事は『還魂』シリーズのネタバレを含みます。
目次
『還魂』(シーズン1)のおさらい
還魂とは?
『還魂』はテホ国という架空の国が舞台。テホ国は風・雲・雨をつかさどる天の気が地にぶつかって巨大な水の気となり、その気に満ちた敬天大湖を中心に国が築かれたとされています。そこには水の気を操る術士たちが存在しており、彼らは古くから“還魂人”という存在を取り締まってきました。
テホ国最高の術師であるチャン・ガン(チュ・サンウク)によって編み出された人と人の魂を移し替える“還魂術”。この術により、魂が入れ替わった人間が還魂人です。しかし魂が結合しなかった身体は暴走し、人に危害を加える危険性を秘めているため、術士たちは還魂人を捕まえようとしているのです。
ちなみに、テホ国のチャン家、ソ家、パク家、チン家は特に優秀な術士たちを輩出してきたことから四大名家として知られています。
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還魂術に運命を変えられた2人の師弟関係
四大術士の家系の一つ、チャン家の子息でありながら、ウク(イ・ジェウク)は水の気を操ることができません。ウクはチャン・ガンと前王が還魂術で一時的に魂を入れ替えた際、王とガンの妻の間に出来た子供でした。その後、ガンは自分の身体を取り戻すも、ウクが王の正式な子供と知られ命を狙われることを案じ、ウクの気門を塞いで術を使えないようにしたのです。
そして、どうにか術を使えるようになりたいウクが出会ったのが、天下一の刺客ナクス(コ・ユンジョン)……の魂が入ったムドク(チョン・ソミン)。彼女が還魂人であることをすぐさま見抜いたウクは、ナクスの術なら自分の気門を開けるはずだと弟子入りを志願。こうして師弟関係を結んだ二人の間には、次第に愛が芽生え始めます。
パート1はバッドエンドに
ただ、ナクス一家と四代術士にはある因縁が。ナクスは幼い頃に父親がパク家のジン(ユ・ジュンサン)に殺されたのを目撃して以来、四大術士の家系に恨みを持っていたのです。しかし、のちにそれは還魂人の父親の暴走を止めるためだったということをナクスは知ります。
実はナクス、天附官の副官主チン・ム(チョ・ジェユン)に復讐心を利用されて、刺客として育てられていました。チン・ムは王妃に還魂した巫女と結託し、還魂術に必要な黒い粉・追魂香の素材「氷の石」の力を利用しようしていました。そのことに気づいたナクスは結果的に自身の父親と同じようにチン・ムに暴走させられ、愛するウクまで自ら手にかけてしまうことに。そして、ナクスは湖に身を投げるという、シーズン1は衝撃のバッドエンドでした。
『還魂:光と影』(パート2)のあらすじ
盲目の女性ムドク(チョン・ソミン)の身体に魂を移したナクスが暴走した事件から3年。ナクスは石化し、湖に沈んだとされているが、民衆たちは彼女がまだ生きているのではないかと未だに恐れている。
一方、ナクスによって殺されたはずのチャン・ウク(イ・ジェウク)は「氷の石」の力により生還。王の命令により、暴走した還魂人を捕らえる任務に就いていた。そんなある日、ウクは還魂人を捕まえるために侵入した鎮妖院で、すでに身体が焼かれたはずのナクスと瓜二つの女性に出会う。
『還魂:光と影』(パート2)の登場人物
チャン・ウク(イ・ジェウク)
四大術士の家系の一つ、チャン家の子息。テホ国一の術師であるチャン・ガンと、前王が還魂した際に生まれた子ども。3年前に暴走したムドク/ナクス(チョン・ソミン)によって殺されるが、「氷の石」の力により生還。現在は王の命令により暴走した還魂人を捕らえる任務についているが、その強大な力により周囲から恐れられている。
チン・ブヨン/ナクス(コ・ユンジョン)
ウクが還魂人を捕まえるために侵入した鎮妖院で出会う女性。実はチン家の長女であり、後継者だが、3年前から鎮妖院の当主であるホギョン(パク・ウネ)によって幽閉されていた。ユルの叔父・ユノ(ト・サンウ)と結婚予定だが、自由な身になることを望んでいる。
ソ・ユル(ファン・ミンヒョン)
四大術士の家系の一つ、ソ家の貴公子。ナクスとは惹かれ合った過去があり、彼女を助けることができなかったという後悔に苛まされている。また、とある苦痛に人知れず耐えており……。
パク・ダング(ユ・インス)
四大術士の家系の一つ、パク家の後継者。ソンリムの総帥であるパク・ジンの甥にあたる。チョヨンと一度は婚約したものの、破談に。しかし、未練が残っている。
チン・チョヨン(アリン)
四大術士の家系のひとつ、チン家の令嬢。暴走したムドク/ナクスによって父親が殺された。その父を守れなかったとして、ダングに婚約破棄を申し出る。
パク・ジン(ユ・ジュンサン)
ダングの叔父。ソンリムの総帥だったが、3年前に起きた事件の責任を取るために引退し、隠居した。ドジュとは恋仲にある。
キム・ドジュ(オ・ナラ)
チャン家の執事で、ウクにとっては母親のような存在。ジンとは以前から互いを思い合っている。
チン・ム(チョ・ジェユン)
王妃に還魂した巫女と結託し、「氷の石」の力を利用しようとしている。そのために父親を殺したパク・ジン、そしてその場に居合わせた四大術士の家系の人間に対する復讐心を利用してナクスを刺客として育て上げた。国王や太子に取り入って、3年前に天附官の副官主から官主に昇格。
師弟関係から仮面夫婦に、ウクとナクスの未来はどうなる?
シーズン2の見どころは「氷の石」の力によって生還したウクと、鎮妖院に幽閉されていたチン家の長女ブヨンのロマンスです。このヒロイン交代に当初はファンから嘆きの声も挙がりましたが……。結論から言うと、ブヨンの中ではナクスの魂が生きています。ウクが出会ったのは、身体はブヨン、顔と魂はナクスという存在。しかし、ブヨンがもともと持っていた強い神力と、ナクスの記憶を失っている状態です。
そんな彼女は自由の身を手に入れるため、ウクに結婚を申し出ます。一方、ナクスの顔を知らないウクは自らの身体に宿る「氷の石」をブヨンが持つ神力によって取り出してもらうため、彼女が本当はナクスであることを知らないまま、その申し出を受けるのでした。
シーズン1では互いの利益のために師弟関係を結んだウクとナクスが今度は仮面夫婦に。かつては愛し合った仲であることに気づかないまま、新たな関係を築いていく二人に胸が切なくなること間違いありません。
もう一人の主人公・ユルの運命はいかに
本作で主演を務めるのはウク役のイ・ジェウク、ブヨン/ナクス役のコ・ユンジョン。そして、もう一人がユル役のファン・ミンヒョンです。前作でも優秀な術士であり、常に冷静なのに混乱すると方向音痴になるユルを好演したミンヒョンですが、シーズン2でも彼の行く末が見逃せません。
シーズン1において、還魂人との激闘でユルが重傷を負った際、詐欺師のソイ(ソ・へウォン)が彼に自分の血を輸血したのを覚えているでしょうか。しかし、その地には「血虫」と呼ばれる虫が入り込んでおり、今作でついにその虫がユルの身体を蝕み始めるのです。想像を絶する激痛に人知れず耐え、さらに一度は恋に落ちたナクスを助けられなかったという後悔にもさいなまされるユルの姿がこれまた切ないのなんの……。もう一人の主人公でもあるユルの行く末にも注目したいところです。
まとめ
パート1とパート2合わせて、全30話で完結したファンタジー超大作『還魂』。設定や内容は難関ですが、一度理解するとその面白さがよく分かります。ぜひ前作もNetflixでチェックの上、『還魂:光と影』の感動を大いに味わってください!
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