『リベンジ・スワップ』(原題:Do Revenge)はスクールカーストの頂点だった女子高生が地味な転校生と2人で復讐相手を「交換(スワップ)」する痛快な復讐劇です。2022年9月にNetflixで配信が開始され、海外ドラマで人気を集めた俳優が集結したことから注目を集めています。
この記事ではNetflix映画『リベンジ・スワップ』のあらすじと登場人物、見どころを紹介します。
目次
『リベンジ・スワップ』のあらすじ
主人公のドレアは名門・私立ローズヒル高校でスクールカーストのトップに君臨する女王。ある日、学校一の人気者である彼氏のマックスに頼まれ、プライベートな動画を撮影して送信。翌日、マックスにだけ見せたはずの動画が流出し、全校生徒に見られたドレアの学校での地位は地に落ちてしまう。やりきれない気持ちを抱えたドレアは、サマースクールで出会った内気な転校生エレノアと出会う。エレノアも信頼していた人物に裏切られた過去があり、その人物はローズヒル高校に通っているのだという。ドレアは互いの復讐相手に顔が知られていないことを利用して、復讐相手を「交換(スワップ)」し復讐することを思いつく……。
『リベンジ・スワップ』登場人物・キャスト
ドレア(カミラ・メンデス)
ローズヒル高校でスクールカーストの頂点に上り詰めた女子高生。裕福な家の出ではなく、自分の力だけで成り上がったため、自分の能力と美貌に絶対の自信を持っている。高飛車でライバルや障害となるものは容赦なく蹴落とすメンタルの持ち主。
カミラ・メンデスが頭脳明晰だが自信過剰で、まだ幼い面も見えるドレア役を見事に演じています。Netflixで配信されている米ドラマ『リバーデイル』ではおしゃれな女性ベロニカ・ロッジ役として出演。2020年『デンジャラス・ライ』では主演も務めています。
エレノア(マヤ・ホーク)
小学校の頃に想い人にアウティング(※)され心に傷を負ってしまい、引きこもっていた長身の少女。車がエンストしたドレアに声をかけ、過去のトラウマを打ち明ける。ドレアのプロデュースで地味系少女からゴージャスな美人に変身する様子は必見。
※アウティング……本人の了解を得ずに性的指向などを暴露すること。
エレノア役のマヤ・ホークはユマ・サーマンとイーサン・ホークの娘として知られ、長身を活かしてモデルとしても活躍。2020年には歌手としてもデビューするなど俳優業以外にも活躍しています。Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』ではシーズン3からメインキャストのロビンとして出演し、2019年『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にも出演を果たしています。
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マックス(オースティン・エイブラムス)
校内で1番の人気者で大金持ち。スクールカーストのトップに君臨する王様。ドレアの動画が流出した後も脳天気な素振りを見せたり、ドレアと別れたあとにドレアの親友であるタラと付き合い始めたりと外道な振る舞いが目立つ青年。
マックス役のオースティン・エイブラムスは米ドラマ『ウォーキング・デッド』シリーズや『ダッシュ&リリー』にも出演。2020年『47歳 人生のステータス』ではマックスとはタイプの異なる青年役を見事に演じています。
ラス(リッシュ・シャー)
水色の坊主頭が特徴的な青年。カリッサを尊敬しており、2人で共にいることが多い。バイクやサーフィンが趣味で、自宅の倉庫ではアート活動を行うなど多才。ドレアとは馬が合うようで、落ち込むドレアをツーリングに連れ出すなど優しい一面も。
演じるリッシュ・シャーは2017年の米ドラマ『PrankMe』でデビューし、その後もドラマ出演を重ねてきました。2022年の『ミズ・マーベル』では、主人公カマラの想い人カムラン役に抜擢。今後の活躍にも注目の俳優です。
ガビ(タリア・ライダー)
マックスの妹だが兄とは違い、外面や体裁よりも内面や精神面を大切にする性格。転校してきたエレノアに声を掛け、学内と学校に存在するグループを説明する。ドレアのプロデュースで美女に変身した後もエレノアを気にかけており、見た目ではなくエレノアの内面を鋭く見抜く。
ガビ役のタリア・ライダーは12歳の頃ブロードウェイのミュージカル『マチルダ』への出演を機に俳優デビュー。17歳の頃に出演した2019年『17歳の瞳に映る世界』は、第70回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞するなど世界的に高い評価を得ています。
タラ(アリーシャ・ボー)
ローズヒル高校のトップカーストの一員でドレアの親友。グループから追い出されたドレアを気遣いながらも、父親のためマックスに逆らえずにいる。
カリッサ(エイバ・カプリ)
小学生の頃、エレノアに告白され付き合うも周囲にアウティングをし、エレノアを傷つけた張本人。ローズヒル高校では農園クラブに所属しており、さまざまな野菜を栽培している。
エリオット(ジョナサン・デイヴィス)
トップカーストの一員。常にマックスの側でひょうひょうとしているが、無気力で自分の意見があまり無い腰巾着気質の青年。
メーガン(パリス・ベレルス)
トップカーストのメンバーで学内雑誌「Thor」の編集長。
モンタナ(マイア・レフィッコ)
少し抜けているところがあるトップカーストの一員。
エリカ(ソフィー・ターナー)
サマースクールでドレアの動画を拡散した犯人。ドレアに薬物所持疑惑をでっち上げられ退学する。
校長(サラ・ミシェル・ゲラー)
ローズヒル高校の校長。優等生としてドレアを一目置いてはいるが、動画が流出してもマックスを咎めずに手を上げてしまったドレアだけを処罰する。
『リベンジ・スワップ』はティーンムービーでありながら復讐の本質を描いた作品
『リベンジ・スワップ』は、一見するとポップな見た目ながらも、復讐の本質を描いた作品です。高校生活をめちゃくちゃにされたドレアと、アウティングが原因で引きこもっていたエレノア。コメディテイストがありつつも、復讐による悲惨な結果と負の連鎖をしっかりと描ききっています。復讐とは? 復讐に囚われるとは? と疑問を投げかけつつも、強い意志で復讐に突き進むドレアとエレノアの姿勢にはある種の爽快さを感じるでしょう。
『リベンジ・スワップ』には友情やアイデンティなど普遍的なテーマも描かれています。コミュニティの中にいる自分と本当の自分で悩む姿や、立場によって離れたり近づいたりする友人など、誰しもが共感できそうな問題を復讐劇と両立させつつ描きます。
俳優と脚本のレベルの高さに驚愕!2周見てほしい傑作
俳優たちの繊細な演技と脚本のレベルの高さにも注目していただきたい『リベンジ・スワップ』。1周目では見逃してしまう些細な目配せや口調も登場人物たちの真実を知ったあとに見返すと、演者の芝居がいかに素晴らしいか体感できるはずです。
胸のうちを明かすように思える情感こもったセリフも、状況との不一致でその人物の心の内が伝わってくるのは演者の力量と秀逸な脚本があってこそ。青春劇で復讐劇、二転三転しつつもゴールを見失わない脚本には演者の芝居と共に2周目を楽しめる要素が多く散りばめられています。
まとめ
Netflix映画『リベンジ・スワップ』は復讐劇でありながら青春劇を味わえる名作です。
立場や性格は違うけれど、同じ傷を抱え、同じ目標に向かう「最悪の親友」同士の友情がどこへ向かうのか。復讐の先に待つ意外な結末を是非見届けてください。
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