Netflix映画『ミックスド・バイ・エリー: 俺たちの音楽帝国』は、イタリアで実際にあった事件をもとにした作品。1980年代から1990年代前半にかけ、”海賊版”テープを制作し、販売していたフラタッシオ兄弟に焦点をあてます。テンポよく明るいストーリーと愛嬌のあるキャラクターたちのかけ合いが楽しい作品です。
この記事ではNetflix映画『ミックスド・バイ・エリー: 俺たちの音楽帝国』のあらすじと登場人物、見どころを紹介します。
『ミックスド・バイ・エリー: 俺たちの音楽帝国』のあらすじ
イタリア南部、ナポリの下町に住むフラタッシオ家の次男・エンリコは音楽好きの青年。DJを夢見ながら近所の家電屋でアルバイトをして過ごすエンリコだが、ある日突然、家電屋が閉店してしまう。店主から「自分のビジネスを始めろ」と言われたエンリコは長男のジュゼッペ（ペペ）とミックステープ販売を始めることに。マフィアから大金を借り、一世一代の賭けに出るフラタッシオ兄弟のビジネスはまさかの大成功。トントン拍子に事業を拡大するも、大流行した音楽のコピー販売はマフィアや音楽業界、警察の目にも止まるようになり……。
『ミックスド・バイ・エリー: 俺たちの音楽帝国』の登場人物
エンリコ・フラタッシオ（ルイジ・ドリアーノ）
音楽愛あふれるフラタッシオ家の次男。幼少期から一度聞いた曲は題名と歌手をすぐに覚えてしまうほどの音楽好き。奥手な性格でいじめっ子や不良に絡まれてしまうこともしばしば。事業拡大を兄のペペに持ちかけるなど野心的な一面も見られる。
ジュゼッペ・フラタッシオ（ジュゼッペ・アレーナ）
”ペペ”の愛称で親しまれるフラタッシオ家の長男。口が上手く社交的で、3兄弟のまとめ役としてテープ販売事業の舵を取る。タバコの密輸を行っていたこともあり、さまざまな方面に顔が広い。
アンジェロ・フラタッシオ（エヌマエーレ・パルンボ）
兄弟想いの無邪気な三男坊。不良に絡まれていたエンリコを助ける際、傷害事件を起こして逮捕されてしまう。出所後はエンリコとペペのミックステープ事業に合流。海外への買付など3兄弟の裏方として事業を助ける。刑務所では大物囚人に気に入られていたようで、出所後もマフィアと仲が良い様子。刑務所での縁が思わぬところで役に立つこともあり……。
ミックステープで大稼ぎ！？テンポよく陽気なサクセスストーリー
Netflix映画『ミックスド・バイ・エリー: 俺たちの音楽帝国』の見どころは、テンポよく進む3兄弟のサクセスストーリー。エンリコの音楽に対する情熱が多くの人々の心を動かし、一大ムーブメントを築き上げるまでの物語を描きます。資金難によるマフィアとのかけひきなど、3兄弟の立ち上げた事業はさまざまな問題に直面しますが、それぞれの得意分野でサクッと解決。間延びした展開も無く、2時間弱の上映時間があっという間に感じられるでしょう。
実際の犯罪を基にした映画ながら、後ろ暗い雰囲気が一切無いのもNetflix映画『ミックスド・バイ・エリー: 俺たちの音楽帝国』の特徴です。おおらかな時代ならではの「そんなのアリ！？」という事業拡大の様子を陽気に描きます。明るく楽しい映画をサクッと見たいという方にぜひおすすめしたい作品です。
3兄弟の絆にも注目
Netflix映画『ミックスド・バイ・エリー: 俺たちの音楽帝国』では、フラッタシオ3兄弟の絆にもご注目。無許可のミックステープ販売は犯罪ですが「もっと音楽を広めたい」というエンリコの想いと、エンリコの成功を支えるペペとアンジェロの素直な想いが脚本と役者の演技を通しても伝わってきます。
小さな衝突はありながらも、いがみ合いや恩を着せあうこともなく、当然のように助け合う兄弟の姿に、家族を大切にするイタリアの風土を感じるかもしれません。
まとめ
ご家族や友人と、そして1人でも楽しめる『ミックスド・バイ・エリー: 俺たちの音楽帝国』はNetflixで独占配信中。気軽に楽しい映画を見たいという方にはおすすめの作品なので、ぜひNetflixでご視聴ください。
【Netflix映画『ミックスド・バイ・エリー: 俺たちの音楽帝国』独占配信中】
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