ミュージカル映画のおすすめ5選!なぜ歌うのかも解説

ミュージカル メインビジュアル

役者の演技にあわせて、音楽と時にはダンスも楽しめるミュージカル映画。『アナと雪の女王』『アラジン』などディズニー映画の名作から、『RRR』などのボリウッド映画も広義ではミュージカル映画として挙げられます。一般的な映画とは異なる魅力に溢れたジャンルですが「急に歌い出すのが分からない」「なぜか照れてしまう」など、苦手意識を持っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ミュージカル映画の成り立ちや「なぜ歌うのか」を解説し、おすすめのミュージカル映画も紹介します。

ミュージカル映画とは?

ミュージカル ザ・プロムのワンシーン

ミュージカル映画とは、映画におけるジャンルの1つ。明確な定義は存在しておらず、キャラクターの心情を歌やダンスにのせて表現する映像作品を指します。歌やダンスの挟まる作品以外にも『ボヘミアン・ラプソディ』や『ロケットマン』など、楽曲の演奏シーンを中心に据えた映画もミュージカル映画に含まれます。
ミュージカル映画の歴史は古く、映像と音楽が合わせられるようになった1920年代から親しまれています。ディズニーのアニメ映画作品はほとんどがミュージカルの手法で描かれるなど、現代でも広く愛されているジャンルです。

ミュージカル映画はなぜ急に歌う?

学校や街など、日常風景から突然歌い出すことの多いミュージカル映画。見ていて照れてしまう方や疑問に思う方もいるかもしれません。通常の演技に加えて歌やダンスで表現するのは、キャラクターのおかれた状況や心情などをよりドラマチックに伝えるため。監督や製作者、演出の意図によって異なりますが、喜びや怒り、悲しみなど、キャラクターの抑えきれなくなった感情が歌によって表現されている、と考えてもよいでしょう。感情以外にも、見ている人が分かりやすいように状況に合わせた曲調にしたり、キャラクターの人となりを表現したりと、話の流れを楽曲にのせる側面もあるようです。

Netflixでも視聴できるおすすめのミュージカル映画5選

ミュージカル映画が苦手な方にこそおすすめしたい、Netflixでも視聴できる作品を5作紹介します。

ラ・ラ・ランド

『ラ・ラ・ランド』は、2017年の第89回アカデミー賞で6冠に輝いた名作ミュージカル映画。女優の卵とジャズピアニストの恋、人生、夢をミュージカル仕立てで描いた作品です。

女優を目指しつつ映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)。オーディションには連戦連敗でまったく日の目を見ない日々を送るなか、場末のバーでピアノを演奏していたセブ(ライアン・ゴズリング)の演奏に聞き惚れる。好き勝手に演奏していたセブはバーをクビになってしまい、声をかけてきたミアを軽くあしらいその場を去ってしまう。2人が再会したのは、とあるパーティ。招待客として参加したミアとバンドとして演奏したくもないポップスを演奏するセブ。ふとしたことから意気投合した2人の仲は進展していき……。

2人の男女の出会いとすれ違い、その行方をドラマチックに描いた『ラ・ラ・ランド』。恋の始まりの高揚感から互いにすれ違うもどかしさなど、歌唱とダンスが入ることでセリフで語る以上の感情が伝わってきます。本編の出来もさることながら、楽曲の評価も高く、第60回グラミー賞では、最優秀サウンドトラック・アルバム賞を受賞しています。

・ 関連記事:ライアン・ゴズリングの出演映画や魅力を解説!

レ・ミゼラブル(2012)

ミュージカル作品の金字塔ともいえる『レ・ミゼラブル』。1980年から現在まで世界各国の劇場で上演されている演目を、ミュージカル映画として映像化したのが『レ・ミゼラブル(2012)』です。『レ・ミゼラブル(2012)』は、第83回アカデミー賞で4部門を受賞した『英国王のスピーチ』の監督トム・フーパーがメガホンを取りました。

舞台は19世紀フランス。1本のパンを盗んだだけで、19年もの間投獄されていた男ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)。とある教会に行き着いたバルジャンは銀食器を盗むも、司祭は許すばかりか高価な燭台2本もバルジャンに差し出す。人間不信に陥っていたバルジャンは司祭の行いに心を改め、4年後には事業が成功し市長にまで上り詰める。順調に思えたバルジャンの人生だが、とある少女を救ったことで、過去の罪と向き合うことになる。

明るく楽しいミュージカル映画ではなく、貧困や罪、贖罪など重厚なテーマを扱っています。登場人物たちの名演も相まって、歌にのせた感情に心打たれる作品です。ミュージカル映画が苦手な方でも、魅力が十二分に伝わる名作といえるでしょう。

ANNIE/アニー(2014)

『ANNIE/アニー』は上演回数200回を超える名作ミュージカル『アニー』が原作の映画。本作以前にも過去に2度映像化されています。日本でも新型コロナウイルス感染症の影響を受けた2020年以外は、1986年から毎年公演されており、ミュージカル作品として根強い人気を誇ります。

両親に見捨てられ、里親の元で暮らす10歳の少女・アニー(クヮヴェンジャネ・ウォレス)。明るく前向きに暮らすアニーはある日、市長候補の男・スタックス(ジェイミー・フォックス)に出会う。支持率低下に悩むスタックスだが、車に轢かれかけたアニーを助けた動画が拡散され、支持率は急上昇。選挙チームはさらに支持率を上げるために2人が共に暮らすことを提案する……。

偶然の出会いから、実の親子のような固い絆で結ばれる2人を描いた『ANNIE/アニー』。どんなトラブルも吹き飛ばすアニーの明るさに元気がもらえる作品です。アニー役のクヮヴェンジャネ・ウォレスが伸びやかな歌声で歌い上げる「Tommorow」は必聴です。

ザ・プロム

ミュージカル ザ・プロム

Netflix映画『ザ・プロム』は落ち目のベテラン舞台俳優4人の奮闘と奇跡を描いたNetflixオリジナル作品。2016年に上演されたブロードウェイ・ミュージカル『プロム』が原作の映画です。

落ち目のベテラン舞台俳優ディーディー(メリル・ストリープ)とバリー(ジェームズ・コーデン)は、勝負に出た公演が失敗に終わり崖っぷちに立たされていた。同じく落ち目のアンジー(ニコール・キッドマン)とトレント(アンドリュー・ラネルズ)と、役者としてのイメージ向上策を講じ、セレブの活動家としての側面を打ち出すことに。自分たちが乗り込み名を揚げられそうな手頃なトラブルを探していると、同性パートナーとのプロム参加を禁じられたレズビアンの少女をSNSで見つける。活動家としての第一歩だと意気込む4人は「思いやりを教えてやる!」とエマの住むインディアナ州の高校に乗り込んだ……。

はじめは自らの売名が目的で、高圧的に教えを説く4人ですがエマの純粋な願いに触れるうちに次第に考えが変わっていきます。コメディ調で話は進みますが、エマの思いに答えようとする4人と周囲の姿、彼らを待ち受ける奇跡を優しく描きます。メリル・ストリープにニコール・キッドマンと、ハリウッドを代表する名優2人が歌って踊る姿からも目が離せません。

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tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン!

チック、チック…ブーン

人気ミュージカル『RENT/レント』の原作者の実話を元にしたNetflixオリジナル作品が『tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン!』。2022年のアカデミー賞では主演のアンドリュー・ガーフィールドが主演男優賞にノミネートされたことでも話題となりました。

舞台は1990年のニューヨーク。ウェイターとして働きつつ、ミュージカル作曲家としての成功を夢見るジョン(アンドリュー・ガーフィールド)。自身の楽曲を大物に披露するチャンスを得たジョンだが、作曲がなかなか進まず苦悩していた。恋人の相談にも乗れず、周囲の友人もエイズでつぎつぎと他界。30歳を目前にあらゆる”タイムリミット”が迫っていると焦りを募らせるジョンは、創作に悩み、自らと向き合う。

タイトルの『tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン!』は時限爆弾の時計の音。主人公である脚本家・ジョナサン・ラーソンは、作中で描かれる1990年の6年後に35歳という若さで亡くなっています。誰しもが感じる焦りを描きつつ、夢に向き合うことの大切さを教えてくれるでしょう。夢を追うすべての人に捧げたい作品です。

・関連記事:映画『チック、チック…ブーン!』が“夢を諦めたい人”におすすめな理由

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まとめ

登場人物たちのあふれる感情を歌と踊りで表現するミュージカル映画。ミュージカル映画が苦手で普段避けている方にも胸に響く作品があるかもしれません。ミュージカル映画を楽しみたい方は、ぜひNetflixでご視聴ください。


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