『BEEF/ビーフ 〜逆上〜 』あおり運転から始まる報復の応酬

BEEF メインビジュアル

『BEEF/ビーフ 〜逆上〜 』は2023年4月6日よりNetflixで独占配信が開始されたドラマシリーズ。あおり運転をきっかけに、報復の応酬に身を投じてしまう2人の男女をコミカルに描いたダークコメディ作品です。リミテッド・シリーズにおける作品賞など、複数の部門でエミー賞にノミネートされています。第95回アカデミー賞で7部門に輝いた『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や”最恐”と名高い映画『ミッドサマー』などで有名なスタジオ「A24」が制作を行ったことでも話題となりました。
この記事では、Netflixシリーズ『BEEF/ビーフ 〜逆上〜 』のあらすじと登場人物、見どころについて紹介します。

『BEEF/ビーフ 〜逆上〜 』のあらすじ

BEEF イライラしているダニー

仕事もうまくいかず、イライラの絶頂にいたダニエル(ダニー)。ホームセンターの駐車場で後方確認を怠りバックしたところ、通りがかった白いSUVに衝突しそうになってしまう。衝突は免れたものの、過剰にクラクションを鳴らし、去り際に窓から中指を立ててくるSUV。怒りのスイッチが入ったダニーは、顔を一目見て文句を言ってやろうと、怒りのまま追跡を開始する。
白いSUVを運転していたのは、事業家として成功を収め豪邸で暮らすエイミー・ラウ。ホームセンターの駐車場であおったトラックから逃げ切り一息つくも、家族との時間は取れず、事業の売却もうまく進まず、華やかな生活とは裏腹に満たされない日々が続いていた。そんな中、家のインターホンが突然鳴り、見知らぬ男が訪ねてくる……。

『BEEF/ビーフ 〜逆上〜 』の登場人物とキャスト

ダニエル・チョウ(スティーヴン・ユァン)

BEEF ダニー

”ダニー”の愛称で呼ばれる、個人で工事や施工などを行う男。従兄弟が起こした不祥事により、家族が経営するモーテルが廃業。韓国に帰った両親と反抗的な弟のために献身的に働く。家族のためにと自身を犠牲にしながら働くも、一向に報われずフラストレーションが溜まる日々を送っている。

ダニーを演じるスティーヴン・ユァンは、Netflix映画『Okja/オクジャ』や『ウォーキングデッド』『NOPE/ノープ』などでの出演で知られている俳優です。製作総指揮と主演を務めた映画『ミナリ』で、第93回アカデミー賞の主演男優賞にノミネート。史上初となるアジア系俳優による同賞のノミネートは大きな話題になりました。

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エイミー・ラウ(アリ・ウォン)

BEEF エイミー

会社の経営に成功し、豪邸に家族と住む女性。売れない芸術家の夫を持ち、自身も敏腕経営者として人気を誇っている。家族の時間を増やすために会社を売却してリタイアしたいものの、会社の買い手が一向に見つからない状況に焦りを感じている。地に足のついていない夫と過干渉してくる義母の存在もあり、成功者ながらダニー同様フラストレーションの溜まる日々を送っている。

エイミー役のアリ・ウォンはコメディアン・俳優・作家とマルチに活躍中。Netflixで独占配信中の『アリ・ウォンのオメデタ人生?!』『アリ・ウォンの人妻って大変!』では、スタンダップコメディアンとしての実力を遺憾なく発揮しています。

ポール・チョウ(ヤング・マジノ)

BEEF ポール

ダニーの弟。家族が経営するモーテルが破綻した原因は兄にあると思っており、どこか見下した態度でダニーに接する。ダニーとエイミーの戦いには無関係と思われていたが、ひょんなことがきっかけで、2人の戦いに関わっていく。

ジョージ・ナカイ(ジョセフ・リー)

BEEF ジョージ

エイミーの夫。有名な芸術家だった両親の元で育ち、自身もアーティストとして活動するが日の目を見ていない様子。裕福な家で育ったからか、現実主義のエイミーとは細かいところで意見が合わず、衝突を繰り返す。

ジョルダン・フォスター(マリア・ベロ)

BEEF ジョルダン

投資会社のCEOを務める女性。事業の買収先を探すエイミーに買収を持ちかける。

アイザック(デヴィッド・チョウ)

BEEF アイザック

長い髭が特徴的なダニーとポールの従兄弟。ダニー一家のモーテルで犯罪行為を犯し、廃業に追い込んだ張本人。何かとダニーとポールを気にかけており、援助を惜しまないなど面倒見のいい一面も見られるが……?

ナオミ・フォスター(アシュリー・パーク)

BEEF ナオミ

ジョルダンの義妹。エイミーとは子供同士の交流を通して仲良くなったママ友ともいえる存在。ネットで炎上している暴走した白いSUVの運転がエイミーによるものだと気づき……。

アシュリー・パークは、主人公エミリーの親友ミンディーとして、Netflixシリーズ『エミリー、パリへ行く』にも出演中。パリ暮らしの先輩として、恋に仕事に奮闘するエミリーを支えます。

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野次馬気分で見入ってしまうダークコメディ。繊細な人物描写にも注目

BEEF 黄昏るダニー

”BEEF”とは、「喧嘩」「不満」といった意味を持つアメリカのスラング。ヒップホップ界では「ディスりあい(悪口の言い合い)」を指す言葉としても知られています。Netflixシリーズ『BEEF/ビーフ 〜逆上〜 』は、スラングの通り些細ないざこざから、2人が報復の応酬に囚われていくさまをコミカルに描きます。「次はどういう報復をするんだろう」と野次馬気分で見入ってしまうでしょう。
しかし、ただの報復の応酬で終わらないのが『BEEF/ビーフ 〜逆上〜 』の見どころです。一見すると成功を収めているように見えるエイミーと、生活に困窮するダニー。報復の合間には対照的な立場の2人が抱える葛藤が描かれます。2人の生活を並行して見ていくにつれ、2人が実は似たような葛藤を抱いていることに気づくでしょう。ダークコメディに終始しない、深みのある人物描写も味わえる作品です。

演技による感情の応酬も見どころ

BEEF 怒号をあげるダニー

Netflixシリーズ『BEEF/ビーフ 〜逆上〜 』で注目してほしいのは、何といっても出演する俳優たちの演技。あおり運転を受けた際のダニーの怒りの表情は凄まじく「そこまで怒る?」と思うかもしれません。しかし、徐々に明かされるダニーの境遇を知れば、その怒りの熱量にも納得できるはず。爆発させる怒り、静かに押し殺す怒り、怒りがふつふつと湧き上がるさま、同じ”怒り”でも繊細に演じ分ける、役者たちの確かな演技力も『BEEF/ビーフ 〜逆上〜 』の見どころです。

まとめ

”あおり運転”が題材なこともあり、配信直後から話題沸騰のNetflixシリーズ『BEEF/ビーフ 〜逆上〜 』。クスッと笑えるダークコメディを、繊細な人物描写と役者の演技が支えます。コントロールを失った2人の報復合戦の行き着く先と予測不可能な展開は、ぜひ本編でご覧ください!

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