Netflixシリーズ『寄生獣 ーザ・グレイー』ヨン・サンホ監督が描く、寄生生物との共生

1988年に連載がはじまり、アニメや映画化などにメディア化されている岩明均の漫画『寄生獣』を原作に、韓国風にアレンジしたNetflixシリーズ『寄生獣 ーザ・グレイー』。監督を務めたヨン・サンホは、原作ファンだったそうで、原作へのリスペクトも感じる作品に仕上がっています。

この記事では、『寄生獣 ーザ・グレイー』のあらすじ、キャスト、見どころを紹介します。

※本記事にはNetflixシリーズ『寄生獣 ーザ・グレイー』のネタバレを含みます。

『寄生獣 ーザ・グレイー』あらすじ

韓国のとあるスーパーで働くチョン・スインは仕事からの帰宅中、レジ打ちでトラブルになった男性客に、逆恨みから車ではねられた上に包丁で刺されて瀕死の怪我を負う。とどめを差される寸前、空から落下してきた正体不明の生物がスインに寄生し男性を撃退。そこで意識が途絶える。そして、目覚めるとスインは傷がない自分の身体を見て驚愕することに……。

突如出現した、人間を宿主として寄生しその肉体を支配する正体不明の生物。大きな脅威に直面した人類が、寄生生物の台頭を阻止すべく立ち上がる……。

『寄生獣 ーザ・グレイー』の主要な登場人物とキャスト

チョン・スイン(チョン・ソニ)

本作の主人公。父親からの暴力が原因で常に孤独を感じていた彼女は、とある事件に巻き込まれ、瀕死の重体に。そこを寄生生物「ハイジ」に乗っ取られるが、脳が無事だったため、寄生生物と共生することに。

演じるのは、『ボーイフレンド』『花様年華〜君といた季節〜』などこれまでは恋愛系の作品への出演が多かった、チョン・ソニ。本作の熱演を機にきっと実力派俳優として活躍を見せてくれるでしょう。

ソル・ガンウ(ク・ギョファン)

行方不明である妹を探すため、寄生獣を追う男性。

ク・ギョファンは、『D.P. -脱走兵追跡官-』『キル・ボクスン』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』などで知られる演技派俳優。本作の監督であるヨン・サンホとは『新感染半島 ファイナル・ステージ』以来2度目のタッグとなります。

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チェ・ジュンギョン(イ・ジョンヒョン)

寄生生物に寄生されたパラサイトの対策特殊部隊「ザ・グレイ」をまとめるチームリーダー。

『美しき日々』『大王世宗』『新感染半島 ファイナル・ステージ』などに出演するイ・ジョンヒョンは、その変幻自在の演技力に定評があります。本作では冷徹なリーダーを演じています。

キム・チョルミン(クォン・ヘヒョ)

スインが慕う刑事。彼女を守るため、パラサイトが関係する不可解な事件の捜査に乗り出します。

2002年に大流行した『冬のソナタ』で上司役を演じ、国内認知度も高いクォン・ヘヒョ。どっしりとした演技は観ていて安心感があります。

カン・ウォンソク(キム・イングォン)

チョルミンの後輩刑事で、彼とともに寄生生物が関係する事件を追っています。

キム・イギョンは、『呪呪呪 死者をあやつるもの』に出演しており、ヨン・サンホ監督とも相性がいい俳優です。本作でも名バイプレイヤーとしていい味を出しています。

『寄生獣 ーザ・グレイー』の見どころ

女性主人公とシリアスな展開。原作とまた違う魅力が!

漫画『寄生獣』では、男性の主人公でシリアスな中にもどこかコミカルさがありました。Netflixシリーズ『寄生獣 ーザ・グレイー』は、虐待を受けていた孤独な女性が主人公で、シリアスな人間ドラマを主軸に展開していきます。寄生生物による完全な脳の乗っ取りを免れる点ではどちらも同じものの、寄生される箇所も右手から顔の右側に変わっており、原作の雰囲気はそのままに、オリジナル要素が加わった作品として仕上がっています。

またスインと寄生生物のハイジとの奇妙だけれど絶対的な絆も見どころ。原作にもあった“寄生生物との共生”というテーマについて、ヨン・サンホ監督の深く熱い想いが感じられます。

テンポの良いストーリー展開

『寄生獣 ーザ・グレイー』は全6話と短かめのシリーズで、とてもテンポよくストーリーが進んでいきます。1話ごとにドキドキハラハラの展開で、息をつかせてくれないのが、韓国ドラマの醍醐味の一つ。またそのスピード感の中でも主人公の人となりや寄生生物の生態などはしっかりと解説してくれるため、「原作ファンじゃないと分からない」といったことはないのでご安心を。

韓国ドラマならではの高品質なCGと壮絶なアクション

韓国製作ドラマの醍醐味といえば、最新のVFXを使ったリアルなCGだと思います。『寄生獣 ーザ・グレイー』でも、奇怪な寄生獣のビジュアルを見事に具現化しており、怖さが際立っていました。特に人間の顔が割れて寄生獣が現れるシーンは、細部までこだわられているのが分かるほど。

さらにはアクションも韓国ドラマの魅力。今回は、「ザ・グレイ」と呼ばれる特殊チームが登場しており、寄生獣との迫力満点の戦闘シーンも見どころの一つになっています。

まとめ

岩明均の大ヒット漫画『寄生獣』を韓国風にアレンジした『寄生獣 ーザ・グレイー』は、原作ファンであるヨン・サンホ監督のリスペクトと天才的な手腕によって、一つのオリジナル作品として完成しています。原作ファンもそうでない方も楽しめるので、ぜひご堪能ください!

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