2022年9月よりNetflixで独占配信されている『サイバーパンク:エッジランナーズ』が話題沸騰中です。本作は2020年に発売となったアクションRPG『サイバーパンク2077』と世界観を共有するSFアニメで、ポーランドのゲーム開発会社「CD Projekt RED」と日本のアニメ制作会社「TRIGGER」がタッグを組み、ゲーム本編の前日譚を描きます。
舞台は、テクノロジーと人体改造が一般化した未来都市ナイトシティ。そこで生き抜くためにアウトローの傭兵“エッジランナー”となった少年デイビッド・マルティネス。ド派手でスピーディーに展開される本作の魅力を映画好きのタレント・RaMuさんに熱く語っていただきました。
※本記事には『サイバーパンク:エッジランナーズ』のネタバレを含みます。
プロフィール:RaMu
グラビアタレントYouTuber。
映画・ゲーム・動物・オカルトなど、あらゆるサブカルチャーに精通し、幅広い分野で活動中。
Netflixだから実現した尖りまくりのアニメ
ーーRaMuさんが夢中になったというアニメ『サイバーパンク:エッジランナーズ』はどのような作品なのでしょうか。
物語は主人公のデイヴィッドが母親を亡くし、借金を抱え……もう全てを失った状態から始まります。そんな状態から裏の社会に入り、“仲間と一緒にどう成長していくか”という一見少年誌で連載されていそうな内容なんですね。
でも、全然違う。バイオレンスアクションもすごければ、セクシーシーンも結構あって、家族とは絶対見れないし、下手したら友達とも見れない(笑)。割と目を覆いたくなるようなシーンがたくさんある作品ですね。
ーーR-16指定されていますもんね。
むしろ16歳から観れるんだ(笑)。本当にNetflixだからこそ、実現した作品だと思いますね。
そもそも、原作となっているゲームの『サイバーパンク2077』がものすごく尖ってて。最初にアニメ化されると聞いたときは「ちょっとマイルドになっちゃうんじゃないの?」って思いましたけど、そんなことは全くなかったです。
ーーということは、RaMuさんはゲームの方もプレイされていたんですね。
はい。もともとゲームが好きで、『2077』が発売されたときも速攻で買いました。途中でプレイするのを中断しちゃってたんですが、このアニメを観てからまた再開してものすごい勢いで進めましたね。
アニメや映画好きの人って作品の舞台になった場所を聖地巡礼すると思うんですけど、『サイバーパンク』はアニメとゲームの世界観が連動しているので、ある意味ゲームの中で聖地巡礼できるんですよ。
だからアニメを観終わった後にゲームをプレイしてると、「ここ、デイビッドが戦ったところだ」「この道知ってる!」っていう感じで、メタバース的な楽しみ方もできます。
BGMも共通してるからゲームをプレイしながら物語を思い出して涙が出ちゃうことも。また良いタイミングでかかるんですよね。音楽自体の完成度も高くてテンションが上がるので、私はしょっちゅうアニメのサウンドトラックを聴いています。
ノイズにならない、適度な恋愛要素あり
ーーRaMuさんのお気に入りのシーンを教えてください。
良いシーンをギュッと凝縮したようなアニメなので、迷っちゃうんですけど……。デイビッドを拾う、「メイン」というガタイの良いおじさんがいるんですね。
彼は母子家庭で育ったデイビッドにとってお父さんのような、もしかしたらそれ以上に近しい存在になっていくんです。
ただ出会った当初のメインはデイビッドにものすごく冷たくて。なんならデイビッドのサイバーウェアを「よこせ!」って殴りまくってたのに、どんどん仲良くなっていくんです。
それで、中盤くらいですかね。デイビッドが恋してるのが分かって、「お前、あいつのこと好きなんだろ」ってからかうシーンがあるんですけど、それがすごくお気に入りですね。こんなお父さんが良いな〜って思いました。
ーー恋愛要素もあるんですね。
あります!ただ、このアニメに関しては恋愛要素がくどくない。
「僕たち、恋愛してます!」感がなくて、あくまでもデイビッドの成長物語でそこに自然と恋愛要素が入ってくるんです。だからノイズにならないし、大人の恋愛してるな〜って感じで安心して観れますね。あと、「もしかしたらこの子、デイビッドのこと好きなのかな?」って思わせるようなキャラクターがいたり。
ーーそれはどんなキャラクターですか?
ちょっとネタバレになってしまうんですが、レベッカっていう小さくて生意気な女の子がいるんですね。その子は子供みたいな見た目をしているんですけど、急に大人の女性の顔になる瞬間があって。それがデイビッドとのシーンなんです。
本当に一瞬なので、アニメ1周目だと見逃しちゃうくらい。それも回収されないまま終わっちゃうんです。でも、もしかして……って思いながら2周目に入ると、もう感情揺さぶられまくり(笑)。実は一番レベッカが大人だし、なんか切ないんですよね。
推しを作っちゃダメなアニメとは?
ーーRaMuさんは普段からアニメはよく観られますか?
実はアニメ自体、そんなに観ないんです。というのも、私は待てない性格なんですよね。だから次のエピソードが出るまでが長かったり、そもそも何十話とかあったりすると億劫になっちゃうんです。
だけどこのアニメは一気に配信されているし、全10話で完結する。さらに1話が25分ないくらいなんですよ。
ーーかなりスピーディですよね。
そうなんです。極限まで必要のないシーンを削ぎ落としているので、スピード感があってストレスフリーですね。
それに一人ひとりのキャラクターにフィーチャーしていくとやっぱり時間がかかると思うんですけど、このアニメはみんなキャラが濃すぎて説明がいらない。観てるうちに自然と推しがたくさんできます。
あ、でも一方で「推しを作っちゃダメなアニメ」でもあって(笑)。
ーーというのは?
キャラクターが呆気なく死んでいくんです。死亡シーンってお涙頂戴ではないですけど、どのアニメでも映画でもかなり丁寧に描かれているじゃないですか。でもこのアニメはどのキャラもあまりに呆気なく死んでいくので、感情が追いついていきません(笑)。
ただ、たしかに人間ってそんなドラマ的に死ねないよねって思ったんです。いざ自分が死ぬときにかっこいいセリフなんて吐けないし、そんな余裕はないと思うんです。「これが現実ですよ」って突きつけられるというか。後からじわじわと感情が揺さぶられて、だけど行き場がないから整理するために2周、3周しちゃう作品だと思います。
ーー最後に、このアニメをどんな方におすすめしたいでしょうか。
忙しい人向け。手っ取り早く消失感を味わいたい人はこのアニメを見ろ!って感じですね。
あとはキャラクターのサイバー感あふれる衣装や色彩がサブカル好きにはたまらないと思います。私も影響されて髪の毛をめちゃくちゃ刈り上げたら、社長に怒られちゃいました(笑)。
それくらい魅了されるアニメだったので、サブカル好きな人、他人とはちょっと違ったものが好きな尖った人にはぴったりなんじゃないかなと思います!
今回の記事は「eo光チャンネル」で放送中の番組『Netflix Freaks』の連動企画。こちらの動画もご覧いただき、RaMuさんの感情揺さぶるプレゼンで作品の面白さをぜひ感じてください! 作家・文筆家の海猫沢めろんさんが『サイバーパンク:エッジランナーズ』の魅力を解説したこちらのコラムもおすすめです。
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