『模範家族』大学講師が堕ちた裏社会の恐怖を描くクライムサスペンス

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Netflixの韓国ドラマ『模範家族』が2022年8月12日から配信スタート。大学の非常勤講師が裏社会に人生を狂わされる刺激的なストーリーとスピード感ある展開でたちまち話題となっています。
キャストには『応答せよ1994』で脚光を浴びたチョン・ウをはじめ、パク・ヒスン、ユン・ジンソなど実力派が勢揃い。本記事では、クライムサスペンス、そして韓国ノワールの魅力を凝縮した『模範家族』の見どころを紹介します。

『模範家族』のあらすじ

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大学の非常勤講師パク・ドンハは、息子の手術費用を新事業の資金に充てたことがばれ、妻のウンジュから離婚を言い渡されてしまう。教授になる夢も絶たれ、人生に絶望していたある日、追突してきた後続車を覗くと2人の男の死体と大金を発見。ドンハは衝動的に金を持ち去り、死体を自宅の庭に埋めてしまう。しかし、盗んだ金が麻薬組織のものであったことから事態は思わぬ方向に動きはじめる。

『模範家族』の登場人物・キャスト

パク・ドンハ(チョン・ウ)

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妻ウンジュ、娘、息子と暮らす大学の非常勤講師。自己破産の危機に陥るなど家計は壊滅的状態で、ウンジュからは離婚を切り出されている。偶然見つけた麻薬組織の金を盗んだことから裏社会に足を踏み入れる。

ドンハを演じるチョン・ウは、2013年の『応答せよ1994』でブレイク。映画を中心に活動していましたが、2021年の『このエリアのクレイジーX』でドラマに復帰。続く本作のドンハ役が話題を呼び、さらなる飛躍が期待されています。不安げな表情を浮かべながら、つぎつぎと危ない橋を渡るドンハの行動が視聴者をハラハラさせます。

マ・グァンチョル(パク・ヒスン)

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ドンハが盗んだ金を探す麻薬組織のナンバー2。目的のためには手段を選ばず、殺人もいとわない。ドンハを追い詰め殺害しようとするが考えを変え、麻薬の運び屋として利用することに。自身も組織内で孤立し、立場を危うくしている。

冷徹で武闘派なグァンチョルをパク・ヒスンが好演。クールな中に時折見せる人情味でイケオジの魅力を漂わせています。『マイネーム: 偽りと復讐』でも麻薬組織のボスを演じ、近年はこわもてなイメージが定着。プライベートでは妻のパク・イェジンとの仲の良さが有名で、役柄とのギャップに驚かされます。

ウンジュ(ユン・ジンソ)

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ドンハの妻。何をやってもうまくいかない夫に業を煮やし離婚を検討中。病気の息子・ヒョヌの手術費用を捻出するため翻訳の仕事をしている。思春期で、たびたび問題を起こす長女・ヨヌとは衝突が絶えない。

ウンジュ役のユン・ジンソは、『テバク〜運命の瞬間〜』などで知られる実力派女優。『模範家族』では、彼女の持つ重大な秘密が物語に深くかかわってきます。ドンハに愛想をつかし、疲れ切った表情をよく見せていますが、子供たちを守るために奔走する姿に母親としての強さを感じさせます。

ジュヒョン(パク・ジヨン)

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ヨンナム警察署で麻薬捜査のチーム長を務める刑事。麻薬組織の捜査で攻めの姿勢を貫くが、保身的な上層部に業を煮やしている。グァンチョルの捜査中、ドンハの存在に気づき重要参考人としてマークする。

パク・ジヨンが麻薬組織の摘発に燃える刑事・ジュヒョンを熱演。チームリーダーとして積極的に捜査を進める姿は、思わず見惚れてしまうカッコよさ。彼女が執拗に組織を付け狙う理由も物語のキーポイントとなってきます。ミュージカルで鍛え上げた演技力や凛とした佇まいに注目。

上記のキャスト以外にも、ドンハの娘・ヨヌに新進女優のシン・ウンス、警察署長役に大ベテランのイ・ムンシクなど個性的な面々が勢揃い。麻薬組織の中で出世を狙うカンジュン役のキム・ソンオ、グァンチョルを慕う部下・ジュンベ役のムン・ジンスンは、サブキャラクターの中でもひときわ存在感を放っています。

『模範家族』の見どころ。複雑に絡み合う人間模様とスリリングな展開

韓国ノワールの新たなマスターピースが誕生!

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『模範家族』では、ドンハが麻薬組織の金を盗んだことで裏社会と関わりを持つ様子が描かれています。金の出どころがバレるのを恐れたドンハが資金洗浄に乗り出すところから彼の人生は急降下。グァンチョルが外堀を固めながらドンハを追い詰める様子もスリル満点です。激昂するでもなく淡々と殺人を犯し、ドンハを脅迫するグァンチョルの恐ろしさは視聴者に強烈な印象を与えます。

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ドンハが麻薬の運び屋となってからは、薬物汚染など一般社会に犯罪が溶け込む様子を描き、フィクションとは思えない生々しさを演出。また、話が進むに連れ組織を影で操る上層部の存在も明らかになり、底知れぬ闇の深さに驚愕します。『模範家族』は裏社会の恐ろしさを鮮明に描いています。

家族の意味を探し、もがき続けるドンハとグァンチョル

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「いつか良くなる」と口癖のように唱え、やること全てが裏目に出てしまうドンハ。その不器用な生き方は、妻ウンジュにとって長年の悩みの種であり、ついには離婚を決意させるまでに。家族であることすら否定されるドンハの姿は、見ていて胸が苦しくなってしまいます。しかし、怪しいと分かっていながら大金を持ち去り、裏社会の追手からなんとか生き延びようとする大胆さにはアンチヒーロー的なカッコ良さも。窮地に追い込まれたときに見せるドンハの爆発力に驚かされること必至です。

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もう1人の主役ともいえるグァンチョルは、麻薬組織のナンバー2にまで上り詰めますが、ボスの身内の介入により孤立を深めています。天涯孤独の彼は任務のためなら平気で人を殺す一方、常に「家族とはなんなのか?」という疑問と対峙。部下の将来を案じる情の厚さも併せ持ち、対極的ともいえる人間性が物語に奥行きを与えています。金を盗んだドンハを殺さず運び屋にし、主従関係とも友情とも違った奇妙な縁が生まれてくるのも見どころの一つです。

3つのコミュニティで複雑に絡み合う人間関係

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ドンハの家族、麻薬組織、警察という3つのコミュニティが絡み合う『模範家族』では、それぞれの中でうごめく人間関係や権力闘争といった内部事情を克明に描いています。
常に争いの絶えないドンハの家庭では、長女・ヨヌの素行不良といった問題も発生。病身の息子・ヒョヌが唯一、家族をつなぎとめる存在となっており、健気な姿が涙腺を誘います。

「パスワン流通」の看板を掲げる麻薬組織では、社長のヨンスが義理の弟・カンジュンからグァンチョルを追放するよう詰め寄られています。一枚岩ではない不安定さを露呈し、グァンチョルも独立を計画するなど臨戦態勢を取っています。麻薬組織を追う警察では、ジュヒョンを遮るような動きが頻発したことで内部告発の疑いが浮上。及び腰な署長を横目にジュヒョンは、内通者の捜索に乗り出します。そして、3つのコミュニティの関係が明らかになり、少しずつ線でつながって物語は衝撃的なクライマックスを迎えます。

まとめ

恐怖とスリルをたっぷり味わえるクライムサスペンス『模範家族』はNetflixで配信中。 ぜひチェックしてみてください。

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