Netflix『ネクスト・イン・ファッション』シーズン2が熱い!ファッションも人も多様性の時代へ

ネクスト・イン・ファッション メインビジュアル

2020年にNetflixで配信され、世界中で人気を集めたNetflixのファッション番組『ネクスト・イン・ファッション』が帰ってきました!

本作は、さまざまなバックグラウンドを持つデザイナーたちが高額賞金と大きな夢へのチャンスをつかみとるために、自分のアイディアを武器に熱い勝負を繰り広げるサバイバル形式のリアリティショー。その待望のシーズン2が、2023年3月からNetflixで独占配信となりました。

シーズン1から続投のタン・フランス(『クィア・アイ』)とともに新たに共同司会を務めるのは、スーパーモデルのジジ・ハディッド。彼らとファッションの重鎮たちが厳しくも愛のある審査で新星デザイナーを発掘する本作の見どころや、個性溢れる12人の参加者を紹介します。

『ネクスト・イン・ファッション』とは?

ネクスト・イン・ファッション ステージに立つモデルたち

『ネクスト・イン・ファッション』はNetflixがオリジナルで手がけた初のファッション番組です。構成はとてもシンプルで、世界中から集まったデザイナーたちがさまざまなお題に沿って作品を制作した後、ランウェイで審査員たちに披露。毎回一人ずつ脱落していき、最後まで勝ち抜いた優勝者が高額賞金と成功への大きなチャンスを得るサバイバル形式のリアリティショーとなっています。

2020年に配信されたシーズン1では、韓国出身のデザイナーであるミンジュ・キムが見事優勝を果たし、賞金25万ドルをゲット。ラグジュアリーオンラインセレクトショップ「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」で自身のコレクションを展開するに至りました。

あれから約3年。シーズン2には12人の参加者が出場し、優勝賞金20万ドルとファッションレンタル事業の先駆け「レント・ザ・ランウェイ(RENT THE RUNWAY)」でのコレクション発表権をかけて戦います。司会はシーズン1から引き続き、リアリティ番組『クィア・アイ』に出演するファッションデザイナーのタン・フランスが担当。今回は共同司会としてモデルのジジ・ハディッドが参加し、番組を盛り上げます。

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『ネクスト・イン・ファッション』シーズン2の参加者12名

1.ダニー・ゴドイ

ネクスト・イン・ファッション ダニー・ゴドイ

カリフォルニア州から参加したドラァグクイーン。普段は仲間であるクイーンたちが舞台で輝ける衣装を手がけています。メキシコにルーツを持つ彼の、明るくチャーミングな人柄が視聴者の心を掴みました。

2.エリアナ・バタキス

ネクスト・イン・ファッション エリアナ・バタキス
▲右がエリアナ

オハイオ州出身のエリアナは、24歳の最年少参加者です。4年前に服を作り始め、ファッションスクールを卒業したばかり。彼女の一生懸命な姿に思わず応援したくなります。

3.コートニー・スミス

学校に通うための資金がなく、独学でファッションを学びました。実家で服を作り始め、Instagramでドレスを発売。主にプラスサイズ向けの服を手がけており、ダニエル・ブルックス、リゾ、グロリア・ゲイナーなどを顧客に持っています。

4.デオントレ・ハンコック

ネクスト・イン・ファッション デオントレ・ハンコックとナイジェル・ザヴィエ
▲デオントレ(左)とナイジェル(右)

ワシントンDC出身のデオントレはサンフランシスコの美術大学でファッションを学んだ後、ストリートウェアのデザインを開始し、「フッドラム」というメンズブランドを立ち上げました。オーバーサイズのストリートウェアが彼の売りです。

5.ナイジェル・ザヴィエ

元々アメフトの選手だったナイジェルは、奨学金を蹴って服飾学校へ進学。シングルマザーの家庭で育ち、金銭的な余裕がなく、幼い頃から古着屋で買ったものを合わせてリメイクしていました。その経験をデザインに活かし、“デニムの魔術師”と呼ばれています。

6.クエショーン・ウィリアムズ

ネクスト・イン・ファッション クエショーン・ウィリアムズ

Erb麻痺という生まれつきの障害を持っているクエショーン。そのため、かなり左腕の機能が制限されていますが、自分自身を表現するためにファッションの世界に入りました。彼は自身のことを、「ワンハンドソーイングマン(片手の裁縫師)」と呼んでいます。

7.メーガン・オカイン

ネクスト・イン・ファッション メーガン・オカイン

10歳の頃にファッションに目覚め、祖母のミシンで服を作り始めたメーガン。ヴィンテージ風で華やかなファッションが彼女の特徴ですが、ファッションスクールでは厳しい評価を受けたそうです。そのため、ファッションの世界に自分の居場所はないと感じていましたが、「変わっているところこそが自分の個性」と再び立ち上がり、この番組に参加しました。

8.デジレー・ニコル

ネクスト・イン・ファッション デジレー・ニコル

デジレーはミシガン州出身。バスケットボールの元選手で20年間バスケ一筋でやってきましたが、元々興味があったファッションの世界に入りました。チーム戦には慣れているため、度々リーダーシップを発揮します。

9.ウサマ・イシュタイ

ベネズエラの厳しい家庭で育ったウサマは、祖国ではうまく自己表現できずにいました。そのためデザイナーとなり、思いきり自分を表現するべく渡米を決意。自分のセクシーさを表現しているという彼のファッションは大胆でエッジが効いています。

10.ジェームズ・フォード

ネクスト・イン・ファッション ジェームズ・フォード

父親が建設業を営む家庭で育ったジェームズは、エンジニアとして4年働きましたが、自分の好きなファッションの仕事がしたいと一念発起。ファッションの会社に入り、デザイナーとしての腕を磨きました。スポーツウェア風の遊び心が効いたスーツを主に作っています。

11.アマリ・カーター

ネクスト・イン・ファッション アマリ・カーター

ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションの卒業生であるアマリの夢は、自分のブランドを持つこと。アトランタ郊外の小さな町出身で育ったため、本来は大人しい性格ですが、自分をアピールするためにチーム戦では頑張って自己主張していきます。

12.バオ・トランチ

ネクスト・イン・ファッション バオ・トランチ

ベトナムのサイゴンで9人兄弟の末っ子として生まれたバオ。すでにファッションデザイナーとして幅広く活躍する彼女は、J. Lo、ニッキー・ミナージュ、ラバーン・コックスなどを顧客に持ち、レッドカーペットでも度々話題となっています。番組では一家で難民としてアメリカに渡り、貧しい生活を送っていた過去を打ち明ける場面も。

豪華すぎる審査員に参加者たちも大興奮!

ネクスト・イン・ファッション 豪華な審査員たち

「さすが、Netflixのオリジナル番組。お金のかけ方が一味違う!」と思わせるのが、豪華すぎる審査員の数々。

ジャスティン・ビーバーの妻としても知られるモデルのヘイリー・ビーバー、同じくモデルで“2022年最も影響力のあるおしゃれクイーン”に選出されたベラ・ハディッド、90年代に活躍したスーパーモデルのヘレナ・クリステンセン、黒人女性として初めて『VOGUE』の表紙のスタイリングを担当したスタイリスト兼エディターのガブリエラ・カレファ=ジョンソンなど、今回もファッション界の重鎮たちが参加しています。

ネクスト・イン・ファッション ドナテラ・ヴェルサーチとオリヴィエ・ルスタン

さらにさらに、「ヴェルサーチ(VERSACE)」創業者である故ジャンニ・ヴェルサーチの意志を受け継ぐドナテラ、その若き才能でパリのメゾン「バルマン(BALMAIN)」のデザイナーを務めるオリヴィエ・ルスタンといった憧れのデザイナーたちを前に参加者たちは興奮を隠せません。憧れの人が自分のデザインにアドバイスをくれるなんて、これ以上に嬉しいことはありませんよね。

また、審査員たちの講評が分かりやすい上にあたたかい! ダメだと思うところはハッキリ伝えた上で、「でもこの色の組み合わせは良かった」というようによかったポイントも伝えてくれる。評価が終わったら即退散しなければならないほど多忙なのに、若い芽を潰さず、新星デザイナーを発掘すべく、誠実に参加者一人ひとりと向き合おうとする姿勢がひしひしと伝わってきます。

十人十色の輝きが私たちをエンパワーメントしてくれる

ネクスト・イン・ファッション 課題を仕上げていくメーガン

本作の最たる魅力は、なんといっても十人十色の超個性的な参加者たち。出身、学歴、体型、性自認など、何もかもバラバラな彼らの人となりが回を追うごとに少しずつ見えてきます。自分の過去を語るうちにいろいろな思いが溢れ、時に涙しながらも、「大丈夫。私ならやれる」と夢を叶えるために己を奮い立たせようとする姿がそこにはありました。

特に注目してほしいのは、エピソード3。この時のテーマは「古着」で参加者たちはリサイクルされた古着を使い、全く新しい服をデザインすることに。そこで本領を発揮したのが、“デニムの魔術師”ことナイジェルです。貧しくて新しい服が買えず、古着をリメイクしていた幼い頃の経験が大いに活かされ、審査員たちから「何もかも気に入った」「魔法の手を持ってる」「すぐにでも店頭に置ける」と大絶賛を受けました。

一方、時間が足らず、思うような仕上がりにならなかったのが“片手の裁縫師”こと、クエショーンです。

ネクスト・イン・ファッション ステージで審査結果を待つ8人

左手が生まれつき麻痺しており、どこにいってもハンディキャップを抱える子として見られることに苦痛を感じていたクエショーン。そんなある日、ボランティアの一環として児童クラブで子供向けのファッションショーを開きました。そこで初めて障害ではなく自分自身のことを見てもらえたことから、デザイナーを志したという過去が彼にはあります。

自由に体が動かせなくても、自分にもできることがある。そんな気持ちで前向きに課題へ取り組んできた彼が、初めて「完璧になりたいんだ」と涙する場面が。それに対し、審査員を務めるスタイリストのジェイソン・ボールデンが「誰も完璧じゃない。大事なのは他の誰でもない、自分でいること」という言葉を放つのです。

彼の言葉は番組全体を包み込む、大事なテーマであるように思えます。ファッションも人も個性的でいい。『ネクスト・イン・ファッション』シーズン2はそんなメッセージを私たちに届けてくれます。もちろん最終的に選ばれる優勝者は一人ですが、惜しくも敗退した参加者たちのデザインもすべて素晴らしいものでした。いかなる時も自分を、そして自分が生み出すファッションの可能性を信じる彼らの姿にきっと元気をもらえるはずです。

まとめ

1つのエピソードにつき、1人が脱落するという過酷なサバイバルでありながら、不思議とハッピーな気持ちになれるNetflixのファッション番組『ネクスト・イン・ファッション』シーズン2。仕事や勉強が上手くいかず、落ち込んだ時は、ぜひこの番組を見て自己肯定感をあげましょう!

【Netflixシリーズ『ネクスト・イン・ファッション』シーズン1&2独占配信中】


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