キャロライン・ケプネスの同名ベストセラー小説を原作としたドラマ『YOU －君がすべて－』。ペン・バッジリー演じる、愛のためならば手段を選ばない頭脳明晰な書店員ジョー・ゴールドバーグを主人公としたこのドラマは2018年にスタートしました。
何もかも常軌を逸しているのに、何故か憎めないジョーのサイコな魅力が人気を博してシリーズ化された本作。シーズン4は前半と後半の2パートに分けて配信される予定で、パート1は2023年2月9日 (エピソード1～5)、パート2は2023年3月9日(エピソード6～10)にNetflixにて公開されます。
イギリス・ロンドンを舞台に、過去を捨てたジョーが繰り広げるのはどんな物語なのか。これまでのストーリーを振り返りながら、現時点で判明しているシーズン4の情報をお届けします！
※本記事は『YOU －君がすべて－』シーズン1～3のネタバレを含みます。
『YOU 君がすベて』はどんな物語？これまでのあらすじ
シーズン1：ジョーの愛を求める物語
主人公のジョー・ゴールドバーグ（ペン・バッジリー）はドラマが始まった当初、ニューヨークの書店で大好きな本に囲まれながら働く店長でした。一見するとジョーは普通の青年なのですが、実は愛に異常な執着心を持つサイコパス。気に入った女性を見つけるや否や、持ち前の頭脳を駆使して常軌を逸したストーキング行為に走るのです……。
そんなジョーの最初のターゲットになったのが、作家を目指す大学院生のベック（エリザベス・レイル）。シーズン1では、ベックを振り向かせるためなら人を殺めることも厭わないジョーの奔走が観る人に驚きをもって受け入れられました。
とはいえ、ジョーは意外と見る目がないのが玉に瑕。ベックもただジョーに好かれてしまった可哀想な善人というわけではなく、様々な問題を抱えており、故にジョーも頭を悩ませることになります。
シーズン2：ついに出会った運命の女性ラブ・クインが恐ろしい
ベックとの一件で懲りたはずのジョーでしたが、新たにロサンゼルスが舞台となったシーズン2でまたもや運命の相手と出会います。それが、若くして未亡人となった料理人のラブ・クイン（ヴィクトリア・ペドレッティ）。二人はやがて惹かれ合っていくのですが、実はこのラブという女性、ジョー以上にサイコパスだったのです！
そもそも、ジョーは意外と常識人なところがあります。言動は確かにまともではないのですが、一方で計画をしっかりと立てた上で着実に目的達成へと向かっていくタイプの人間で、それが周りの女性たちを惹きつける彼の魅力となっています。
一方、ラブの場合はもうちょっと衝動的。両親と折り合いが悪く、双子の弟フォーティ（ジェームズ・スカリー）に長らく精神的に依存していたラブはベックに対しての執着も凄まじい！ ラブの暴走にもはやジョーも引き気味なのがシーズン2の面白さでした。
シーズン3：サイコパス卒業？父親になったジョーの変化
ジョーはラブに対しての恋愛感情がなくなってきてはいたものの、ラブの妊娠が判明。生まれてくる娘のために、富裕層が住むサンフランシスコ郊外に引っ越してきます。
しかし、なんと生まれてきたのは息子。さらに見栄っ張りで他人に干渉しがちな住民たちにジョーはうんざりするのですが、そんな時に知り合った美しき隣人ナタリー（ミカエラ・マクマナス）に惹かれていきます。「お、今度はこの女性にストーキングするのか」と思いきや、意外や意外。既婚者であるナタリーもジョーに興味を持ち、関係性を迫るのですが、なんとジョーは思い留まるのです。
自分自身が恵まれない幼少期を過ごしてきたからこそ、ジョーは「息子に同じ思いをさせたくない」という思いを強く抱いています。そのため、なかなか自分の心を開かない息子に対し、懸命に語りかけるジョー。その姿を見ていると途端に彼が愛おしく思えてきます。
それなのに、ラブがまた暴走しちゃうんですよね……。シーズン3では、ラブが勘違いからナタリーを殺害してしまったことから歪みが生じ始める家族の物語を描きました。
『YOU －君がすべて－』シーズン4のあらすじ・登場人物
『YOU －君がすべて－』シーズン3のラストでジョーは図書館の司書を務めるマリエンヌ（タチ・ガブリエル）に恋をしますが、マリエンヌは彼の異常さを知り逃亡。ジョーは自分の死を偽り、マリエンヌを探す旅に出ました。
そして、イギリス・ロンドンが舞台となり、過去をすべて捨てたジョーの新たな人生を描くシーズン4がついにスタート。最後に物語を彩る主な登場人物を紹介します！
ジョナサン・ムーア（ペン・バッジリー）
元の名をジョー・ゴールドバーグ。ロンドンでは“ジョナサン・ムーア”と名乗り、教授の職に就いている模様。
マリエンヌ・ベラミー（タチ・ガブリエル）
シーズン3でジョーとラブが移り住んだ街の図書館で司書を務めていた女性。ジョーの魔の手から逃れるべく、街を離れた。
ケイト（シャーロット・リッチー）
アートギャラリーでディレクターを務める知的な女性。初めてジョーに会った瞬間から何か不穏なものを感じ取り、その内面を疑い始める。マルコムが恋人。
マルコム（スティーブン・ヘーガン）
ケイトの恋人で大学の教授。特権階級の知人たちを招いてパーティを開催しており、そこにジョーを招待する。
アダム（ルーカス・ゲイジ）
米東海岸の大富豪の息子。しかし、由緒ある家柄の基準からかなり外れており、一見フレンドリーだが、秘密や問題を抱えている。
フィービー（ティリー・キーパー）
アダムのガールフレンド。貴族出身の社交家で、熱狂的なファンを持つ。
リス（エドワード・スペリーアス）
オックスフォード大学卒業の人気作家。政治家としてのキャリアを進もうとしている。
ナディア（エイミー＝リー・ヒックマン）
作家志望の学生。友人たちの間では少し浮いた存在。
コニー（ダリオ・コーツ）
ケイトのオックスフォード大学時代の友人。ギャンブルやお酒を好む。
ブレッシング（オジオマ・ウェニュ）
ナイジェリアの王女。大学院の学位を複数持つ優秀な女性で、投資家でもある。
サイモン（エイダン・チェン）
オックスフォード大学に通う中国出身の学生。インフルエンサーのソフィーを姉に持つ。
ソフィー（ナンシー・リン）
SNSスポンサー契約で稼ぐインフルエンサー。サイモンの姉。
ジェマ（イヴ・オースティン）
オックスフォード大学に通うパーティーガール。
ロアルド（ベン・ウィギンズ）
ヨーロッパの歴史的建造物にその名が刻まれているような、古い貴族の家系に育った男性。
まとめ
ロンドン中の華やかなセレブたちが集うNetflixシリーズ『YOU －君がすべて－』シーズン4。ジョー改め、ジョナサン・ムーアとして新たな人生を歩み始めた主人公は今度こそ運命の相手に出会うことはできるのでしょうか。なんだかんだで目が離せないサイコパス男の行く末を見守りたいと思います。
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