Netflix映画『雪山の絆』は同名小説が原作。実話をもとに墜落事故に遭い、極寒の雪山に放り出された生存者たちの極限のサバイバルを描きます。
第96回アカデミー賞「国際長編映画賞」にもノミネートされた『雪山の絆』とあらすじと登場人物、見どころ、製作の裏側を描いたNetflix『雪山の絆: 僕らは何者だったのか』も紹介します。
目次
Netflix『雪山の絆』のあらすじ
1972年10月、次の試合のためにチリのサンティアゴを目指すウルグアイの学生ラグビーチーム「オールド・クリスティアンス」。メンバーや家族、知人たちを乗せたウルグアイ空軍機571便は、アンデス山脈を飛行中に機長の操縦ミスで墜落してしまう。乗員・乗客併せて45人だった一行は、最初の墜落で17人が死亡・行方不明となってしまう大惨事に見舞われる。命からがら生き延びた生存者たちだが、極寒のアンデス山中でのサバイバルを余儀なくされることに。一致団結し、なんとか希望をつなぐ生存者たちにさらなる自然の脅威と絶望が襲いかかる……。
Netflix『雪山の絆』登場人物とキャスト
ヌマ・トゥルカッティ（エンゾ・ヴォグリンシク）
24歳の法学生で本作の語り部。ガストンやパンチョの誘いで512便への搭乗を決める。
アルフレド・“パンチョ”・デルガド（ヴァレンティノ・アロンソ）
24歳の法学部の学生。所属ではないもののラグビー部の面々と仲が良い。チリ行きを渋るヌマに「就職前に旅行に行くのは最後の機会」だとチリ行きに誘う。
ガストン・コステマーレ（ルータ）
23歳法学部の学生。ラグビー部所属でヌマをチリ行きに誘う。
ナンド・パラード（アグスティン・パルデッラ）
22歳の工学部学生。母親・妹とともに512便に乗り込んでおり、自身も墜落の際に怪我を負って生死の境を彷徨う。
ロベルト・カネッサ（マティアス・レカルト）
ラグビー部に所属する19歳の医学生。生存者の中で唯一医療の心得えがあり、怪我や体調不良に苦しむ生存者を助ける。
極限状態での葛藤と絶望。一員になったかのように思えてしまう没入感が恐ろしい
墜落事故をかろうじて免れた生存者たちは、全員が満身創痍。ただでさえ限界の状況なのに、彼らを待ち受けるのは草木も生えない極寒の雪山。簡単に凍死してしまう環境にもかかわらず、温かい南米の都市間の移動しか考えていなかった生存者たちは軽装で極寒の中を生き延びなくてはなりません。追い打ちをかけるように彼らに突きつけられるのは「食糧問題」。残されたわずかなクラッカーと缶詰では、とても20人超の栄養は確保できません。追い詰められた彼らは、究極の選択を迫られてしまうことに……。
その後も幾度となく彼らは追い詰められ、絶望的な状況に畳み掛けられる試練には「もうやめてくれ」と目を覆いたくなるほど。自分も生存者の一員になってしまったかのように錯覚してしまうのは、出演者の鬼気迫る演技があってこそ。友を失った悲しみ、理不尽な状況に対する怒り、諦めの表情は見ている私達にも極限状態の絶望を身近に感じさせてくれます。
裏側を描くドキュメンタリー『雪山の絆: 僕らは何者だったのか』も必見！
本編のNetflix映画『雪山の絆』を見た後は、同日に公開された製作の裏側を描くドキュメンタリーも必見です。Netflix映画『雪山の絆: 僕らは何者だったのか』は、実際に雪山から生還した生存者の話も交えたドキュメンタリー映画。コロナ禍での撮影の難しさ、雪山での遭難をどのように再現したのか、細部に至るまで紹介されています。
とくに見てほしいのは、生存者を演じる俳優たちの姿。「ラグビー部」という設定上、撮影前は鍛えておき、撮影終盤に向けて太ももに骨が浮くほどやせ細った姿を見せる俳優陣の覚悟には鬼気迫るものを感じられるでしょう。
まとめ
実話だからこそ出せるリアリティーと、映画だからこその体感を味わえるNetflix映画『雪山の絆』。極限状態で生き延びることがいかに困難か、イヤというほどに分かるからこそ、生存者がいるという事実に驚きを隠せません。
Netflix映画『雪山の絆: 僕らは何者だったのか』にて、
「本作を見たとき、あそこに戻った気がした」
「事故を完璧に再現していた」
と生存者が語るNetflix映画『雪山の絆』をぜひご覧ください。
今回の記事は「eo光チャンネル」で放送中の番組『Netflix Freaks』の連動企画。こちらの動画も合わせてご覧ください！
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