天井にプロジェクターを設置する方法とメリット・デメリット

天井にプロジェクター メインビジュアル

天井にプロジェクターを設置して壁に投影、大画面でNetflixなどの映画やドラマを楽しみたい。天井設置型のプロジェクターなら、そんな希望が叶えられます。この記事では天井設置型プロジェクターの選び方や使い方、メリット・デメリットなどを解説します。

天井にプロジェクターを設置して映像を楽しむ方法

天井に吊り下げて壁に投影するプロジェクターは、主にシーリングライト用の天井コンセントにプロジェクターの電源プラグを接続し、壁に投影することで映像が楽しめます。音声はプロジェクター内蔵スピーカーや、Bluetoothなどを通じて外部スピーカーから再生されます。

会社の会議室等のプロジェクターだと、天吊り金具とビスを使用して天井に直に設置しているものがありますが、賃貸住宅などでは難しい設置方法です。多くの場合は照明用の引掛けシーリングを利用して設置します。

天井にプロジェクターを設置する方法

天井にプロジェクター記事 レンズのアップ画像

一般の住宅でモバイルプロジェクターなどを天吊りする場合は「ダクトレール」と呼ばれるシーリングライト用のレール上の部品やダクトレール用のコンセント、設置用のその他部品を使用して設置します。

あるいは「popIn Aladdin2」、Anker「Nebula Nova」などのように家庭用の引掛けシーリングがあれば、部品や工事いらずで直接設置できるタイプのプロジェクターもあります。プロジェクターはこのコンセントから電源を供給し、照明機能があるものは同時に灯りを点灯します。

天井に設置したプロジェクターで映像を楽しむ方法

天井にプロジェクター記事 プロジェクター使用イメージ

天井設置型のプロジェクターでテレビを観るには、テレビコンセントに接続したTVチューナーとスマホアプリを連携すると無線でプロジェクターで映像が受信・投影できるようになります。アプリとTVチューナー・録画機器を連携すると録画も可能です。

プロジェクターのHDMI端末にAmazon「Fire TV Stick」などのメディアストリーミング端末を差し込めば、YouTubeなどの動画や、NetflixなどのVODサービスで映画やドラマが観られます。「popIn Aladdin2 plus」、Anker「Nebula Nova」などのようにプロジェクター内でアプリをインストールするタイプもあります。スマホ・タブレットなど画面ミラーリングも可能です。これらのプロジェクターは照明機能も兼ね備えています。

・関連記事:VODとは?おすすめ動画配信サービスと課金方式をわかりやすく解説

天井に設置するプロジェクターのメリット・デメリット

場所を取らずに大画面で映像作品を楽しめる天井設置型のプロジェクターですが、注意点もあります。天井に設置するプロジェクターのメリット・デメリットを紹介します。

天井設置プロジェクターのメリット

天井設置プロジェクターのメリットは下記のようなものがあります。

・テレビコンセントの配置に左右されずインテリアを配置できる

主に賃貸住宅などの悩みの一つが、テレビコンセントの位置でテレビを置く場所が決まってしまうこと。テレビの代わりに天井設置のプロジェクターを利用すれば、インテリアの配置の自由度は高まります。またテレビを置かなければ部屋のスペースが広く利用できます。

・大画面で映像が楽しめる

お部屋の広さなどの事情で大型のテレビを壁掛けにできない場合でも、天井設置型のプロジェクター「popIn Aladdin2 plus」の公式サイトによれば、4畳のベッドルームでもおよそ60インチの大画面で映像が楽しめます。

・直接画面を観ない分、目を痛めすぎない

天井にプロジェクター 設定画面イメージ

液晶テレビはLEDバックライトなどを利用して映像を描写するため、自らが光源となります。そのためテレビを近くで直接見ると目に負担がかかる可能性があります。
プロジェクターは光源から壁・スクリーンなどに投影した映像を目にするため、テレビなどと比べると目に優しい可能性があります。ただ直接光源を見たり、映像との距離が近すぎたりすると目には良くないため注意しましょう。

天井設置プロジェクターのデメリット

一方で天井設置プロジェクターには下記のようなデメリットがあると考えられます。

・画質はテレビより劣る場合がある

部屋の明るさや壁の凹凸その他の環境により、プロジェクターで投影した映像の画質はテレビよりも劣る場合があるかもしれません。
壁よりもスクリーンに投影したほうがきめ細やかな映像が観られることが多いため、画質が気になる場合はスクリーンの購入を検討するのも一つかもしれません。

またアプリ内蔵型のプロジェクターのOSやデジタル著作権管理の問題で一部VODサービスは限られた画質しか投影できない場合があります。その場合は、Google「Chromecast」やAmazon「Fire TV Stick」などのメディアストリーミング端末経由でVODサービスを利用するとより高い画質で観られることがあります。Anker「Nebula Nova」の場合はAndroid TVを搭載しており、Chromecast連携も可能です。

・Blu-rayなどを観る/ゲームをするのにやや苦労する

DVDやBlu-rayプレイヤーで映画を観たい、あるいは据え置き型ゲーム機をプレイしたい場合、天井にあるプロジェクターまでケーブルを伸ばすのは環境によっては難しいかもしれません。

こういった場合、「popIn Aladdin2 plus」などでは「Aladdin Connector」という別売りデバイスに接続すると、HDMIケーブルで接続できるデバイスを投影できます。ただ無線での接続になるため、タイムラグが発生することがあります。

・電波干渉の影響がある可能性も

天井にプロジェクター TVチューナーイメージ
TVチューナーの例。ピクセラ社の「Xit(サイト)」は専用のスマホアプリ経由でWi-Fiに接続することで対応プロジェクターにテレビ映像を送信できる。

天井設置型のプロジェクターでテレビを見る場合、テレビコンセントからTVチューナーを介して視聴します。その他外部機器を接続した場合と同様、無線で映像を受信するためWi-Fiや電子レンジなど他の電波の影響を受けやすくなります。そのため映像の遅延や途切れが発生しやすいことには注意しておきましょう。

天井設置プロジェクターの選び方

天井にプロジェクター Aladdin2
popIn社の「Aladdin2」。照明の引掛シーリングに設置する。

天井設置プロジェクターを選ぶ際に参考にしたいポイント・仕様を紹介します。

解像度(画質)

映像をある程度きれいに楽しむために、解像度はフルHD(1920×1080)以上が望ましいでしょう。

明るさ(輝度)

500ANSIルーメン以上あれば、フルHDMIのはっきりとした映像が楽しめるはずです。
ちなみにANSI(アンシ)ルーメンは「The American National Standards Institute (ANSI、アメリカ国家規格協会)」が定めた基準により測定された明るさの単位のこと。通常のルーメンよりも低い値で表示されることが多いです。

接続方法(HDMI/USBなどの端子、Wi-Fi、Bluetoothなど)

USB端子があれば録画機器などを接続可能です。HDMIケーブルが接続できると、メディアストリーミング端末やゲーム機を繋げることができる場合があります。Wi-Fi・Bluetoothに対応しているプロジェクターであればVODサービスやアプリ、インターネット、外付けスピーカー等に接続できます。

音質

音声システムDolbyオーディオに対応していれば、鮮明ではっきりとした音声でコンテンツを楽しめます。

台形補正機能

プロジェクターで投影する角度によっては歪みが生じる場合があります。台形補正機能があれば、正面から座って見た際に違和感がないように調整できます。

プロジェクター一般の仕様について、詳しくは下記の記事もぜひ参考にしてみてください。

・関連記事:プロジェクターをテレビ代わりにするメリット・デメリットと選び方を解説

まとめ

天井設置型のプロジェクターについて紹介してきました。VODサービスをリラックスして大画面で楽しむのに天井設置プロジェクターはおすすめです。スペースが広く使えたり大画面が映像が観られたりとメリットは多いですが、いきなり購入は難しいと思いますのでレンタルサービスなどで試してみてはいかがでしょうか。


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