Netflixシリーズ『コブラ会』が、2025年2月13日配信開始したシーズン6パート3でついに完結！ 1984年の名作『ベスト・キッド』の主人公とライバルの34年後からスタートした『コブラ会』は大きな話題となりました。映画『ベスト・キッド』で描かれた師弟愛も描きつつ、苦悩と葛藤、過去への贖罪など、多くの人の心を打つテーマを軽快なタッチで描きます。
この記事では、Netflixシリーズ『コブラ会』のシーズン1〜5までのあらすじと登場人物をネタバレなしでご紹介。見どころの解説も行います。
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目次
Netflix『コブラ会』の原作、映画『ベスト・キッド』とは
映画『ベスト・キッド』はいじめられっ子の少年が師となる老人と出会い、空手の腕を磨き、いじめっ子に勝利を収めるサクセスストーリー。
困難に立ち向かう大切さを説いたストーリー、軽妙な作りとしっかりと作り込まれたキャラクター像、ダニエルの成長と、多くの魅力が詰まった作品です。ナンバリングタイトルは4本まで公開され、2010年にはリメイク作品も製作されるなど、不動の人気を誇ります。
Netflixシリーズ『コブラ会』シーズン1のあらすじ
『ベスト・キッド』から34年。かつて汚い手を使ってまでダニエルに勝とうとしたが敗北した男・ジョニーを主人公として幕が開けます。ある日、いじめられっ子の青年・ミゲルを助けたジョニーは、ミゲルに空手を教えることに。かつて自身が研鑽を積んだ空手道場“コブラ会”の再興を決意します。ダニエルに負けたあの日から、時が止まっていたジョニーは、師として弟子を導くことができるのでしょうか？
Netflixシリーズ『コブラ会』シーズン2のあらすじ
ジョニーによる「情け無用」の教えのもと、空手大会で優勝を収めたコブラ会。勝利を手にしたもののジョニーは反省し、「情け無用」の方針を変えようと悩んでいました。そんななか、ジョニーに接近する1人の男が現れます。その男はかつて、ジョニーたち“コブラ会”の門下生に非情な指導を繰り返してきたジョン・クリーズ。薄ら笑いを浮かべジョニーに接近するクリーズに、ジョニーは抵抗を示すものの、コブラ会への入会を許してしまいます。その結果、“コブラ会”は思わぬ波乱を迎えることに。
Netflixシリーズ『コブラ会』シーズン3のあらすじ
“コブラ会”の引き起こした乱闘事件で、ミゲルは大怪我を負ってしまいます。クリーズのもと暴走していくコブラ会と、人生のどん底に沈むジョニーとダニエル。『コブラ会』シーズン3の幕は重く開きます。退役軍人であるクリーズが洗脳する“コブラ会”から、ジョニーは新たな空手道場“イーグルファング”を設立。打倒コブラ会を目指し、ジョニーとダニエル、かつての仇敵同士が手を組みます。
Netflixシリーズ『コブラ会』シーズン4のあらすじ
攻撃に重きを置く“イーグルファング”と防御に重きを置く“ミヤギ道”。打倒コブラ会を目指し手を組んだものの、ジョニーとダニエルは指導方針で衝突を繰り返します。「空手大会で負けたほうは道場閉鎖」という、クリーズとの約束の元になんとか稽古に励む両道場。そんななか、コブラ会に、『ベスト・キッド3』でダニエルを苦しめたテリー・シルバーが現れます。
Netflixシリーズ『コブラ会』シーズン5のあらすじ
かつてに戦友であり親友でもあるテリーズを、非情にも裏切ったテリー・シルバー。コブラ会を乗っ取ったテリー・シルバーは、テリーズを超える非道さで門下生を指導し、勢力を広げていきます。空手の枠を超え激化する対コブラ会との抗争。ジョニーたち一行は、テリーの悪事を暴くためテリーの家へと乗り込みます。
Netflixシリーズ『コブラ会』の登場人物・キャスト
ジョニー・ロレンス（ウィリアム・ザブカ）
映画『ベスト・キッド』ではダニエルと衝突し、汚い手を使ったにも関わらずダニエルに敗北。以降、酒に溺れ、落ちぶれた生活を送っています。何もかもうまくいかない人生を送っていたものの、ミゲルを助けたことが転機に。スパルタも辞さない“昭和親父”なジョニーも、ミゲルをはじめ門下生の指導をしていくうちに心境にも変化が訪れます。
ダニエル・ラルーソ（ラルフ・マッチオ）
『ベスト・キッド』ではいじめられっ子だった青年ダニエルも、今や立派な父親に。かつての師・ミヤギの教えを守り実直に生きてきたおかげか、カーディーラー「ラルーソ・オート」を経営するなど成功を収めています。一度はジョニーを打倒したものの、“コブラ会”から受けた仕打ちは未だに忘れられない様子。空手に触れる機会は減っていましたが、ジョニーによる“コブラ会” に対抗すべく“ミヤギ道”を復活させます。
ジョン・クリーズ（マーティン・コーヴ）
シーズン1のラストから登場する映画『ベスト・キッド』で、コブラ会の指導を行っていた退役軍人の男。対戦相手の安全を考えず、勝利のみを目指す「情け無用」の精神をジョニーたちに叩き込んだ張本人です。一度はコブラ会から去ったものの、ジョニーによるコブラ会再興を聞きつけ、ジョニーの元に現れます。
テリー・シルバー（トーマス・イアン・グリフィス）
シーズン4から登場する、映画『ベスト・キッド3 最後の挑戦』に登場した、クリーズの戦友にして親友。『ベスト・キッド3』では黒幕ともいえる立ち回りでダニエルらを苦しめました。隠居生活を送っていたものの、コブラ会を掌握したクリーズの呼びかけでコブラ会へと参加します。
ミゲル・ディアス（ショロ・マリデュエナ）
『ベスト・キッド』でのダニエルのような、いじめられっ子の青年。不良グループのリンチから自分を救ってくれたジョニーを師と慕い、空手を教わります。シーズン2ラストでは、半身不随の重症を負いますが、ジョニーとのリハビリが実を結び復活。ダニエルの娘、サム（サマンサ）とは付かず離れずの仲。サムとの恋の行方にも注目です。
ロビー・キーン（タナー・ブキャナン）
ジョニーの一人息子。父親としての役目を果たしてこなかったジョニーを嫌っており、父親のライバルであるダニエル率いるミヤギ道に入会する。かつてのダニエルとジョニーのように、ミゲルとは何かと衝突を繰り返すライバルです。
サマンサ・ラルーソ（メアリー・モーサ）
作中では“サム”の愛称で呼ばれることの多い、ダニエルとアマンダの娘です。恋多き乙女で、煮えきらない態度は周囲を振り回すこともしばしば。
ホーク（ジェイコブ・バートランド）
不良グループにいじめられていた内気な少年。コブラ会に入会後は、モヒカンヘアーの荒くれ者に変貌を遂げます。クリーズに心酔するワルですが、どこか憎めない雰囲気をもつホーク。トレードマークのモヒカンは、シーズンを追うごとに派手になっているような……？
Netflixシリーズ『コブラ会』軽妙かつ重厚。アクションとドラマのバランスが素晴らしい
『ベスト・キッド』で描かれた師弟愛は『コブラ会』にも引き継がれています。歳を重ねた面々の変化、かつての悪役の復活、そして子ども世代の交流と成長。Netflixシリーズ『コブラ会』は、名作の持つ世界をさらに広げた作品です。
「落ちぶれた主人公が弟子とともに成長する」筋書きですが、単調なストーリーで終わらないのがNetflixシリーズ『コブラ会』の素晴らしいポイント。どん底から這い上がる難しさ、畳み掛ける苦難、現実の厳しさをしっかりと描写しながらも、決して諦めないジョニーたち登場人物の精神には勇気をもらえるでしょう。人生の苦難を描いた作品ですが、クスッと笑えるシーンやハードなアクション、スカッとする展開もあり、見終わった後は不思議と軽やかな気持ちにさせてくれる作品です。
Netflixシリーズ『コブラ会』紆余曲折からの大団円！これぞ最高の幕引き
サクセスストーリーの悪役の、落ちぶれた34年後という衝撃の幕開けを見せたNetflixシリーズ『コブラ会』。ダニエルとジョニー、ミヤギ道とコブラ会、2人を中心とした紆余曲折の群像劇は、予測不可能な道を辿ってきました。シーズン6パート3では、ジョニーの世界大会出場を主軸に、物語は完結へ向かいます。作中内の疑問を解消しつつキャラクターたちのポジティブな未来をしっかりと感じさせるラスト。41年前の作品の、7年に渡る続編の結末は思わず笑顔になってしまうはずです。
まとめ
名作（映画『ベスト・キッド』）の続編を全65話で見事に描ききったNetflixシリーズ『コブラ会』。物語が終わり「この人たちはこの後どうなるんだろう？」という、誰もが抱く疑問に真っ向から答えた作品です。『ワルの中のワル』から『ワルは卒業』まで、ぜひNetflixでご覧ください。
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